JA共済の医療共済、評判は?他社医療保険との共通点と違いを解説!

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

JA共済の医療共済、評判は?他社医療保険との共通点と違いを解説!

   

JA共済の医療共済の評判は?実は地元志向の強い方に向いている

JA共済は農協が運営する共済で、車向けの自動車共済に掛け金が割安なので加入している方も多いですが、自動車だけで無く死亡や入院、手術に備える生命共済も扱っています。

JA共済の医療共済ってよく見かけるけど、実際の評判はどうなの? と気になっている方も多いでしょう。

結論から言えば、JA共済の医療共済は、基本保障をきちんと押さえており、他の生命保険会社の商品に引けを取らない内容になっています。

そのため、保険会社の医療保険ではなく、JA共済の医療共済でという方も多いです。

ここではJA共済の取り扱っている医療共済について、内容や特徴、評判についてご紹介します。

JA共済の医療共済は生命保険会社の医療保険と同等!

JA共済の医療共済は保証期間を終身、80歳満期、10年更新の3タイプから選ぶ事が出来ます。

保険料払込期間も99歳、80歳、75歳、70歳、65歳、60歳、55歳、50歳、10年払いから選択でき、自分に最適な払込方を選ぶ事ができ、これも一般的な医療保険と比べても遜色ありません。

さらに農協担当者もよく顔を合わせるので、信頼感があることから近所の人から評判を聞いたのでJA共済にしたという方も多いです。

医療共済は日帰り入院や短期入院にも対応!

最近の入院はますます短期化の傾向が強くなっていて、入院日額が高くても2〜3日の入院だと赤字になってしまうケースもあります。

JA共済の医療共済では入院見舞金特約を付帯する事で入院日額の10倍、つまり10日分を9日以内の入院でもまとめて共済金として受け取る事が可能で、生命保険会社の医療保険だと初期入院特約などの名称で設定されているものと機能的には同じです。

基本補償の部分でも日帰り入院に対応しているので、より現代の入院事情に対応するために医療保険と同等の進歩を医療共済でも図っていることも評判の一因と思います。

医療共済は入院日数の通算限度が基本的に無い!

他の生命保険会社の医療保険でよく見かける入院の通算限度日数ですが、JA共済の医療共済では通算限度がありません。

思わぬ入院が重なってしまっても通算限度を気にしなくても良いのは、安心して治療に専念できる内容であり一般的な医療保険と比べると優位な部分です。

これは実際に入院の経験がある人から見ると、とても魅力的に映る内容で医療共済の評判の良さに最も寄与している部分ではないでしょうか?

※ただし、統合失調症や躁鬱病、アルコール中毒による精神障害での入院の場合には入院通算700日の限度が設定されます。

三大疾病の際には共済金が2倍と手厚くなる医療共済の三大疾病重点保障特則

ガン、急性心筋梗塞、脳卒中の三大疾病で入院、手術、放射線の際には下りる共済金が2倍になる、三大疾病重点保障特則が加入時に付加できます。

三大疾病関係の特約や特則は他社の医療保険でも設定されているので、ここも医療共済が見劣りしない部分です。

特約ではなく特則なので、加入後の中途付帯はできませんので三大疾病に備えたい方は加入時に付帯するか否かを検討する必要があります。

この特則は三大疾病の定義に注意が必要なので、後ほど詳しくご説明します。

JA共済の医療共済は死亡保障の付帯も可能!

医療共済は特約として、定期特約、逓減定期特約、生活保障特約、家族収入保障特約などの死亡保障が付帯でき、日本生命や住友生命といった老舗の保険会社の生命保険と同じような構造を持っています。

特に生活保障特約や家族収入保障特約は最近評判の収入保障保険と同じ機能を持ちますので、加入時にはチェックしておきたい特約です。

子供が成人もしくは大学卒業まで収入のメインとなる方に万一の事があった場合には手厚くしたと言う様なニーズは特に主婦の方やシングルマザーの方、つまり女性からの視点で話題になるので口コミなどでの評判に上がることも多いようです。

ここまで医療共済の特徴と他社の医療保険と比べてどうなのか、評判の良い理由をご紹介してきましたが、その反面として注意しておきたい点もあります。

JA共済の医療共済は入院重視の内容なので、一時金として貰いづらい

JA共済の医療共済は入院重視の内容になっていますが、他の保険会社の医療保険では入院保障は短期前提で、一時金としてもらえる様に商品設計されているものが増えています。

特に三大疾病の治療においてはその傾向が強くなっている事から現状は他社の医療保険と同等でも、今後商品内容で遅れをとる可能性があります。

そして先程の述べた様に、JA共済の医療共済は三大疾病の定義に注意が必要です。

JA共済の医療共済は三大疾病の範囲が狭い、特に急性心筋梗塞は要注意

急性心筋梗塞は三大疾病として有名ですが、実際に心臓の疾患の内何割が急性心筋梗塞として診断されるのかご存知ですか?

実は2.5%と極めて低く、大半の方が急性心筋梗塞の手前、狭心症の段階で発見、診断確定された後に、心筋梗塞になり陳旧性心筋梗塞と診断されると、この三大疾病重点保障特則の対象外になってしまいます。

他社の最近の医療保険ではガン、心疾患、脳血管疾患を三大疾病や特定疾病などの名称で範囲を広くしている商品が増えていますが、10年前に加入した医療保険だと上記の定義で設定されている事が多いです。

医療共済の死亡保障関係の特約が他の保険と重複する可能性がある

JA共済の医療共済は死亡保障を付帯できるため、日本生命や第一生命の医療保険、生命保険と同じ様にオーダーメイドで組み上げる性質の強い商品です。

その過程であれもこれもと付けていくと、特に死亡保障が必要以上の金額設定になる可能性があります。

それはすなわち共済掛金にも影響してきますので、勧められたとしても他で加入している保険内容とも確認した上で検討しましょう。

JA共済と一般の生命保険の決定的な違い

共済と保険の決定的な違い、それは担当者に資格が必要か否かで、保険は保険募集人として登録し、必要な試験も合格して初めて販売する事が可能です。

その一方で共済はあくまでも保険っぽいものという位置付けの為、募集人と取り締まる保険業法の適用は受けますが、JA職員は保険募集人資格が無くても販売できます。

つまりJA共済の医療共済は他社の医療保険を参考にして、設計した医療保険っぽいものと言い換える事ができます。

提案してきた職員の共済商品の知識量はばらつきがあると思った方が良いですし、よく顔を見る担当者だからといってそれが提案力に直結しない傾向が強いです。

JA共済の契約者で悪い評判を言う人は、大抵顔見知りで信用して加入したのにいざ使おうと思ったら、想定していた金額よりも共済金が少なかったという流れが多いです。

引っ越した先のJAでは医療共済請求の対応してくれない可能性も

よくJA○○といった看板を見かける方も、いらっしゃると思います。

ちょっと移動するとまた異なるJA△△という看板になっている、なんて事もよくある事です。

実はJAはそれぞれが全く別の組織なので、それぞれ管轄エリアが異なります。

引っ越した先にJAがあっても、契約したJAと異なる場合はそこの職員は契約したJA共済の内容は全くわからないと思ってください。

ですので、転勤族の方は生命保険会社の医療保険、その土地でずっと暮らす方はJA共済の医療共済と考えるもの1つです。

JA共済は地元密着なので、そこで定住する可能性の高い地元志向の方に向いている

JAはあくまでもその土地の農家の互助組合というのが前提ですので、地元志向の強く定住する予定の方には身近な存在で、そういった属性の方からは評判の良い組織と言えます。

これまでJA共済の取り扱う医療共済の特徴、他社の医療保険との差異や注意点、JAそのものの注意点についてご紹介してきましたが、他の保険と組み合わせる事で、十分に機能する基本を押さえた内容となっています。

あくまでも保険は道具ですので、最適な入り方を意識しながら賢く医療保険、医療共済に加入しましょう。

 - JA共済 , , ,