外資系のアフラックは外貨建て保険の取り扱いがあるのか?
目次
外貨建て商品が強い外資系。アフラックにもある?
外貨建ての保険というのは、米ドルなどで積み立てをする保険のことです。昨今マイナス金利の影響で、円建ての保険が軒並み値上げ&運用利率の低下になっています。
その中でドルで貯蓄する外貨建て保険が注目を浴びています。やはり外資系が強いですが、アフラックも元々アメリカの企業。
医療やがんは契約者数NO.1をうたっているアフラックにも、外貨建てがあってもおかしくないのでは?と思い調べてみました。
結果・・・アフラックの外貨建て保険
アフラックに外貨建ての保険があるのか?調べてみましたが、結果は「ない」でした。
アフラックにはなぜ外貨建てがないのか?
アフラックに外貨建てがないのは、商品内容が日本人向けになっているからかもしれませんね。運用や投資という商品よりも、医療保険やがん保険などの経済的リスクに備えるような保険の方を、アフラックは充実させたいのでしょう。
アフラックで積み立てをするなら?
アフラックの貯蓄性の商品としては、終身保険のWAYS、夢見る子供の学資保険、三大疾病終身があります。ただ、いずれも四月の標準利率引き下げに伴い、値上げされているので、利率はあまり良くありません。
値上げ前はWAYSの利率など、結構良かったんですけどね。
外貨建て保険を扱っている会社は?
アフラックは取り扱いがなかったので、他に外貨建ての保険を扱っている会社を調べてみました。全てではないですが、保険ショップなどで取り扱いがありそうな会社になります。
・メットライフ生命
ドルスマートという米ドル建て終身保険があります。運用利率が変動し、良い時は3.5%や4%になり、悪くても最低3%保障が魅力的な保険です。
運用として外貨建てを選ぶ際には候補に挙がる保険会社でしょう。
・ソニー生命
ソニー生命のドル建ては、終身保険と養老保険があります。利率変動ではなく、現在は3%固定ですね。
ソニー生命のドル建ての保険は、前納のタイミングが自由にできるのが大きなメリットです。
円高のタイミングが来た時に、まとめて払えば保険料負担をトータルで抑えることができます。まとまったお金がある人や、定期的に為替をみている人には向いていますね。
・マニュライフ生命
マニュライフ生命は終身保険ではなく、個人年金がドル建てになっています。米ドルか豪ドルか選択ができます。
マニュライフ生命の個人年金は、支払う円が固定されて、買うドルの量が変わります。上記2社はドルが固定されているので、支払いの際は円の金額が毎回変動するんですね。
そういう点では支払い管理がしやすいというのと、支払い固定のため、ドルコスト平均法が使えます。また、個人年金税制適格特約が付加できるため、年末調整などで税金を取り返せます。
運用利率は最低保証1.5%ですが、税金取返し分を考えると、実際の運用利率はかなり高くなるでしょう。
補足:ドルコスト平均法とは
ドルコスト平均法というのは、毎月一定金額を支払い、買い続けることで、平均取得価格を下げるというものです。
長期投資向けの手法で、価格が上がっても下がっても買い続けます。一定金額で買える「量」が変化するのですが、「量」は積み立てられていくので、最終的に安定した利益を上げることができます。
価格が上がっていたら「少量」、下がっていたら「多量」の積み立てになります。
なので、価格がずーっと下がり続けてて、数十年後にちょっと上がると、運用効果は絶大になります。まあ、長期間下げっぱなしというのはありえないですけどね。
ドルコスト平均法は、時間分散できる有力な投資方法です。
アフラックと外貨まとめ
残念ながらアフラックには外貨建ての保険はありませんでした。しかし、マイナス金利の影響は大きく、ドル建てに参入してくる保険会社も増えてくると思われます。
リスクを理解しておけば、危険ではないし、むしろ運用効果としては円よりかなり良いので、そういう知識をつけて今後のために生かしていきましょう。