ジブラルタ生命の学資保険は?為替リスクを視野に入れる

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

ジブラルタ生命の学資保険は?為替リスクを視野に入れる

   

ジブラルタ生命の学資保険とは

外資系保険会社でプルデンシャル・ファイナンシャルグループの傘下であるジブラルタ生命は公立学校の教職員の加入率が40%以上も誇りますが、学資保険はどういったものが販売されているのか気になりますよね。

ジブラルタ生命で販売されている学資保険はドリーム・ゲートという学資保険のみが販売されています。

この学資保険は米国ドル建学資保険ですが、個人的に為替リスクがあるため、学資保険のように使う予定がある保険には不向きだと思っています。

今回は、ジブラルタ生命の学資保険の内容とリスクについてお話します。

ドリームゲートの概要

ドリームゲートでは、保険料の払い込みは円ですが、基準金額はドルで決定します。

ですので、保険料の払込金額は毎回変わります。

そして、ドリームボーナスといわれる生存給付金は、ドルでも円でも受け取れ、据え置くことも可能です。

ただ、やはりドル建ということで為替リスクを考えると学資保険としてよりもお子様の終身保険として考えた方が良いでしょう。

個人的な意見ですが受け取れる金額が一定ではないものを学資保険のように必要な時期が決まっているものに使うのは向かないと思っています。

ドリーム・ゲートの内容

お子様の終身保険に使える
契約者はお子様になるので、保険料の払い込みが終われば、お子様の終身保険として生涯の死亡保障が得られます。

お子様が成人したときなどにプレゼントとして名義変更を行えば、死亡保障や貸付金制度も利用できるなど有意義に使用できるでしょう。

 

ドリームボーナス(生存給付金)が4回受け取れる
生存給付金として17歳・18歳・19歳・20歳の4回に死亡・高度障害保険金額の15%などを受け取れます。

しかも、受取日は入学前など好きな日を指定できます。

受取るときも為替相場の動向から判断して、米国ドルか円かを受け取れます。

ジブラルタ生命所定の範囲内で据え置いて、好きな時に受け取ることもできます。

これは兄弟会社であるプルデンシャル生命の学資保険のような使われ方をする「ドル建終身保険」にはない魅力的なものですね。(その分、解約返戻金は下がりますが。)

 

保険料は「円」で払込み
保険料額はドルで契約しますので、保険料を振り込む場合の為替レートによって払い込む金額は増減します。(円高の場合は、支払う円が少なく、円安の場合は支払う円が高くなります。)

この保険にかかる為替リスクは契約者および受取人が負担します。

 

保険料払込後も継続して死亡・高度障害保障が継続し、解約返戻金は年々増える
途中でドリーム・ボーナスを受け取っても死亡・高度障害保障が継続するので一生涯の保険に最適です。

また解約返戻金は据え置けば据え置くほど資産運用によって収益が上がっていきます。

解約返戻金(キャッシュバリュー)はドリーム・ボーナスを受け取っても残るので年々積み上げて、お子さんが独立資金またはお孫さんの学資金に充てるなどできます。

例えば、死亡・高度障害保険金が70,000米国ドルと設定し毎月の払込保険料は146.23米国ドルになりますが、ドリームボーナスとして17歳で10,500米国ドル、18歳で3,500米国ドル、19歳で3,500米国ドル、20歳で3,500米国ドルを受け取った場合でも、28歳解約時に解約返戻金は15,764米国ドルを受け取れます。

28歳までに受け取れる米国ドルは36,764米国ドル、総払込保険料は20歳までなので、トータル35,095.2米国ドルなので単純に為替リスクを考えない場合は、1,668.8米国ドルほど増えていると考えることができます。

 

契約者貸付金制度も利用できる
もちろん契約者貸付金制度も利用できるので、もしもの時の出費にも備えることができます。

貸付金を円で返済する場合は所定の為替レートによって返済額が増減します。

ドリーム・ゲートの個人的見解

ドリーム・ゲートは高校や大学進学時期のための学資保険というよりもお子さん自身に掛ける保険という意味合いが強いです。

ただのドル建て終身保険とは違い、途中で解約返戻金が受け取れるドリーム・ゲートは学資保険としての特色がありますよね。

しかも、その受け取れるお金も為替相場によっては円でもドルでも受け取れるのが魅力です。

ドル建て保険で100%学資金として使用するには為替リスクなどを考慮してもそれだけでは損をする可能性もあるので、他で学資金を準備できる方におすすめです。

 

ただキャッシュバリュー(解約返戻金)を途中で受け取ってもお子さんが20歳になり保険料払込完了後でもお子さんに一生涯の死亡・高度障害保障が継続できるのが嬉しいですね。

ご自身が為替リスクを学ぶと同時にお子さんに引き続く場合はお子さんにも為替リスク等を理解してもらう必要があります。

ジブラルタ生命の学資保険に関するまとめ

今回はジブラルタ生命の学資保険について調べてみました。

兄弟会社であるプルデンシャル生命と同じようなドル建終身保険にドリームボーナスといった学資金として使える解約返戻金が受け取れるのが魅力ですね。

ただ、きちんと為替リスクを理解してから入らないと、いざというときに必要な金額がないかもしれません。

こういった少し難解な保険でも魅力的な保険は眠っているので、もし興味がある方は専門家に相談されることをおすすめします。

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