オススメできないフコク生命のがん保険「自由診療保険メディコム」

ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

オススメできないフコク生命のがん保険「自由診療保険メディコム」

      2018/07/28

フコク生命のがん保険

フコク生命のがん保険は特殊な販売形態を取っており、がん保険はフコク生命の商品ではなく、セコム損保が販売している商品の媒介を行っています。

フコク生命が損害保険募集代理店となり、セコム損保との委託契約にもとづいて、保険契約締結の媒介を行っているため、契約の締結保険会社はセコム損保となります。

その上、がん保険単体での契約はできず、フコク生命で販売している医療保険・終身医療保険に、「がん特約」という形で契約するセット販売となっています。

セコム損保のがん保険「自由診療保険メディコム」の商品性を確認し、「がん保険」としてこの商品を持ち続ける上での弊害を説明したいと思います。

セコム損保のがん保険「自由診療保険メディコム」

このがん保険は、フコク生命でセット販売されなくとも、単体でセコム損保で加入することができます。

しかし、直接セコム損保で契約する場合と、フコク生命で医療保険の特約として加入する場合とでは、保障内容が若干変わってきます。(後述します。)

このがん保険は、一般的な「入院日額○○円」「手術で○○円」といった「定額型」のがん保険ではなく、治療費として実際に掛かった分の費用を補償してくれる「実額補償型」のがん保険となります。

もらえる給付金は、実際に治療を行ってからでないと分かりませんが、自由診療や先進医療の治療費もすべて補償してくれるため、経済的な理由で治療を受けることができないといったリスクを無くしてくれるため、非常に有効性が高いがん保険と言えます。

実額補償タイプのがん保険の特徴

公的保険診療だけでなく全額自己負担となる最先端の治療まで手厚く補償してくるものであり、入院保険金・外来(通院)保険金として、入院費用や手術費用、通院費用など実際に掛かった金額をカバーしてくれます。

大きなポイントとしては、やはり治療費が高額になる自由診療費・先進医療費まで補償してくれる点でしょう。

入院時に掛かった治療費に関しては、無制限で補償してくれますが、通院時に掛かる治療費に関しては、1,000万円までとなっています。

このタイプの保険は、「5年ごと」に更新を迎えることになりますので、5年ごとに保険料が上がっていってしまうことには注意が必要ですが、通院時にかかる補償額1,000万円については、更新のたびに1,000万円に復元します。

また、保険期間は最長で90歳までとなっているため、90歳を迎えた段階で保険は終了となります。

フコク生命で加入する場合とセコム損保で加入する場合の違い

セコム損保で直接このがん保険に加入する際には、がん(悪性新生物・上皮内新生物)と診断された際に給付される「がん診断保険金」の保障を付けなければなりません。

しかし、フコク生命で加入する場合には、この「がん診断保険金」が外されているため、その分保険料が安くなっているという特徴があります。

がん保険では大変助かる「がん診断保険金」ですが、後述する保険料の試算を見ていただけると分かりますが、この保障を持っていると、非常に保険料が高額になっていってしまいます。

おそらく、こんなに支払えるわけないと思ってしまう保険料にもなってしまうので、この保障を外すことができないセコム損保での申し込みはあまりオススメできません。

他社の実額補償タイプのがん保険

セコム損保の「自由診療保険メディコム」と同種の商品として、SBI損保のがん保険(自由診療タイプ)が存在しています。

保障内容はほとんど同じなのですが、決定的な違いとして2点あります。

1点目は、圧倒的にSBI損保のほうが保険料が安い点です。

2点目は、「自由診療保険メディコム」が使える医療機関は、セコム損保が「協定」を結んでいる医療機関でしか補償してくれないという点です。

SBI損保の方は、どこの医療機関でも補償してくれるのですが、セコム損保の場合は、医療機関が限定されており、近くに協定病院がない場合には、遠方まで通う必要も出てきてしまい、非常に負担が大きいと言えます。

セコム損保とフコク生命とSBI損保の保険料

3社の保険料の比較を行っていますが、圧倒的にSBI損保の保険料が安いことが分かります。

5年更新型の保険なので、5年ごとに以下のように保険料が上がっていきます。

各社がん保険保険料比較表
セコム損保
(がん診断給付金あり)
フコク生命
(がん診断給付金なし)
SBI損保
(がん診断給付金あり)
SBI損保
(がん診断給付金なし)
男性女性男性女性男性女性男性女性
30歳1,430円1,920円890円1,240円970円1,450円550円620円
35歳1,590円2,390円1,000円1,580円1,160円1,910円620円970円
40歳1,930円3,350円1,250円2,000円1,600円2,730円900円1,520円
45歳2,610円4,550円1,680円2,770円2,290円3,660円1,360円2,010円
50歳4,460円5,460円2,720円3,360円3,330円4,680円1,950円2,530円
55歳6,060円5,920円3,880円3,700円4,930円5,590円2,810円2,800円
60歳8,310円6,080円5,520円3,820円7,200円5,980円3,500円2,890円
65歳11,660円6,980円7,960円4,470円9,660円6,690円4,190円2,930円
70歳15,550円8,190円10,790円5,350円12,570円7,690円4,879円2,970円

がん診断給付金の保障を付けてしまうと、50代以降の保険料負担が大きくなってしまい、続けることが非常に難しくなってくるでしょう。

がん診断給付金は医療保険でカバー

更新型の保険でがん診断給付金をつけてしまうと保険料がとんでもないことになってしまうため、実額補償タイプのがん保険に加入する際は、かならず医療保険でのセットでの加入を考えておきたいところです。

実額補償タイプは、「治療費」のみを補償してくれるため、差額ベッド代、検査費用、食事代、交通費といった、治療に伴う諸費用は補償してくれません。

別途医療保険に加入しておき、入院給付金や手術給付金でもろもろの費用をカバーすると考えれば、あえて実額補償タイプのがん保険に診断給付金を付ける必要はないと思います。

SBI損保VSフコク生命

診断給付金を外した、SBI損保のがん保険(自由診療タイプ)と、フコク生命の自由診療保険メディコム、両者を比べてみると、保険料や保険が使える医療機関に制限がないことから、SBI損保のがん保険に軍配が上がるでしょう。

毎月の保険料も大きな差がありますし、何よりもがん保険が使える医療機関が限られてしまっているというのは、保険を使う立場からすると非常に大きなマイナスポイントです。

あえてフコク生命で自由診療保険メディコムに加入する必要がないと思います。

オススメできないフコク生命のがん保険「自由診療保険メディコム」のまとめ

診断給付金を外すことができるフコク生命のがん保険「自由診療保険メディコム」ですが、SBI損保のがん保険は、完全に上位互換の商品性と言えます。

また、フコク生命でがん保険に加入しようとすると、強制的に医療保険へのセット加入が義務付けられてしまっていることも、魅力が薄れてしまいます。

何か固有のメリットがあればまだ検討しても良いのですが、今の段階では、残念ながら検討にすら値しません。

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