コープ共済の解約手続きは簡単!解約時に覚えておきたい注意点とは?
手ごろな掛け金で保障が得られるコープ共済。
TVのCMなどでも見かけることの多い、有名な共済の1つですよね。
コープ共済を解約する理由としては
- 保障額が足りないから
- 他の保険でカバーできているから
などが考えられます。
では実際に解約する時にはどんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
元保険外交員が解約時の流れや注意点をご紹介します。
目次
コープ共済の解約はすぐにはできない
保険も共済も、解約を行うには必ず手続きが必要です。
コープ共済の場合は、問い合わせの窓口に連絡し、解約の手続きを依頼します。
その後、必要書類が送られてくるので、内容を確認し、返信用封筒で解約手続きの書類を送付します。
ここで気を付けるポイントが1つ!
解約が成立する日は、コープ共済に解約届が届いた月の末日になります。
そのため、月をまたいでしまった場合などは、1ヵ月待たなくてはいけないこともあるので注意しましょう。
コープ共済を解約しても解約返戻金がないこともある
保険や共済を解約すると、「解約返戻金」がある商品については、お金が戻ってきます。
ただし、解約返戻金は一般的な「定期保険」や「掛け捨て型保険」にはないので、解約した時点で支払った保険料は返ってきません。
保険証券や共済の加入証にきちんと記載されているので、解約をする時には確認が必要です。
コープ共済で唯一解約返戻金のある商品は「あいぷらす」というものがあります。
- 28歳以降の加入
- 加入から1年以上経過
の条件に該当すれば、解約返戻金がもらえます。
金額の詳細については、解約手続きの際に問い合わせが可能ですので確認してみましょう。
コープ共済の掛金が未納の場合は強制解約に!
当たり前のことですが、掛金が未納になってしまった場合は強制的に解約となります。
通常の生命保険では2か月未納が続くと失効という状態になりますが、コープ共済の場合は4ヵ月になります。
一度失効した後、契約を復活させることはできるのですが、その時点での健康状態などによっては復活や再加入ができないこともあるのです。
また口座振替日が手続き完了前にある場合は、一旦引き落としがされてしまいます。
ただ手続き完了後には返金されますので安心してくださいね。
組合員脱退=コープ共済も解約
コープ共済は生協の組合員になることで加入できる共済です。
そのため、何かの理由で生協の組合員を脱退してしまうと、共済の加入資格も喪失してしまいます。
生協の宅配を利用されている人も多いと思いますが、宅配をやめただけでは脱退とはなりません。
生協加入時に出資金を出していますが、この出資金を返還することになる=生協の脱退となります。
引越し等で管轄の生協が変わる等の場合は、コープ共済のコールセンターで対応が可能です。
地域によっては共済のみ加入できるところもあるので、確認することが大切ですね。
コープ共済を解約したいなら共済の見直しも検討して
コープ共済だけに限らす、ライフサイクルの変化によって加入している保険や共済の見直しは必要です。
ただし、見直し時の契約者の体調や年齢によっては、掛金や保険料が大きく増加したり、加入ができないといったケースも考えられます。
解約の手続きを行う時には、
- 今後の保障は万全か
- 保険料や掛金の負担が増えてもまかなえるのか
- 再加入や契約が可能な状態か
といった点に注意が必要です。
生協の店舗には共済担当の相談員がいます。
解約時には本当に不要な保障なのかどうかを相談してみるのも良いかもしれませんね。