ジブラルタ生命の三大疾病の保険は死亡保険付きや特約など様々あるが、支払い条件は厳しい
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ジブラルタ生命の三大疾病の保険の取り扱いはあるの?
近頃では芸能人がガンで亡くなったというニュースを聞く機会も少なくないのではないのでしょうか。
その影響からか三大疾病の保険を取り扱いをしていると保険会社各社がコマーシャルで資料請求の案内をしているかと思います。
それではテレビコマーシャルをほとんどしていないジブラルタ生命では、三大疾病の保険商品を取り扱っているのかどうなのか気になる人も多いかと思いますので、今回はジブラルタ生命の三大疾病の保険について書いていきたいと思います。
結論から申し上げますとジブラルタ生命では三大疾病に対応した保険商品は存在していますが、果たしてその商品性はどれほどのものでしょうか。
ジブラルタ生命の三大疾病の保険は入院保険が付いていない
そもそも三大疾病とは「がん・急性心筋梗塞・脳卒中」の3つの疾病を指し、他の病気よりも医療費が高額になってしまったり、入院日数が長引く傾向があります。
しかしジブラルタ生命の三大疾病の保険はたいていの人が思っているようなものとは少し異なり、入院の保障などがない保険商品なので、三大疾病の保険だからと言ってすぐ加入せずにしっかり検討する必要がある商品になっています。
ジブラルタ生命の三大疾病の保険内容について
ジブラルタ生命が取り扱いをしている三大疾病の保険は「低解約返戻金特則付特定疾病保障終身保険」です。
この保険は名前の通り終身保険で、三大疾病はもちろん死亡や高度障害にも備えたような保険になります。
例えば30歳男性が死亡保険500万円で、保険料払い込み期間60歳までの場合、毎月の保険料は14,035円です。
ジブラルタ生命の三大疾病の保険のメリット
ジブラルタ生命の「低解約返戻金特則付特定疾病保障終身保険」は三大疾病にならなくも必ず来る「亡くなった時」にお金を受け取ることができる保険です。
また終身保険なので、掛け捨てではなく途中で解約をしても解約返戻金が戻ってきます。
しかしたいていの終身保険型の特定疾病の保険には、この2つのメリットは他社でもついている機能なので、ジブラルタ生命だけのメリットというわけではありません。
ジブラルタ生命の三大疾病の保険のデメリット
ジブラルタ生命の「低解約返戻金特則付特定疾病保障終身保険」は入院や先進医療には対応していないため、この保険商品とは別で医療保険に加入しないといけないです。
また先ほどの例の場合、500万円の保障金額で毎月の保険料が14,035円ということから、60歳までの払い込み保険料は500万円以上になるため、損得で考えると払い込み満了までに三大疾病もしくは亡くならないと損をしてしまいます。
さらにジブラルタ生命の営業職員は加入してほしいので、保険料を安く見せるため契約時に設定をする保険金額(三大疾病又は死亡時に支払われる)を少なくするため、それだけでは保障金額だけでは足らない可能性もあります。
しかも、三大疾病の支払い対象になる条件が厳しいことから、当てはまる機会がもしかしたら少ないかもしれません。(例えば脳卒中としての支払事由は、脳卒中により初めて医師の診察を受けた日からその日を含めて60日以上言語障害等の他覚的な神経学的後遺症が継続したと意志によって診断されたとき)
ジブラルタ生命の三大疾病の保険を特約で付ける場合
ジブラルタ生命では「低解約返戻金特則付特定疾病保障終身保険」の保険商品以外に現在加入中の医療保険に特約として「特定疾病収入特約」を付加することも可能です。
この特約は三大疾病になったときに2年間にわたり、契約時に設定をした年金月額を受け取れるという保険です。
例えば30歳男性が年金月額10万円で保険期間65歳、保険料払い込み期間65歳の場合、毎月の保険料は1,450円です。
この保険は掛け捨てになりますが、保険料を抑えたいという人には向いているかもしれません。
しかし三大疾病の条件は「低解約返戻金特則付特定疾病保障終身保険」と同様なので、当てはまるのは少し難しいかもしれません。
ジブラルタ生命の三大疾病としての機能を持つ特約がいくつかある
保険商品によっては医療保険だけではなく、死亡保険にも付けられる特約もあります。
また特約も掛け捨てのものから終身保険タイプの特約もあるため、加入する前にどれが自分に合っているのか考える必要があります。
結局ジブラルタ生命の三大疾病の保険は良い保険?
ジブラルタ生命の三大疾病の保険商品は「低解約返戻金特則付特定疾病保障終身保険」がありますが、払い込み累計額が保険金額よりもたいていの場合上回り、契約年齢によっては解約返戻金が100%にならないことからあまり良い保険ではありません。
本当に三大疾病が不安なのであれば、終身保険型の保険ではなく他社の掛け捨て型の保険の方が向いているかもしれません。
ジブラルタ生命の営業職員からの「掛け捨てじゃないから」、「いつか亡くなるから損はしない」というような説明を鵜呑みにせず、本当にその保険が必要なのかしっかり自分で見極めてから加入するのが良いと思います。