日本生命の介護保険は定期と終身どちらがよいのか?保険料や特徴について
目次
日本生命の営業の人に教えてもらった介護保険の必要性
急激な少子高齢化で注目があつまる介護保険ですが、私は介護保険と普通の医療保険との違いがわからずいらない保険なのでは?と思っていました。
日本生命の営業職をしている叔母がいて保険の相談をした時、介護保険の話にもなったので色々聞いてみた所、日本生命では要介護2~5の認定か所定の要介護状態になった場合と死亡時に一時金が支給されるしくみになっているとの事。
要介護認定2とというのは、「心身の状態は安定していて一応は自分で生活ができる程度だが、立ちあがる時や歩行に手助けが必要で生活の一部に短時間の介助が必要なもの」という状態のことで、症状が追加したり悪化することで要介護ランクがあがっていきます。
叔母いわく「手術や入院日数に対して支払われる医療保険とは別に、介護が必要になる状態に対して支払われる介護保険の方が生活費を支えるのに適している場合もある。」とのこと。
公的介護保険もありますが、規定が複雑で地域によって財政難のために支払基準が厳しくなっている地域もあるそうで、生活のすべてをカバーできるわけではありません。
色々シミュレーションしていくと、介護状態になるような万が一の時には確かに必要な保険のようにも感じました。
ニッセイの介護保険(みらいのカタチ)は定期と終身がある
介護保険は老後体が不自由になってきた場合の生活費や医療費を確保する保険です。
また若い時でも仕事ができなくなるような介護状態におちいった場合に備える保険でもあるのですが、生命保険と同じく定期保険と終身保険を選ぶことができます。
一般的に保険料を安く抑えるために選ばれる定期保険は、健康なまま契約期間が終了するとお金がかえってきません。一方終身保険は保険金の支払が必ずある保険なのですが保険料は高くなります。
日本生命の定期保険型介護保険には更新がある
自分が要介護状態になるかどうかは誰にも解りません。70代でもスポーツを楽しむ人もいれば、50代で病気や事故で介護が必要になるケースもあるからです。
そこで特に収入の確保が重要になる一定の期間を定めてその期間だけ保障を持とうとするのが定期保険の制度です。
俗に掛け捨てと言われるとおり、基本的には保険期間に健康なままだと保険料が返ってくる事はありません。
その分保険料は安く済みますが、あと1年で契約が切れるという時にライフプランが変わったり介護が必要になる可能性が高まった時には、その時の健康状態に関わらず保険料を上げる形で更新出来るようになっています。
あらかじめ更新時期を計算にいれてプラン設計をすれば応用のきく良い制度ですが、なんとなく安い保険料だけをみて加入した場合は、契約の切れる直前に掛け捨てである点や、更新の際の保険料が高くなる事をみて損をしたような気持になります。
日本生命の終身保険型介護保険は高い
掛け捨ては損だから嫌だと感じる人は終身保険型の介護保険もありますが、これは死亡時に支払われる生命保険にとても似ています。
普通の生命保険では、高度障害状態になった時と死亡時に保険金が支払われますが、終身型の介護保険はこれに加えて要介護状態の認定により支払われます。
定期保険の保険料の10倍もする高い保険ですが、同額の終身生命保険と比較すると数百円高いだけで解約返戻金もあります。
高額な保険ですが、特に働き盛りから老齢期までしっかり介護に備える保険が必要な時は終身の生命保険よりもコスパが高いといえるでしょう。
日本生命介護保険まとめ:ライフプランが重要になる保険
介護保険は他の保険と比べても割高な保険です。ただ30代~50代の働き盛りで介護状態になれば家計に壊滅的な影響があることを考えれば、無理のない範囲で準備しておくのは重要です。
その時定期型と終身型どちらにするか決めるには。契約者のライフプランが大切になります。各年齢時の家族構成や生活に必要な費用、貯金目標を決めるなど保険の見直しの際には改めて生活とお金の事を考えてみるのがおすすめです。