アリコのドル建て商品を契約していた場合のその後は?問い合わせ先も
アリコのドル建て商品を契約していた場合のその後は・・・?
今現在、日本で営業している生命保険会社は40社以上ありますが、銀行と同じように吸収合併や社名変更が多く中々わかりにくいですよね。
社名変更した大きな生命保険会社として有名なのがメットライフ生命です。以前は「アリコ」という社名で営業していたのをご記憶の方も多いと思います。
アリコの商品で有名だったのが「ドル建て商品」です。今回は人気だったドル建て商品の解説と、その契約者がその後どうなっているのかをお伝えしたいと思います。
ドル建て商品とは?
アリコはアメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニーの頭文字をとってブランド名としていました。元々1954年にアリコが日本支社を開設し、日本在住外国人向営業として開始したのが始まりです。
そして1973年に日本人向営業も開始しました。そういった外資系の会社だからこそドル建て商品に強いというのは昔からだったようです。
基本的にドル建て商品は保険料を日本円で支払い、ドルに変換し、ドルで運用、その後解約返戻金や死亡保険金を日本円に変換して受け取るという流れになります。
ドルで運用するメリットとしては日本よりもアメリカの方が金利が良いので高い利率で運用できる点になります。
しかしドル建て商品ならではのリスクもありますので、次の章ではそのリスクについてお伝えしていきます。
ドル建て商品のリスクとは?
まず一つ目のリスクとしては為替リスクがあります。
これは保険料を支払った時と、解約返戻金や死亡保険を受け取った時の為替相場によって増えたり減ったりするのです。
例えば1ドル100円の時に1000円をドルに変えると10ドルになりますが、その後1ドル110円の時に10ドルを円に変えると1100円になりますよね。
これは円安になっているのでメリットになりますが逆に円高になった場合はデメリットになるという事なのです。
次に二つ目のリスクとして為替手数料があります。
個人が毎月保険料の支払いのために円をドルに両替するのは大変なので、円を支払い保険会社にドルに両替してもらうことができます。
その際、発生するのが為替手数料ですが、この手数料は保険会社によって設定が違うので高い保険会社もあれば安い保険会社もあります。
アリコは他社と比べると少し高めの手数料に設定されているようです。
アリコからメットライフ生命へ
2014年にアリコが社名から外れてメットライフ生命と社名変更し心機一転、営業しています。
アリコの頃の契約者たちは特に契約内容を変えられることもなく、そのまま引継がれているので何の問題もないようです。
これだけ業界の勢力図が変わってくると今後も変化なく行けるのかはわかりませんが、今のところ契約者にデメリットのある変更は予定されていないようです。
もし契約内容の確認や解約したい場合などはフリーダイヤルに連絡すると親切に対応してくれます。連絡先は
一般の代理店で加入された方・・・0120-881-796 月~金9:00~20:00 土9:00~18:00 日・祝日・年末年始休み
金融機関窓口で加入された方・・・0120-056-076 月~金9:00~18:00 土・日・祝日・年末年始休み
となっております。