ジブラルタ生命の新教弘終身保険はどんな保険?販売停止している理由は??
目次
ジブラルタ生命の新教弘終身保険とはどんな保険?
ジブラルタ生命の「新教弘終身保険」は学校関係者などの教職員のみが加入できる保険で、現在は販売を中止しています。
マイナス金利の影響で標準利率が改定のため、2017年4月から販売を停止した商品や値上がりをした商品などがありましたが、「新教弘終身保険」もその保険の1つです。
そのため以前に加入した人は利率が良いときに加入しているため、今後お宝保険になっていく可能性もあるかもしれません。
今回は「新教弘終身保険」の内容や似たような保険種類について書いていきたいと思います。
ジブラルタ生命の新教弘終身保険の保障内容は?
ジブラルタ生命の「新教弘終身保険」は生存給付金特則付低解約返戻金型積立利率変動終身保険です。
そのため死亡や高度障害保障は一生涯で、生存給付金によって老後の楽しみがアップするような保険です。
保険料払い込み期間満了日の翌日及びその後5年後ごとに3回、合計4回の生存給付金を受け取ることができ、その生存給付金は死亡保険金額の10%+αです。(運用実績により異なる)
また生存給金を受け取るとその同額の保険金額が削減されます。
ジブラルタ生命の新教弘終身保険の保険料や生存給付金は?
ジブラルタ生命の「新教弘終身保険」の保険料は、例えば30歳男性が60歳までの払い込みで1000万円の死亡保障でに加入した場合、毎月22,280円です。
払い込み満了の60歳まで8,380,800円を支払い、60歳から75歳まで5年ごとに100万円+αの生存給付金を受け取ることが出来ます。
また75歳時点で解約をした場合は551万円を受け取ることができ、それまでの生存給付金で400万円を受け取っていたとすると、合計で951万円を受け取る計算になり、113%の増え率になります。(運用実績が最低保証の1.1%と仮定した場合)
ジブラルタ生命の新教弘終身保険似ている「新教弘終身保険R」とはどんな保険?
ジブラルタ生命の「新教弘終身保険」に似た商品で「新教弘終身保険R」という商品もありましたが、この商品もすでに販売は停止しています。
内容は「新教弘終身保険」同様、生存給付金特則付低解約返戻金型積立利率変動終身保険ですが、保険料払い込み期間中に三大疾病になると保険料が実質ゼロになる終身保険でした。
なぜ保険料が実質ゼロになるかというと、3大疾病になったらその後の保険料は支払いがなく、保障がそのまま継続し、すでに払い込んだ保険料相当額が戻ってくるからです。
そのため「新教弘終身保険」よりか保険料は高くなってしまいます。
ジブラルタ生命の新教弘終身保険のように生存給付金がある保険は存在する?
「新教弘終身保険」や「新教弘終身保険R」のようにすでに販売停止をした商品もありますが、生存給付金が受け取れる保険もまだジブラルタ生命には存在しています。
「どるフィン」は「新教弘終身保険」のように学校の関係者以外の方でもだれでも加入することが出来る保険で、米国ドル建ての生存給付金がある終身保険です。
契約後3年ごとに死亡保険金額の3%を4回、最後の1回は死亡保険金額の10%と合計5回の生存給付金を受け取ることが出来ます。
また「新教弘終身保険」と異なり、生存給付金は解約返戻金から受け取るため、保険金額が下がるということはないので契約時の保障額が一生涯続きます。
ジブラルタ生命の新教弘終身保険に似た保険、「どるフィン」の保険料や生存給付金は?
ジブラルタ生命の「どるフィン」の保険料は、例えば30歳女性が払い込み期間15年で、保険金額50,000米国ドルで加入した場合の毎月163.90米国ドルです。
生存給付金は契約3年後の33歳・36歳・39歳・42歳は1,500米国ドルを受け取ることができ、45歳には5,000米国ドルの合計11,000米国ドルを受け取ることが出来ます。
またもし65歳で解約をした場合は23,765米国ドルを受け取ることが出来ます。
つまり45歳までの払い込み保険料は29,502米国ドルで、65歳時に解約したら生存給付金と合わせて34,765米国ドルを受け取ることができ、生存給付金を含む返戻率117%です。
「どるフィン」と比較してみて「新教弘終身保険」は円建ての保険にしてはとても返戻率が良い保険だったという事が分かります。
結局ジブラルタ生命の新教弘終身保険は良い保険だった?
ジブラルタ生命の「新教弘終身保険」は返戻率の高さから、マイナス金利の影響からすでに販売停止をしています。
このように利率の良かった円建ての終身保険はすでに販売停止をしていますが、それよりも利率のよい外貨建ての終身保険を今後加入する際は視野に入れて考えてみるのも良いと思います。
また「新教弘終身保険」は生存給付金は死亡保障から減額されていきますが、「どるフィン」だと解約返戻金から受け取ることが出来るため、保険としても利用できるので安心感をさらに増すと思うので、どのような目的で保険に加入するのか考えるのが大切でしょう。