ソニー生命の変額保険は終身型と有期型どちらがいい?
目次
ソニー生命の変額保険には終身型と有期型の2種類がある
ソニー生命の変額保険「バリアブルライフ」には終身型と有期型の2種類があり、さらにそれぞれにオプションA・オプションBがあります。
それぞれ、変額保険の「終身型」「有期型」を保険料や解約返戻金、満期金等、微妙な差がありますし、オプションA・オプションBでも特徴がことなります。
ちょっとわかりにくい保険商品ですが、今回は詳細な保険内容をお伝えしつつ、私がお勧めする入り方等、それぞれの特徴をしっかり把握して、目的に合うかどうか確認できるような記事にしたいと思います。
ソニー生命の変額保険「バリアブルライフ」ってどんな保険?
ソニー生命の変額保険「バリアブルライフ」は積立金を投資信託のような形で運用する保険です。
運用先は8種類あり、株式や債券など好きな配分を選ぶことができます。最近は国内の運用モノが銀行も保険もイマイチなので、こういう投資系の商品で増やすのも良いですね。
もちろんリスクもあります。元本保証などありません。運用利率も変わります。ですが、これはあくまで「投資」であり、「投機」とは違います。
「投資」とは時間をかけて複利の効果を生かしコツコツ積み上げていくもの、「投機」とはハイリスク・ハイリターンで短期的に成果を出すものです。ここを勘違いしないようにしましょう。
老後のためにコツコツ積み立てるなら、投資である変額保険は向いていると言えます。
ソニー生命の変額保険の型の違いは?
変額保険「バリアブルライフ」には終身型と有期型があります。この二つは何が違うのでしょうか。
名称のとおり、終身型は一生涯続くもの、有期型は満期で終わるものとなっています。どちらがいいかは目的によると思います。
例えば、死後遺族にお金を遺したいと思うのであれば、有期型ではなく終身型が向いています。逆に老後の資産として受取りたいなら終身型より有期型のほうが資産を増やせるんですね。
生命保険なので、保険料の内訳として積立部分と保障部分があるわけです。なので、保障部分が長く続く終身型のほうが保障部分が多くなるため、保険料が高いかまたは積立金が少なくなります。
同条件でどれくらいの差があるのか試算してみました。
計算条件:30歳・男性・60歳払込・1000万円
◉終身型
月々21,510円
60歳総払込金額:約774万円
運用利率 | 60歳時解約返戻金 | 返戻率 |
3.5% | 約628万円 | 81.1% |
7% | 約1193万円 | 154.1% |
◉有期型
月々21,770円
60歳総払込金額:約783万円
運用利率 | 60歳時満期金 | 返戻率 |
3.5% | 約1000万円 | 127.7% |
7% | 約1869万円 | 241.4% |
それぞれAタイプでの試算になります。
保険料はさほど変わらないので、終身型よりも有期型の方が積立金が多くなっているのがわかると思います。
7%運用で将来資産が2.5倍になったら嬉しいですよね。
ソニー生命の変額保険のタイプの違いは?
バリアブルライフには終身型などの型の違いと、タイプの違いがあります。タイプはオプションAとオプションBに分けられますが、何か違うのでしょうか。
オプションAの特徴
・積立機能重視
・変動保険金額がプラスの場合、減額できる
・変動保険金額は毎日変動
・オプションBに変更はできない
となっています。
解約返戻金重視の保険ということですね。変動保険金額がプラスの場合、減額できるというのは、運用がプラスになっている場合は年2回までですが、一部引き出すことができるということです。
オプションBの特徴
・保障機能重視
・変動保険金額は月1回変動
・オプションAに変更可能
オプションBは保障機能重視なので、運用実績により保険金額が増えます。オプションAと同条件での結果ならオプションBのほうが保険金額が高くなるんですね。
運用が悪くても基本保険金額というのは固定されていますから、それ以下になることはありません。途中で引き出したりとかはできませんが、オプションAに切り替えるのは可能です。
迷ったらコレ!おすすめプラン
バリアブルライフは終身型・有期型・オプションA・オプションBとややこしい商品ですが、よくわからないからおすすめは?と聞かれたら私ならこれに加入するかなというのをお伝えします。
それは「終身型・オプションA」です。
正直有期型であればアクサ生命のユニットリンクという選択肢もあるので、ソニー生命ならではの特徴でみるなら終身型かなと思います。
運用がうまくいけばお小遣い的なものも手に入るかもしれませんしね。
ソニー生命の変額保険まとめ
ソニー生命の変額保険に関するおすすめは書きましたが、あくまで目的によるところを考えないといけません。
いくら変額保険とは言え、損得だけではないのが保険なので、どうしたいのかをしっかり考えて保険を選びましょう。
もちろん、迷ったらやはり保険相談ができる専門家に聞くのがベストだと思います。