日本生命の掛け捨て保険の問題点は?日本生命職員に保険料・メリット・デメリットを聞いてみた
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日本生命の掛け捨て保険についてニッセイ職員にきいてみた
保険加入の際にまず悩むのが、貯蓄のできる終身保険にするべきか、保険料の安い定期保険(掛け捨て保険)にするべきかですよね。
私が加入保険を選ぶ時には、いつも日本生命に勤めている叔母に色々質問して決めていたので、一応は満足のいく商品を選べているのですが、お得そうな新商品が発売されると乗り換えようかいつも気になります。
ネットを介した契約で保険料を抑える商品が出ていたり、超低金利で保険の解約返戻率が改定される時代に、どのような観点で保険を選ぶべきなのか、掛け捨て商品を中心に質問してみました。
【日本生命の掛け捨て保険】ずばり問題点や欠点を教えて!
定期保険(掛け捨て保険)の一番の問題点は、支払った保険料が確実にはかえってこない点にあります。当然解約返戻金もありません。
もちろん事故や病気の際には規定の保険金が支払われますが、払った以上にかえってくるケースは加入後早い時期に死亡事故や高度障害などが発生するなど限られます。
また、保険料が更新時期に値上がりする特性があるのもよく問題になります。家計の中で保険料の予算を決める時、最初に加入した保険を基準にする人が多く、しかも更新時期を考慮していない人もいます。
そんなケースでは予想外の値上がりを見て、保険自体を解約したいと考える加入者もたくさんいます。
上記は日本生命にかぎらず全ての保険会社の定期保険に共通する問題です。各社、契約前の商品説明で顧客の理解度を深めるなど工夫していますが、積極的に勉強したいと考えている人でもない限り保険の商品説明は解りにくいと感じる人も多いようです。
特に日本生命の定期保険で問題点があるとすれば、他社との比較で保険料が割高な所です。
【日本生命の掛け捨て保険】利点や良い特徴は?
定期保険の利点は、年齢ごとの保険料が安いという事です。保険料は、年齢や病歴等の契約者がかかえる病気・ケガのリスクによって決定されます。終身保険など貯蓄型保険の場合は純粋な保障のための費用に加え、解約返戻金などの準備金が必要になります。
支払う保険料をきちんと比較するための計算式は、[保険料月額×12×契約年数]-[解約返戻金など返ってくるお金+保険料控除など税制優遇]です。税制優遇の額は所得などによりまた複雑になるので、簡易に計算するときは省いても差し支えありません。
なお、計算する際は加入する年齢と保険期間、保険料を支払う期間を同じにしてください。
さらに、定期保険はライフプランに合わせて解約や変更がしやすい保険でもあります。さらに保険商品の中でも仕組みがシンプルで比較的契約内容が解りやすいのも利点といえます。
終身保険や貯蓄保険は支払保険料が高い分、途中解約すると大きく損をするケースがあります。また保険会社によっては、プランの仕組みが複雑でお客様窓口なども少なく、どの時期に解約すれば損分が軽減できるか判断や相談がしにくいという事もあります。
特に日本生命の利点をあげるなら、日本有数の安定企業であることです。店舗やコールセンターも充実しているので個別の事例や質問に対応しやすく、海外出張中のケガや契約内容の細かい確認などに対しても担当職員がサポートできます。
【日本生命の掛け捨て保険】契約の可否を決めるポイントは?
現在は保険会社も多く、新商品や改定もたくさんあるので契約者の選択肢が広がっている一方、個々の商品比較が複雑でわかりにくくなっています。
このような状況で、自分にぴったりの保険を選ぶためには、まず自分が欲しい保険の機能を明確にして優先順位を付けておくのが重要です。
- 自分の家族にとって、いつ・どれくらいの期間・いくらの保障が必要か
- 自分の収入と生活費から考えて、保険料に支払える上限額はいくらか
- 資産運用は保険ですべきか、その他の方法で自分でもできそうなのか
- 保険の更新時期など、契約内容は解りやすいか、変更はスムーズにできそうか
- ガン家系など、特に気になる病気がないか
- 生活習慣から考えて、年配になった時に病気のリスクはどれくらいあるか
定期保険か終身保険かなどのように種類で絞らず、自分がほしい条件の1位から順に対応できる保険商品を絞っていき、最も理想に近い保険商品をみつけてみてください。