三井住友海上と三井ダイレクト損保補償内容の違いは?自動車保険の保険料や関係性について

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

三井住友海上と三井ダイレクト損保補償内容の違いは?自動車保険の保険料や関係性について

   

三井住友海上と三井ダイレクトの違いとは!?

三井住友海上と三井ダイレクトは、代理店型と通販型という販売経路に違いがあります。

これら2つの会社は、どちらもMS&ADグループの一員であり、この他にもあいおいニッセイ同和損保や三井住友海上あいおい生命などがあり、保険全般を取り扱いしています。

三井ダイレクトはインターネットで手続きをすることができる自動車保険などを取り扱っており、ネット割引が適応されるので、割安な保険料で契約することができます。

今回は三井住友海上と三井ダイレクトの違いを焦点を当てて、保険料の違いや補償内容の違いについてご紹介します。

三井ダイレクトの保険料は安い?

三井ダイレクトの保険料は三井住友海上に比べると通販型であるため非常に安いです。

具体的には、インターネットで契約をすると、最大で「10.500円」の割引が受けられますので、保険料を重視する人にはおすすめです。

※こちら、最大10.000円割引と証券不発行(500円)の場合です。

また、ネット割引以外にも、

●新車割引 ●車両保険セット割引 ●ECO割引 ●ASV割引

などの割引がありますので、さらに保険料がお得になります。

しかし、「代理店型」の三井住友海上とは同じ商品を提供していますが、補償内容や一部取り扱いのない商品もあります。

では、どういったところが違うのかを紹介していきます。

 三井ダイレクト損保の回数継続割引

三井ダイレクト損保では、自動車保険やバイク保険の継続した回数に応じて保険料が割引されます。

初めて保険を契約する場合、「1.0%」2回目は「1.5%」と3回目には、長期継続割引で「2.0%」保険料がお得になる割引があります。

三井ダイレクト損保と三井住友海上「保険料比較例」

三井ダイレクト損保 契約条件

●ノンフリート級・・・10等級 ●事故有係数適用期間・・・0年 ●使用目的・・・日常・レジャー用 ●運転者年齢条件・・・26歳以上補償

●運転者限定・・・本人または配偶者限定 ●記名被保険者年齢・・・34歳以下 ●運転免許証の色・・・ゴールド

●年間走行距離(過去1年間)・・・3.000km以下 の場合

基本補償内容

●対人賠償保険・・・無制限 ●対物賠償保険・・・2.000万円 ●搭乗者傷害保険・・・1.000万円(一時金払)●自損事故傷害特約・・・死亡・1.500万円

後遺障害・・・2.000万円 ●無保険車傷害特約・・・2億円

※車両保険追加の場合(基本補償に以下が追加)

●車両保険・・・140万円(一般:免責5-10万円)

※人身傷害保険特約追加の場合(基本補償に以下が追加)

●人身傷害保険・・・5.000万円(一般)

年間保険料払込金額

●年間・・・17.550円 ●車両保険追加の場合・・・年間 34.990円 ●人身傷害保険特約追加の場合・・・年間 21.650円

保険開始期日を翌日とした場合の補償内容と保険料で計算しています。

なお、eサービス(証券不発行)の場合は、さらに500円の割引となります。

同じ条件で三井住友海上の自動車保険を契約した場合の年間保険料は、

●年間・・・29.220円 ●車両保険追加の場合・・・年間 62.470円 ●人身傷害保険特約追加の場合・・・年間 33.830円

になり、三井ダイレクト損保に比べると、三井住友海上の年間保険料は高いです。

三井住友海上「日常生活賠償特約(保険金額・無制限)」

自動車保険にぜひつけておきたい特約の1つに、日常生活賠償特約というものがあります。

日常生活賠償特約とは、自動車の事故とは関係のない特約なのですが、これをつけていると、日常生活において、第三者にけがを負わせたまたは死亡させた、財産に損害を与えたという場合に、法律上の賠償金を支払うことができる特約です。

この特約は、限度額がない「無制限」で補償されますので、高額な賠償金が発生してしまったとしても対応することができます。

日常生活賠償特約は、三井ダイレクト損保ではつけることができず、代理店型の自動車保険にしかつけることができません。

なお、代理店型では、火災保険や傷害保険にもつけることができますが、保険金額は1億円までとなっていますので、自動車保険につける方がお得です。

日常生活賠償特約の支払い例

なぜ、日常生活賠償特約を無制限でつけておいた方がいいのかということを、実際にあった例を挙げて説明していきます。

【事故例】

子供が公園でボール遊びをしていた際、そのボールが道路まで転がって行ってしまった。

たまたま道路をバイクで走行していた人が、そのボールを避けようとしたが、バランスを崩して転倒してしまった。

バイクを運転していた人は、転倒したことで後遺症が残るほどの重傷を負った。

バイクを運転していた人は、ボールが転がってきたことが事故の原因だとして、ボール遊びをしていた子供の親に、損害賠償請求をした。

裁判では、ボールが転がってきたことが事故の原因と認め、バイクを運転していた人に対する治療費、逸失利益(事故が起こっていなっかたら得ていたであろう将来の収入)、バイクの修理費など、総額で1億円を超える賠償が確定した。

このように、個人でも場合によっては、1億円を超える賠償責任が発生してしまうことがありますので、無制限で補償してもらうためにも、自動車保険に日常生活賠償特約をつけておくことが大事です。

 

三井住友海上と三井ダイレクト損保補償内容の違いは!?のまとめ

三井住友海上と三井ダイレクト損保とでは、補償内容の違いはそれほどありません。

しかし、インターネット割引などで安い保険料で契約することができますので、とにかく安い保険料で補償を受けたい人には、三井ダイレクト損保がおすすめです。

ですが、通販型なので事故を起こした際、担当者がどこまで対応してくれるか、そして保険内容を自分で把握し、管理しなければならない自己完結型の商品であるといえます。

代理店で直接対応してる担当者なら、お客様の保険内容など把握しているので、何かあった際対応し、その後の事故対応や今後どうすればいいか直接相談できます。

同じ商品を取り扱っているので、ほぼ補償内容に変わりはありませんが、通販型で安い保険料を選ぶなら、三井ダイレクト損保をおすすめします。

一方、保険料より補償内容や事故対応を重視させたいなら、三井住友海上をおすすめします。

 - 三井住友海上 , , , , , , ,