日本生命の個人年金を解約する前に!必ず知っておきたい注意点

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日本生命の個人年金を解約する前に!必ず知っておきたい注意点

   

日本生命の個人年金は解約しても大丈夫?

少子高齢化の影響から、公的年金だけでは不安を感じ、民間の個人年金保険に加入して老後の備えをしている方は多いと思います。

しかし、個人年金保険は医療保険などに比べると保険料が高額なことから、保険料の支払いが家計の負担になってしまい、解約を考えている方もいるかもしれません。

では、個人年金保険は簡単に解約をして損をすることはないのでしょうか?

今回は、日本生命の年金保険を例にあげ、個人年金を解約する前に必ず知っておきたい注意点を解説します。

日本生命の個人年金は解約すると損をする!?

まず、日本生命に限らず個人年金保険は、次の理由から途中解約すると損をするというのが大前提です。

途中解約すると解約返戻金が少ない

私はJA共済の個人年金に加入していますが、私の加入している商品は、最低10年以上契約を継続しないと、解約返戻金が払込保険料を下回る仕組みになっています。

日本生命の個人年金保険も、契約日や商品によって、解約返戻金が払込保険料を下回る期間が決まっています。

それ以前に解約してしまうと、解約しても損をするということをまず頭に入れる必要があります。

新たな年金保険に加入すると保険料が高い

では、解約返戻金が払込保険料を下回らない期間まで契約を継続してから個人年金を解約すれば問題はないのでしょうか?

個人年金保険を解約すると、老後の備えがひとつ無くなってしまうため、代わりに新たな保険に加入する必要があります。

しかし、保険は年齢が高くなればなるほど保険料がアップする仕組みになっているため、今の契約で損をしない年数まで契約を継続すると、その分だけ年齢が高くなってしまい、新たな契約に入る際に高い保険料を支払わなければならなくなるのです。

昔の年金保険は利率が良いので解約すると損

日本生命の年金保険の予定利率は、2017年4月の新契約から0.85%になっており、1.35%だった前年度よりも0.50%も下がっています。

日本は低金利の状態が続いているため、これは仕方のないことですが、日本生命で昭和の年代に発売されていた年金保険には、この予定利率が5%台になっているなど、今ではありえない高利率の商品が多数ありました。

このような高利率の年金保険には今では加入することはできませんので、日本生命の古い年金保険に加入されている方は、解約せずに他の保険を見直すことを優先させましょう。

ちなみに保険契約の予定利率は、日本生命のコールセンターに電話をすれば確認できます。

日本生命の個人年金保険の大きなデメリット

公的年金とは違って、日本生命の個人年金はインフレに対応していないため、その部分に不安を感じて解約を検討している方もいると思います。

簡単に説明すると、個人年金の年金受取額は、契約時にすでに決められており、その後どれだけ物価が上昇しても変わることはありません。

そのため、月10万円の年金が支払われる年金契約に加入している場合、現在の感覚では十分な生活の足しになると思っていても、30年後などの実際に年金が支給される段階では、物価の上昇によって月10万円では到底生活できないぐらいお金の価値が変わっているかもしれないのです。

このような低金利かつ物価の上昇に対応していないという個人年金のデメリットを解決するために、現在数多くの保険会社が外貨建ての変額年金を販売しています。

ところがこの外貨建ての変額年金保険は、保険料を一時払で納めなければならない商品が多く、実際に日本生命から販売されている外貨建て変額年金保険商品も「明日への贈り物」をはじめ、全て一時払のみの取り扱いです。

高額の資金が一度に必要となるため、外貨建て変額年金のみで老後の備えをするのは難しいですが、最低保険料が100万円からと気軽に加入できる商品も多いため、円建ての個人年金を継続させたうえで少額の外貨建て年金に加入し、ダブルで老後に備えるのもひとつの方法です。

日本生命の個人年金を解約する前に確認したいこと

日本生命の個人年金保険の保険料を支払うのが難しく、解約を検討している場合は、解約をする前にまず年金額の減額したり、不要な特約を解約するなどの方法で、保険料を安くできないかを検討します。

それでも保険料を支払うのが困難である場合には、契約者貸付や振替貸付などの貸付制度を利用して保険料の支払いに充てたり、払済保険に変更することができるかを確認しましょう。

契約者貸付制度については「日本生命の個人年金保険に貸付制度があるの?急にお金が必要になったら」の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。

個人年金保険は途中解約をすると損になり、新たに加入しようとしても保険料が高くなること、そして現在の運用環境では円建ては貯蓄性も期待できないことから、できるだけ解約をしない方向で保障内容の見直しをする方が懸命です。

日本生命の個人年金よりお得な保険は?

ここまで、日本生命の個人年金を解約する前の注意点を見てきました。

個人年金保険は途中解約すると損をしますが、現在の商品は利率が悪く、インフレに対応していない不安もあるため、外貨建て商品とあわせて老後に備えるなどの工夫をする必要があります。

どの保険がお得かについては、現在加入している保険の内容なども踏まえて総合的に判断する必要がありますので、保険の検討をする際は、必ず専門のプランナーに相談するようにしましょう。

参考:日本生命の個人年金の解約を検討されている方におすすめの記事

日本生命の個人年金の解約を検討されている方は、以下のような記事も参考にしてみてください。

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