日本生命の確定拠出年金(iDeCo)の話を職員に聞いた。個人年金との違いは

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日本生命の確定拠出年金(iDeCo)の話を職員に聞いた。個人年金との違いは

   

確定拠出年金って何? 日本生命の職員に聞いてみた

2017年確定拠出年金の加入対象者が拡大されるとテレビで報道されていました。

どうやら個人が入る年金の一種らしいというのは解りましたが、私にとって聞き慣れない単語でテレビで報道するほど何が変わったのかよく解りませんでした。

そこで私の叔母が日本生命の職員をしていて、ファイナンシャルプランナーでもあるので我が家に来た時に確定拠出年金(iDeCo)について聞いてみました。

日本生命には年金保険と確定拠出年金がある

叔母(日本生命職員)によると、ニッセイでもイデコ(iDeCo)を売っているとの事。

日本生命|確定拠出年金(iDeCo)

年金保険とどう違うのかを聞いてみると、個人年金はもらえる額が決まっていているけども確定拠出年金は年金額が運用次第で増えたり減ったりする投資色の強い年金であるとの事。

では投資と確定拠出年金はどう違うのかと聞いてみると、特に似ている投資信託の積立と比較して税制優遇がダントツで、投資商品や個人年金よりも優れているのだそうです。

確定拠出年金は掛け金が全額所得控除されるのでそのような優遇措置のない投資と仮にリスクが同じ商品でも、控除された税金分だけ得なのだとか。

一方、口座の開設や管理に手数料がかかるのも特徴的です。

日本生命では口座開設や年金の受取にも手数料が必要で、口座管理には積立型で毎月480円、非積立型で毎月377円の手数料がかかります。手数料分はきちんと計算していないと収める税金額によっては税金メリット分が少なくなってしまう場合もあるので注意が必要とのことです。

また投資信託に比べ安全性を重視しているためか、投資先の種類が少ない点もデメリットの一つといえます。運用会社しだいな部分があり、商品の特徴を見極めるのはもちろんその商品の運用実績もチェックしておくのがおすすめです。

ニッセイの年金保険はリスクと利益額のバランスをみて選ぼう

かなりの税制優遇措置のある確定拠出年金(個人型)は、税金対策に悩む全ての人にとって注目の的でした。

2016年までは個人事業主や企業年金がないサラリーマンなどと規制があり、諦めていた人もたくさんいたのですが、2017年企業年金がある会社員や公務員、主婦も加入できるように制度改正されニュースになったようです。

厚生労働省|確定拠出年金の加入範囲拡大

30年近く保険営業をしてきた叔母にとって、投資色のつよい確定拠出年金を勧めるのは戸惑いもあるようです。

日本生命の安心と安定を前提に、顧客の将来設計に合わせて保険料ともしもの場合などに必要な額のバランスをとったプラン設計をしてきたのが、確定拠出年金などは支払時期にどれくらいの額になるのか約束できないからです。

叔母が個人年金を勧める時は、リスクの少ない年金保険で少しだけ所得控除を受けるか、リスクは高いけれどもたくさんの優遇措置のある確定拠出年金にしてみるか顧客に選んでもらうようです。

投資が成功して年金額が増えさらに掛け金が税制優遇でお得になるなら、顧客にとってそれほど素晴らしい結果はないでしょう。しかし叔母個人としては通常の年金保険のほうが、増える額が少ないとしても保険料ももらえる保険金額もはっきりしているので勧めやすいと言っていました。

まとめ:日本生命も反応する年金の多様化

低金利のために利益幅の高い貯蓄型保険は利率を変更したり販売停止になるものも出てきています。

保険各社も個人型確定拠出年金の販売に一斉に乗り出しているようで、個人が多様な年金を準備してリスクを分散させ、節税と組み合わせることで少しでも老後の資金を確保する方法を模索しているようです。

もはや将来の生活を公的年金だけに頼る時代はとっくに終わり、個々人が自分の責任で老後の生活資金を準備していかなければいけない時代です。年金保険やiDeCo、さらに節税の知識を上手に使って時には専門家に相談しながらライフプランを考えていこうと思いました。

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