オリックス生命の特定疾病保障保険With[ウィズ]の保険料の安さは業界トップクラス
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オリックス生命の特定疾病保障保険With[ウィズ]
医療費が高額になりやすく、治療期間が長くなってしまうことが多い三大疾病と呼ばれる「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」に対する保障として、特定疾病保障保険は誕生しました。
その特徴は、三大疾病もしくは死亡時、どちらかのケースで「一時金」として保険金がおりる内容となっています。
しかし、各社それぞれ特定疾病保障保険を取り扱っているのですが、正直、どこの会社の特定疾病保障保険に入っても、その保障内容に大差がないと言ってもいいほど、笑えるくらい同じような商品性になっています。
今回は、数ある特定疾病保障保険の中で、オリックス生命の特定疾病保障保険With[ウィズ]について言及したいと思います。
個人的には、三大疾病時に働くことができなくなったときの最低限の備えという点で、そんなに大きくない額であれば加入しておいてもいいのでは、とは思っています。
特定疾病保障保険With[ウィズ]の特徴①:特定疾病保険金
序章でも触れましたが、医療費が高額になりやすい三大疾病「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」により、約款所定の事由に該当した場合に、一時金として保険金が支払われます。
約款所定の事由とは、①がんと診断されること、もしくは、②「急性心筋梗塞で60日以上労働制限がかかる」or「急性心筋梗塞で公的医療保険の手術を受ける」or「脳卒中で60日以上言語障害や神経後遺症が残る」or「脳卒中で公的医療保険の手術を受ける」のいずれかに該当することを意味します。
また、年金支払特約を付加すると、保険金を一括ではなく年金で受け取ることも選択できます。
年金の支払期間は、5年・10年・15年があり、毎年の金額が等しい「定額型」か、最初は少ないが年々金額が増えていく「逓増型(複利3%)」を選ぶことができ、どちらを選択しても、一括で受け取る金額よりも、受け取る合計額は、年金型のほうが多くなります。
特定疾病保険金は死亡保険金とはトレードオフの関係で、どちらかを受け取ったら他方は消滅します。
特定疾病保障保険With[ウィズ」の特徴②:死亡保険金
被保険者が死亡した際には、特定疾病保険金と同額の死亡保険金が支給されます。
また、両目失明やそしゃく機能の喪失などの高度障害状態になったときにも、同額の高度傷害保険金が支給されます。
特定疾病保険金を受け取っている場合には、死亡保険金・高度障害保険金は消滅します。
特定疾病保障保険With[ウィズ」の特徴③:「終身・低解約払戻金型」と「定期・無解約払戻金型」を選べる
どちらか一方の商品タイプしか取り扱っていない他社もある中で、オリックス生命の特定疾病保障保険With[ウィズ」は、どちらかを選ぶことができます。
保険期間が一生涯で、保険期間中の解約返戻金を抑制したタイプと、保険期間は満期がある定期型(最長90歳まで)で、解約返戻金がないタイプ、どちらかを選択できます。
前者は、保険料の払込期間を「短期払」か「終身払」のどちらかを選択することができます。
終身・低解約払戻金型
保障期間を終身とすることができます。
保険料の払込期間を短期払いとすれば、定めた期間まで保険料を支払ってしまえば、以降は保険料を払わずして保障を一生涯持つことができます。
また、払込期間を終身払いとすれば、短期払いと比べ月々の保険料の下げることができ、負担を軽くする効果があります。
短期払いのメリットとしては、保険料の払込期間中は解約返戻金の貯まる率を抑えており、保険料を払い終えるとその反動で、解約返戻金がいっきに膨らみ、トータルの保険料よりも増えるという仕組みがあります。
詳細は後ほどシミュレーションで見ていただきますが、資産形成の手段としても利用できるのがメリットです。
定期・無解約払戻金型
定期型になっているので、加入時に保険期間を定める必要がありますが、保険期間の定め方は2つあり、「歳満了」タイプと「年満了」タイプがあります。
「歳満了」タイプは、自身の年齢で「何歳まで」といった保険期間の決め方になり、その年齢に到達した時点で保険は満期となり、以降は更新もできず保障は終了します。
「年満了」タイプは、契約時から「何年間」といった期間を定め、その期間が到達すると自動的に更新され、最長90歳まで保障が続きます。
しかし、「年満了」タイプは、更新の都度、保険料が上がってしまうため、年齢がかなり高齢になってくると更新後の保険料がとんでもない金額になることになるのでご注意ください。
「歳満了」タイプも「年満了」タイプも、どちらも「掛け捨て型」の保険になり、解約返戻金は貯まらないので、その分、保険料がぐっと安くなっています。
特定疾病保障保険With[ウィズ]の特徴④:保険料払込免除がある
一般的に、保険料が免除される条件として、「三大疾病」になることが挙げられます。
しかし、この保険は特定疾病そのものを保障するものなので、保険料の払込免除の条件は違ったものが用意されています。
不慮の「事故」を原因として、約款所定の身体障害の状態(片眼の失明や、両耳の聴力の喪失、片方の手首から先を失うなど)になった場合に、適用となるようです。
「疾病」を原因とするのではなく、不慮の「事故」を原因としていることにご注意ください。
オリックス生命の特定疾病保障保険With[ウィズ」を試算してみる
「終身型」と「定期型」それぞれ試算してみます。
契約年齢:35歳男性 保険金額:1,000万円 終身型・保障期間:終身/定期型・保障期間:60歳 保険料払込期間:60歳
上記を共通の条件とします。
終身・低解約払戻金型(短期払い)
月払保険料:30,790円 総保険料額:9,237,000円
60歳での解約返戻金:9,209,600円 解約返戻率:99.7%
70歳での解約返戻金:9,472,200円 解約返戻率:102.5%
保険料は60歳以降は支払わないので、それ以降は解約返戻金は増え続けていきます。
短期払い中は解約返戻金が抑制されているので、この期間中に保険を解約してまうと、戻ってくる金額はかなり小さくなってしまうことになるのでご注意ください。
定期・無解約払戻金型
月払保険料:8,320円 総保険料額:2,496,000円
ちなみに、60歳以降も更新して保障を続けた場合
月払保険料:48,700円 保険期間25年より、総保険料額:14,610,000円
と、かなり高額になります。
満期以降も更新するのであれば、保険金額を「減額」する等で保険料を抑える必要が出てくるかもしれません。
オリックス生命の特定疾病保障保険With[ウィズ]を他社の商品と比較してみよう
比較対象とする会社と商品名は以下のとおりとします。
ソニー生命:リビング・ベネフィット(終身型)
三井住友海上あいおい生命:&ライフ特定疾病保障終身保険
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命:特定疾病保障保険
の3社で比較します。
それぞれ比較する条件が異なりますので、共通の条件になるようにして試算してみます。
特定疾病保障保険With[ウィズ] VS リビング・ベネフィット(終身型)
契約年齢:35歳男性 保険金額:1,000万円 保障期間:終身 保険料払込期間:60歳 を条件とします。
特定疾病保障保険With[ウィズ]:月払保険料30,790円
リビング・ベネフィット(終身型):月払保険料31,280円
特定疾病保障保険With[ウィズ]が毎月490円安く、25年間でその差は147,000円も安く済みます。
特定疾病保障保険With[ウィズ] VS &ライフ特定疾病保障終身保険
契約年齢:35歳男性 保険金額:500万円 保障期間:終身 保険料払込期間:60歳 を条件とします。
特定疾病保障保険With[ウィズ]:月払保険料15,595円
&ライフ特定疾病保障終身保険:月払保険料18,700円
特定疾病保障保険With[ウィズ]が毎月3,105円安く、25年間でその差は931,500円も安く済みます。
特定疾病保障保険With[ウィズ] VS 特定疾病保障保険(ひまわり生命)
契約年齢:35歳男性 保険金額:500万円 保障期間:終身 保険料払込期間:60歳 を条件とします。
特定疾病保障保険With[ウィズ]:月払保険料15,595円
特定疾病保障保険(ひまわり生命):月払保険料19,035円
特定疾病保障保険With[ウィズ]が毎月3,440円安く、25年間でその差は1,032,000円も安く済みます。
オリックス生命の特定疾病保障保険With[ウィズ]の保険料の安さは業界トップクラスのまとめ
今回の試算は、保険期間が「終身型」について行いましたが、「定期型」についても同様に、オリックス生命の特定疾病保障保険With[ウィズ]はとても安い保険料水準となっています。
この保険は、本当に各社で大差がありません。
どこも同じような保障内容になっています。
保障内容が同じであれば、では何で差別化するのか。
同じトイレットペーパーを買う、同じ服を買う、同じガソリンを買う、私は少しでも安く手に入れたいです。