メットライフ生命のドル建て養老はおすすめか?
目次
返戻率ならメットライフ生命のドル建て養老保険
貯蓄性のある保険として活用できる養老保険ですが、日本円での運用ではメリットがありません。
なので、運用利率の高いドル建てが最近注目されてきています。中でもメットライフ生命は養老保険も終身保険もかなり評判が良いんです。
メットライフ生命のドル建て養老保険について、メリット・デメリットや、他にどういう養老保険があるのかご紹介したいと思います。
メットライフ生命のドル建て養老保険のメリットとは
メットライフ生命のドル建て養老保険のメリットは主に2つです。
メリットその1:最低保証がある
メットライフ生命のドル建ては利率変動型と言って、積立利率が上下します。運用がうまくいけば利率が上がっていくのですが、逆にうまくいかなったらどうなるか気になりますよね。
ドル建て養老保険では、積立利率3%を最低保証されています。なので、どんなに運用がうまくいかなくても3%を割ることはないんです。
ちなみに2017年8月現在だとおよそ3.5%の利率となっています。
メリットその2:運用効果が高い
ドル建て養老保険だと保障面よりも、貯蓄面を重視する人が多いと思います。
円での運用利率が2017年4月に改定される前で1〜1.5%でしたので、3%で運用できるというだけで円より圧倒的に増やせるイメージはつくのではないでしょうか。
メットライフ生命のドル建て養老保険のデメリットは?
ただ、やはりドル建てなので、デメリットがあります。養老保険ならではのものもあるのできちんと把握しておきましょう。
デメリットも大きく分けて2つです。
デメリットその1:為替リスク
ドル建てを検討する際には、避けて通れないリスクです。ただデメリットになるのは、受取時に円高だった場合のみで、円安なら逆にメリットになります。
為替については手数料が発生することも気をつける必要があります。メットライフ生命の場合、初回入金時はTTM+50銭ですが、2回目以降はTTM+1円になります。受け取り時はTTM-50銭です。マニュライフ生命やジブラルタ生命は受け取り時TTM-1銭とかなので、メットライフ生命の方が高めではあります。
TTMというのは為替のレートのことです。1ドル=120円とかですね。
デメリットその2:満期がある
メットライフ生命に限らず養老保険は満期のある保険です。つまり強制的に受け取りが発生します。
満期で受け取るタイミングが円安か円高かは誰にもわかりませんよね。満期時にリスクをコントロールすることができないことがデメリットになります。
これを回避するには、満期の数年前から円安のタイミングを見計らい、満期が来る前に解約することも視野にいれておいたほうがいいでしょう。
また、受け取りはドルでも円でも可能なので、円高だったらひとまず外貨のまま受け取っておくのもアリですね。
メットライフ生命以外の養老保険はどんなのがある?
メットライフ生命以外で養老保険で貯蓄しようと思うならどんな保険会社があるのでしょうか。一覧でまとめてみました。
プルデンシャル生命 | ドル建て特殊養老保険リタイアメントインカム | 一定の期間で死亡保障が上がっていくタイプの養老保険です。利率変動型ですが、最低保証が明記されていないので注意が必要です。 |
ソニー生命 | ドル建て養老保険 ドル建て特殊養老保険 | 特殊養老保険はプルデンシャルと同じような保険を言います。ソニーは利率変動型ではないので、加入するタイミングが重要になります。 |
アクサ生命 | 変額養老保険ユニットリンク | 変額養老保険というのは運用先が外貨ではなく、投資信託のように株や債券で運用するものです。返戻率はドル建てより高くなる傾向があります。 |
東京海上日動あんしん生命 | 変額養老保険マーケットリンク | アクサ生命と同等の商品です。2017年8月に新発売されました。運用実績がこれからなので、動向に注目です。 |
各社とも外貨や変額に力を入れつつあります。今後はそう言った知識も必要になってくるのでしょうね。
メットライフ生命のドル建て養老保険の保険料は?
メットライフ生命のドル建て養老保険について具体的に保険料はどれくらいになるのでしょうか?計算条件は死亡保険金額5万ドル、60歳満期です。
男性 | 月額保険料 | 保険料総額 | 満期時返戻率 |
---|---|---|---|
20歳 | 77.00 | 36,960.00 | 230.8% |
30歳 | 112.80 | 40,608.00 | 183.2% |
40歳 | 188.25 | 45,180.00 | 145.4% |
女性 | 月額保険料 | 保険料総額 | 満期時返戻率 |
---|---|---|---|
20歳 | 75.05 | 36,024.00 | 235.4% |
30歳 | 110.75 | 39,870.00 | 185.4% |
40歳 | 184.90 | 44,376.00 | 147.5% |
若ければ若いほど返戻率は高いのがわかります。満期時には払込金額の約2倍になって返ってきます。為替のタイミングだけ気をつけないといけませんが、もし差益が出ればもっと増える可能性もありますね。
メットライフ生命のドル建て養老保険を考えるなら他の商品も検討したいところですが・・・。
メットライフ生命のドル建て養老保険を検討する場合、他の商品も比較検討しなければなりませんが実際にお金が貯められる保険というのは払込方法や契約方法まで考えればかなり多くのパターンがあり、すべてを詳細まで理解するのは相当な時間が必要になります。(私が実際にそうでしたが、年齢が上がるほど保険は高くなる傾向に…。)
そして、外貨建ての場合、一時払いにするか月払・年払にするかで保険としての役割も変わったり低解約返戻金型にするかでも、受け取れる金額が100万円近く変わってしまう可能性もあります。(老後の100万円はお孫さんの大学入学金に充てることができるほど違いますよね。)
貯蓄型の保険といっても保険なのであくまでも必要な保障をカバーしながら、契約することが最も重要ですので、外貨建て保険を検討される際には現在加入中の保険でも無駄な保障はないのか、どんな外貨建て保険が自分に適しているのかどうかを保険のプロに相談することをおすすめしています。
メットライフ生命のドル建て養老保険まとめ
貯蓄をするなら円建てではなく、ドル建てや変額など世界を見据えた運用がこれからはオススメです。
特にメットライフ生命はドル建ての歴史が長い会社なので、運用実績などでも評判が高いです。将来のための資産形成として活用してくといいでしょう。