住友生命のがん保険は抗がん剤治療でももらえる?
住友生命の抗がん剤保険
住友生命のがん保険は、がん保険単体としての取り扱いがありませんので、万が一がんになった時にはどうすればいい?と思われるかもしれません。
しかし安心してください、住友生命には「がん薬物治療特約」というものがあって、これは、入院の基本日額を申し込めばつけられる特約です。
この「がん薬物治療特約」の内容を早速、見てみましょう。
住友生命の抗がん剤保険「がん薬物治療特約」の特徴
- がんにより公的医療保険の対象となる「抗がん剤・疼痛緩和薬の投与・処方」を受けたとき、がん薬物治療給付金が給付されます。
- 将来誕生する「新薬」もカバーしてくれます。
がん治療の方法はどんなものがあるの?
住友生命に抗がん剤に対する保険があるのはわかったけれど、実際にがん治療となった時にどんな治療法があるのでしょうか。
それぞれに対応した保険があれば安心ですよね。
がん治療の種類は大きく分けて3つで、手術・放射線・抗がん剤です。
これが、一般的に治療されている種類です。このうち、一番治療に関して長期的に使っていくのが、今回ご案内している抗がん剤治療です。がん治療で一番長期化する心配がある部分で、長ければ10年位治療を続ける場合もあります。
がん治療の費用は?
ご案内した3つの治療は、すべて公的医療保険の対象になります。
国の医療保険制度には「高額療養費制度」というものがあり、これらの治療を受けたとしてもひと月あたり一定金額以上は払わなくていいようになっています。
高額療養費制度の上限は収入にもよりますが、一般的には80,100円以上はほとんど払わなくて済みますから、医療費として使えるお金が100,000円あればほぼ大丈夫です。
これが、がんを治療するための手術ならそんなに頻繁にすることはありませんよね。
ただ、抗がん剤治療に関しては基本的に長期スパンで治療方針を決めていく性格がありますので治療が長期化するという注意が必要といえます。
毎月100,000円がずっと続くとしたら・・・心配ですよね。
この負担が連続すると4か月目からは44,400円で済みますから、その点は安心と言えますが44,400円が10年間続くとしたら500万円以上かかることになります。
住友生命の抗がん剤保険はいくら出るのか
では、住友生命の抗がん剤保険「がん薬物治療特約」からは、いくら給付がもらえるのでしょうか?
給付金額を100,000円に設定していた場合、一か月治療を受けると100,000円もらえます。
ただ、同じ月に複数月分の処方を受けると、一か月分しかもらえませんので注意が必要です。
がんの抗がん剤治療に関しては通算120か月限度でもらえますから、この設定金額の場合は最高12,000,000円もらえることになります。
保障額を半額つけていたとしても6,000,000円もらえたら安心してがんの治療に取り組めますね。
住友生命の抗がん剤保険まとめ
この保険のすごいところは、抗がん剤治療の中にホルモン治療でも給付が出るところです。
通常は「腫瘍用薬」である抗がん剤と「疼痛緩和薬」である痛み止めのみであることが多いです。
しかし住友生命の抗がん剤保険は、これ以外にホルモン治療でも給付がもらえるところなんです。
がん細胞の活動を抑えるためのホルモン抑制剤ですから、前立腺や乳がん、子宮がん、甲状腺などのホルモンが密接に関わるがんに対して行われることが多いです。
ですがほとんどの抗がん剤保険は、こうしたホルモン剤に対しては給付がもらえません。
そして、まだ開発されていない未来の新薬についても給付することが約束されています。
医療の発達は目覚ましく、世界中で日々研究が行われ新薬が誕生しています。
ひとつひとつの薬に対して、これは保険が出ないから使えないなど治療の選択肢が狭くなることは望ましくありません。
保険をかけているのなら、いざという時に治療の選択肢が選べる環境で治療に専念できたほうがいいですよね。
現在の日本では2人に1人ががんになると言われていますから、こうしたがん保険を選ぶ際には今の医療に対応した保険を選ぶようにしましょう。