富士生命の養老保険に加入してはいけない4つの理由
目次
富士生命の養老保険がおすすめできない理由について徹底解説
富士生命といえば、2017年9月に親会社がアメリカのAIGグループから香港のFWDグループにかわり、会社名がFWD富士生命になったばかりですよね。
そんな富士生命からも、他の保険会社と同様に、貯蓄効果があって死亡保障もついている養老保険が発売されていますが、これが全くおすすめできる商品ではないんです。
どういった点がおすすめできないのかについて、私なりの考えを詳しく書いていきます。
FWD富士生命の養老保険に入ってはいけない4つの理由
私が考える富士生命の養老保険に入ってはいけない理由は次の通りです。
富士生命自体の信頼度が低い
まず、富士生命は先ほども書いた通り、2017年9月に親会社が変わったことにより、社名が変更されたばかりの会社です。
アメリカのAIGグループが日本の生保から撤退したのは儲からないからであり、実際に2016年度の富士生命の経常損失は約117億円にもおよびます。
会社自体が赤字体質であることから、高額の保険料を納めて保険に加入するには信頼度が足りないという印象があります。
富士生命が力を入れている商品ではない
富士生命が力を入れている商品は何と言ってもがん保険であり、次に終身保険や医療保険が続きます。
養老保険は会社としてもそこまで力を入れている商品ではないため、商品内容が他社に比べて飛び抜けて良いというところが一つもありません。
しいて言うならば、保険期間満了後も99歳まで保障を延長できるということぐらいでしょうか。
30歳でも元本割れ。貯蓄効果ゼロ。
富士生命の養老保険(保険金額500万円、保険期間20年)に加入する場合、30歳男性なら毎月の保険料が22,925円になり、保険料払込総額は5,502,000円(22,925円×12ヶ月×20年払込)です。
550万円を超える保険料を納めるにも関わらず、20年間生存したとき受け取れる満期保険金は500万円ですから、貯蓄効果があるどころか50万円以上損していることになるのです。
契約時の年齢が高いほど保険料も高くなり、損をする額も大きくなることから、全く貯蓄効果のない商品であることがわかります。
死亡保障にしても貯蓄性を求めるにしても終身保険の方がお得
富士生命の養老保険に加入するよりも、終身保険に加入した方が同じ死亡保険金額でも月々の保険料が安くなりますし、保障も終身です。
また最近は色々な保険会社から貯蓄効果の高い終身保険が発売されており、そちらに加入しておいた方が保険料払込期間満了後は元本割れする危険もなく安心です。
富士生命の養老保険と他社の終身保険を比較しよう
ではここで、終身保険の中では評判の良いオリックス生命のRISE(ライズ)という商品と富士生命の養老保険を比較します。
オリックス生命のRISE(ライズ)は死亡保険金を500万円、保険料払込期間を20年と設定した場合、30歳男性の毎月の保険料は16,185円であり、保険料の払込総額は3,884,400円(16,185円×12ヶ月×20年払込)です。
この契約を保険料払い込み終了直後に解約した場合に受け取ることができる解約返戻金は約412万円であり、返戻率は106.2%にもおよびます。
保険料払い込み終了後は、契約を継続するほど解約返戻金の金額が増えていきますので、終身保険の方が養老保険に比べて貯蓄効果が高い商品であると言えます。
では、もっとも貯蓄効果が高い終身保険ってなに?
富士生命の養老保険は元本割れのリスクが大きく、死亡保障も最大99歳までで終身保障ではないことから、おすすめできない商品であることがわかりました。
終身保険の方が養老保険より貯蓄効果がありますが、ではどの終身保険が1番貯蓄効果が高いのかについては、契約年齢や保険金額によっても異なりますので、やはり専門のプランナーに相談して決めるのが確実です。
保険に加入される際には、必ずプランナーに相談するようにしましょう。