大同生命の医療保険はどうなのか?迷った時の対処法
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大同生命の医療保険はどうなのか?
大同生命は、朝ドラのヒロインとしても有名になった広岡浅子がつくった会社で、創業以来中小企業の経営と経営者を守る保険を提供し続けていて現代でも企業保険のシェア7割を誇ります。
私は会社に出入りのある営業の方から大同生命の保険を勧められて検討した事があるのですが、個人向けの保険料をおさえた定期プランは他社とくらべて比較的に割高に感じました。
コストを抑えた保険プランを探している人にとっての利点と思えるのは、経営が安定していて保険金支払窓口が充実しているため保険金不払い問題などの心配やトラブルの可能性が低いなどがあげられます。
医療保険選びは各社さまざまな保険商品がありしかも細かい違いや条件などが解りにくいものです。そのようなたくさんの商品に迷った時に基準にできる考え方を、大同生命の医療保険を通してご紹介します。
まずは自分のほしい医療保険像のチェック
保険選びで迷うパターンはおおまかに3つあります。
- 保険の仕組みを知らないため、商品を見ても意味が解らずそもそも比較ができない場合
- 保険加入の目的が不明確で自分のライフスタイルにどれが適しているのか判断できない場合
- 1と2の両方の場合
1に当てはまる人は自分で勉強したりネットなどで情報収集するか、保険を解りやすく説明できる人(詳しい知人かファイナンシャルプランナーなどのプロ)に聞くと、ある程度欲しい保険商品がしぼられてきます。
しかし2と3にあてはまるような自分にどのような保険が必要なのか不明確な人は、どれほど情報を集めても具体的なイメージができず、結局決めかねて迷ったままということもあります。
まずはライフプランをおおまかにでも考えてみましょう。そのとき人生にはどのようなリスクがあるのかという事が気になってくると思いますが、そんな時には各企業の保険商品がどのようなリスクに備えるためのものなのかに注目するのがおすすめです。
大同生命の医療保険の場合は主に4つの目的に分類できます。
大同生命の医療保険の分類
特に気をつけたい病気がある場合の医療保険:重大疾病保険Jタイプ
血縁関係者が癌になったなどの理由で特定の病気にリスクがあり、その時に必要なまとまった治療費を準備したい人には、ほとんどの保険会社で三大疾病に対応した医療保険が用意されています。
大同生命の場合は、重大疾病保険Jタイプにその病気になりやすい年齢の期間定期で加入するのがおすすめです。
一定期間の貯蓄にもなる医療保険:定期保険Lタイプ
健康で若い人の中には貯蓄をしていれば、保険は必要ないという人もいます。各保険会社はそのような大多数の裕福な健康な人達のために金融商品としての色あいの強い保険を用意しています。
特徴は急な怪我や病気を対象としていて一定の時期に解約返戻金や一時金として、加入者にお金を支払うシステムが付加されている点です。
あくまでも医療保険なので支払った保険料よりもらえるお金は少なくなりますが、利点としては掛け金が保険料として強制的に引き落とされるため解約しない限り確実に目標額をためることができる点です。
大同生命では定期保険Lタイプという商品があります。定期保険の解約返戻金が契約期間の中期に最高額になりその後満了期までに0円になっていく仕組みを利用し、最高額の時に健康ならば解約して現金にできるうえ、もし病気のリスクが上がっている時にはより安価な医療保険に組み替えることも可能な柔軟な商品設計になっています。
老後の病気死亡リスクに備えるための医療保険:資産形成機能のある定期保険Lタイプや終身保険
いちばん一般的な保険の目的といえる老後の病気や死亡時に必要なお金に備えたい人に対しては、各社加入する契約者の年齢や状況によって勧める商品がちがってきます。
大同生命の場合、将来リスクが未知数で保険料も安く設定しやすい若い契約者向けなら資産形成機能のある定期保険Lタイプや終身保険などがあります。
高齢になってから契約する場合は保険料が高くなりがちで資産形成よりも医療保険の機能の方が重要になってきやすいため、解約返戻金を無くすことで充実した保険内容と保険料を抑えることを目的とした無配当総合医療保険などがあります。
働き盛りの病気死亡リスクに備えるための医療保険:無配当逓増定期保険
一家の大黒柱となっている人や会社の経営者など、病気や死亡した時にお金がたくさん必要な場合の医療保険はシンプルなものから複雑な物まで様々です。
たくさんの種類があるのは働き盛りの人のリスクが人によって様々だからといえます。子供の学費や住宅ローンがある人、会社や店舗の借入金などがある人、従業員をたくさん抱えている人などです。
実際幾ら必要なのかをシミュレーションしてみる事が最適な保険を考える上で重要になります。
大同生命では無配当逓増定期保険という商品があります。同じ保険料のまま好きな時期に死亡高度障害保険金額をそれまでの5倍まで増やせ、不慮の事故による所定の身体障がい状態になったときは保険料の払込が不要です。
まとめ:大同生命の医療保険は掛け捨てより積立がおすすめ
大同生命の医療保険商品は目的が明確でシンプルなものがたくさんあります。
ただ、企業の安心感と保険料の割高感を考えると完全な掛け捨ての解約返戻金のない定期保険よりも、積立機能のあるものの方がおすすめです。