マニュライフ生命は安心?格付けからチェック!格付けだけがすべてではないが指針にはなる

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子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

マニュライフ生命は安心?格付けからチェック!格付けだけがすべてではないが指針にはなる

   

マニュライフ生命って聞いたことある?格付けは?

最近CMなどをやっていたこともあり、マニュライフ生命の知名度が上がってきていると思います。たくさんある保険会社から選ぶ際に、商品が良かったとしても会社自体が怪しいと安心できませんよね。

生命保険会社は、財務力や支払い能力があるかどうかの格付けとなる指標が存在します。あくまで指標なので、それだけで判断するのは避けておきたいですが、参考にはなると思います。どんな格付け指標があって、マニュライフ生命はどういう会社なのかお伝えしたいと思います。

マニュライフ生命ってどんな会社?

最近CMやっていたり、個人年金の人気が高くなっていたりして提案されたことがある人もいるのではないでしょうか。マニュライフ生命はもともとカナダで創業したグループであり、その歴史は130年!!実は歴史の長い企業なんですね。

CMではマジンガーZを起用して、マジンガー課長の早期退職とセカンドライフについてのメッセージを流していました。運用に自信があるので、将来の資産形成を勧めているのかなと個人的には思いました。

日本では第百生命が経営破綻した際に、受け皿となった会社なので企業規模や倒産リスクなどは現時点では低い会社なのではないかと思います。

格付けの種類とマニュライフ生命の立ち位置

まず格付けの種類からですが、これもたくさんあるので代表的なものを二つお伝えします。S&P(スタンダードアンドプアーズ)とソルベルシーマージン比率です。

ただ、格付けに関しては、民間企業が情報収集して決めている点があることを忘れてはいけません。つまり、格付けをする会社によって評価がまちまちなので、絶対のものではないんですね。

S&P(スタンダードアンドプアーズ)の格付けの見方

S&Pの格付けは以下の順番になっています。経営状態として、また投資適格かどうかの判断になります。

AAA最高位。非常に優秀。
AA非常に優秀。最高位との差は少ない。
A優秀。上二つに比べるとちょと不安がある。
BBBまあまあ優秀だが、債務リスクなどちょっとある。
BB,B,CCC,CC,C不安材料があるので、投機的。BBはまだまし。
D倒産、経営難レベル。
NR格付けされていない

格付けには+やーがつくことがあります。それはその位においてより上、下を示します。ほとんどの保険会社はBBB以上になっているので、どの会社を選んだとしても財務的に著しく問題があるとはならないでしょう。

マニュライフ生命の格付けは2017年の時点でA+です。同じ格付けの順位としては、第一生命やかんぽ生命、ソニー生命などがあります。国内大手生保と一緒くらいの評価ということですね。ちなみに、唯一BBBを切っているのは朝日生命です。

ソルベルシーマージン比率の見方

ソルベルシーマージン比率とは、支払い余力を見る指標で保険事故が起こった時の支払いの余力を示すものになります。法律上では200%以上あれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とみなされ、これを下回ると金融庁が何らかの措置をとることとなっています。

各社1000%前後が多いので200%まで下がることはあまりないのですが、過去破綻した保険会社の中には200%近くまで下がっていた会社もあります。ただ、ソルベルシーマージン比率は新しい会社などでは高くなります。新しい会社の実質的な支払い実績はまだまだこれからでしょうから、ソルベルシーマージン比率が高いから安心とは一概には言えないんですね。

マニュライフ生命は960%くらいです。近い会社だと日本生命やFWD富士生命などがあります。数字の大きさは正直言ってあまり参考になりません。1000%より1500%の方が優れているかというと、毎年毎年この比率は激しく変動するので検討時期の数値だけ見てもあまり意味がありません。

200%に近づいている会社は気をつけようくらいの気持ちでいいでしょうね。

格付けはあてになるのか??

保険会社を選ぶ際に格付けを考慮するのはアリだとは思います。企業に関する信用度なので、ある程度あてにはなるでしょう。ただ、それだけで選んでしまうのは危険です。あくまで今のデータでしかないので、今後数十年先まで保証されるものではないからです。

保険は加入してから死ぬまで続けていくものが多いと思うので、将来倒産するリスクは避けたいところですが、大企業でも落ちていく世の中なのであまりそこに固執する必要はないでしょうね。

マニュライフ生命の格付けまとめ

格付けの基準を見てきましたが、マニュライフ生命自体歴史の長い会社であり、S&Pやソルベルシーマージン比率を見ても日本の有名な保険会社と遜色ないことがわかったかと思います。

外資系の保険会社は運用が得意な会社が多く、マニュライフ生命もそれを生かした保険商品が多いと思います。外貨建ての終身保険や個人年金など評判が良いので、貯蓄系の保険商品を検討されている方は是非候補にしてみてください。

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