第一生命が定める「所定のがん」とそのがんへの備え方

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

第一生命が定める「所定のがん」とそのがんへの備え方

   

第一生命が定める「所定のがん」とは

第一生命では下記の3つのがん以外が所定のがんと定められています。(2018年7月時点)

①上皮内がん(非浸潤がん・大腸の粘膜がん等を含む)

②皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん

③責任開始の日から数えて90日以内にかかった乳がん

と、第一生命の商品ページにもパンフレット類にも簡単には書かれています。

しかし「所定のがん」と診断された時に金銭的な事まで考えられるほど強い人はそんなにはいないかと思います。

いつ「所定のがん」と診断されても安心して治療に専念できるような保険の見直し方として、第一生命ではどんな保障があるのか、おすすめできるポイントがないのかお話ししていきたいと思います。

ちなみに私は国内生保の中では第一生命のがんに対する備えが一番わかりやすくて安心できる商品だと思っています。

第一生命が考える3大疾病のリスクと女性特有のがん・上皮内がん

3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)は年齢とともに発生率が高まりますが、現役世代にもリスクがあります。

たとえば「がん」の場合、一生のうちに2人に1人がかかるといわれ、その総患者数のうち3人に1人が責任の重い現役世代(20歳~64歳)です。

さらに女性特有の「がん・上皮内がん」には注意が必要です。

子宮がんでは20代から、乳房がんでは30代から「がん・上皮内がん」の患者数が増加します。

第一生命が教える「所定のがん」の10年生存率

①5年経過後は生存率がほぼ一定になるがん

「大腸がん」「胃がん」は、5年経過すると生存率がほぼ一定になります。

そのため、5年経過後に生存していれば完治したとみなされることがあります。

②10年間にわたり生存率が低下し、フォローが必要ながん

「乳がん」「肝臓がん」は、10年間にわたり生存率が低下することが確認されました。

5年経過後もフォローを続ける事が必要です。

③今後、重点的な研究により生存率のさらなる改善が望まれるがん

「肺がん」「胆のう・胆道がん」「すい蔵がん」は新しい治療法が登場しているものがあり、今後のさらなる研究が望まれています。

新しい治療を受けるには費用がかかることもあります。

第一生命が定める「所定のがん」への備え方

まずは一時金で備えるのが基本

どのタイプの「がん」でも初期には治療費がかかります。

なかでも「肺がん」「胆のう・胆道がん」「すい臓がん」のようなタイプは、新しい治療を受けると費用がかかることがあります。

まとまった一時金なら、様々な「がん」に備えられます。

※第一生命のがんへの備えの一時金は「アシストセブン」(特定状態保障定期保険特約)というものがあります。

一時金と5年有期年金で備える

「大腸がん」「胃がん」のように、5年経過後に生存していれば完治したとみなされることがあるタイプには、一時金に加えて5年有期年金を組み合わせる方法があります。

※第一生命の有期年金とはインカムサポート(特定状態収入保障特約)になります。

10年有期年金で備える

「乳がん」は10年間にわたり生存率が低下しフォローが必要ですので、「乳がん」が心配な女性は10年有期年金で備える方法があります。

「肝臓がん」「乳がん」より生存率が低いこともあり、さらに一時金も組み合わせる事をおすすめします。

ちなみに、第一生命の「アシストセブン」「アシストセブンプラス」は死亡保障としても備えられますが、他社ではがんの一時金と死亡保障は別物としている商品が多いようです。

それを考えると、がんと診断されたときは一時金として受け取れるし、がん以外の要因で死亡したときは死亡保障として受け取れる第一生命の一時金の方が解りやすいし加入しやすい気がします。

もし第一生命で「所定のがん」へ備えるならどうするべきか

まず上記でも説明したとおり、「所定のがん」になった場合、働けなくなる事を考えて一時金での備え(アシストセブン)が必須だと思われます。

有期年金(インカムサポート)も重要ですが、一つ重大なマイナス点(デメリット)があります。

それは有期年金(インカムサポート)は生存していないと受け取れない事。

5年有期、10年有期とさまざまな種類はありますが、どれも1年目で死亡してしまった場合1回しか受け取れないので、今はアシストセブンの一時金で受取りたい人が増えているみたいです。

あとはやはり「保険料免除特約」ではないでしょうか。もちろん「所定のがん」になったときは保険料が免除になり、以後の保険料は不要になります。

以上、上記の3つの特約を組み合わせ、どれだけ備えるかが重要になるのではないのでしょうか。

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