非喫煙者が保険料で優遇される生命保険と喫煙者が検討すべき生命保険

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

非喫煙者が保険料で優遇される生命保険と喫煙者が検討すべき生命保険

   

非喫煙者用の生命保険

全ての生命保険は、予定死亡率・予定利率・予定事業費率の3つの予定率を基にその保険料が算出されますが、このうち、非喫煙者と喫煙者の大きな違いが生まれるのが予定死亡率です。

統計的に、喫煙者よりも非喫煙者のほうが死亡リスクが低いにも関わらず、たばこを吸う方と吸わない方が同一の保険料を支払うことに不公平感が生じてしまいます。

そのため近年では、死亡リスクが低い非喫煙者を優遇する意味で、保険料を割り引く保険会社が増えてきています。

さらに、喫煙の有無だけでなく、血圧や体重の数値次第では、より高い割引率が適用になる生命保険も誕生してきています。

今回は、その割引率と喫煙のチェック方法、取り扱い会社および代表的な商品について触れてみたいと思います。

非喫煙者は最大50%の割引率も

メットライフ生命の定期保険「スーパー割引定期保険」でその割引率を見てみます。

この商品は、被保険者を4つの健康クラス(喫煙の有無、身長・体重、血圧による)に分類し、それぞれ割引率を設定しています。

4つの健康クラスは、非喫煙優良体(ファーストクラス)、非喫煙標準体(セカンドクラス)、喫煙優良体(サードクラス)、喫煙標準体(スタンダードクラス)となります。

4つの健康クラスで保険料を見る

保険料の違いを見てみるため、契約年齢:30歳男性 保険期間:10年 保険金額:1,000万円の条件で試算してみます。

  • 非喫煙優良体・・・月1,140円
  • 非喫煙標準体・・・月1,640円
  • 喫煙優良体・・・月1,800円
  • 喫煙標準体・・・月2,290円

非喫煙優良体の保険料は、喫煙標準体の保険料と比較すると、約半分の保険料まで割引されることが分かります。

収入保障保険での非喫煙者割引

上記の試算は、10年満期の定期保険という保障内容ですので、現実的に加入されるケースは少ないと思われますので、多くの方が加入される「収入保障保険」について、非喫煙者の割引率を見てみます。

非喫煙者割引を取り扱っている保険会社は以下の通りです。

  • 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 ・・・ 家族のお守り
  • チューリッヒ生命 ・・・ 収入保障保険プレミアム
  • T&Dフィナンシャル生命 ・・・ 家計にやさしい収入保障
  • マニュライフ生命 ・・・ こだわり収入保障
  • メットライフ生命 ・・・ マイディアレスト
  • アフラック ・・・ GIFT
  • 東京海上日動あんしん生命 ・・・ 家計保障定期保険NEO
  • メディケア生命 ・・・ メディフィット収入保障
  • ネオファースト生命 ・・・ ネオdeしゅうほ
  • ソニー生命 ・・・ 家族収入保険

非喫煙者割引と標準体の差

上記で挙げた各保険会社の収入保障保険について、「非喫煙者料率(健康体・優良体など最上位のもの)」と喫煙者が対象となる「標準体」の保険料をそれぞれ記載します。

試算条件は、契約年齢:30歳男性 月額給付金額:15万円 保険期間・保険料払込期間:65歳 で行いました。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命:家族のお守り非喫煙者健康体:月4,440円標準体:月6,165円
チューリッヒ生命:収入保障保険プレミアム非喫煙者優良体:4,335円標準体:6,855円
T&Dフィナンシャル生命:家計にやさしい収入保障非喫煙者健康体:4,410円標準体:6,285円
マニュライフ生命:こだわり収入保障優良体:4,400円標準体:6,620円
メットライフ生命:マイディアレスト非喫煙者:4,845円標準体:6,165円
アフラック:GIFT非喫煙者:5,130円喫煙者:7,650円
東京海上日動あんしん生命:家計保障定期保険NEO非喫煙者:5,100円喫煙者:5,580円
メディケア生命:メディフィット収入保障非喫煙者優良体:4,291円標準体:6,297円
ネオファースト生命:ネオdeしゅうほ非喫煙者健康体:4,270円標準体:6,937円
ソニー生命:家族収入保険非喫煙者優良体:4,830円標準体:6,765円

喫煙者はどうするか?

非喫煙者が保険料で優遇されるのは仕方がありませんが、では、喫煙者の方は何を選べばよいのでしょうか?

喫煙者の方であれば、オリックス生命の収入保障保険「keep(キープ)」が有力な選択肢になると思われます。

同一条件で保険料を試算すると、キープの月保険料は「5,475円」となります。

この金額は、非喫煙者割引を取り扱っている保険会社の「標準体」保険料と比較しても分かるように、最も安い金額になります。(次点で、東京海上日動あんしん生命の家計保障定期保険NEO)

喫煙の有無のチェック方法

多くの保険会社は申込時において、喫煙の有無を確認するためのサリバスティックという器具を用いて検査します。

これは、綿棒を口の中に含んで舌の上で2~3分ほど転がし、十分に唾液を綿棒に含ませた後、専用のケースにしまい、保険会社に提出する流れになります。

保険会社に到着した後に検査が行われるので、申込段階で非喫煙者割引が適用になるかどうかは分からないので、万が一ニコチンが検知されてしまうと、適用となりませんのでご注意ください。

非喫煙者が保険料で優遇される生命保険のまとめ

今回は、収入保障保険における非喫煙者と喫煙者の保険料の違いを見てみました。

保険会社によっては、医療保険や終身保険といった商品にも非喫煙者割引を適用しています。

非喫煙者の方であれば、わざわざ高い保険料の商品を選ぶことは非常に損であると感じます。

積極的に非喫煙者割引のある商品を選択していくほうがベターでしょう。

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