ひまわり生命のフェミニーヌは流産で給付金が支払われる?フェミニーヌ以外の医療保険は?
目次
ひまわり生命の医療保険は流産で給付金が支払われるのか
女性が流産してしまう確率は、35歳では約21%、40歳以上になると約41%と大変高く、女性の年齢が高くなるにつれ、そのリスクは上がっていきます。
したがって、女性が高齢妊娠することの多い現代社会においては、流産をはじめとした妊娠に関するリスクに、事前に備えをしておくことがとても大切な要素であると言えます。
今ではそんな女性のために、女性特有の病気で入院・手術をした場合、上乗せで給付金が支払われる「女性保険(特約)」も多く販売されており、これらは結婚を控えている女性などから多くの注目を集めています。
では、実際に流産をした場合、女性保険に加入していると給付金が支払われるのでしょうか?
今回は、ひまわり生命で人気の女性保険「フェミニーヌ」は流産で給付金が支払われるのか、またひまわり生命の他の医療保険はどういった取り扱いがされるのかについて、わかりやすく解説します。
ひまわり生命のフェミニーヌは流産手術が支払対象となる?
フェミニーヌの加入者が流産で手術をした場合、それが公的医療対象の手術(子宮内容除去術、通常の流産手術など)であれば、手術給付金の支払対象となる可能性が高いです。
しかし同じ流産の手術であっても、お腹の中でまだ胎児が生きている状態であるにも関わらず、自己都合によって人工妊娠中絶手術を受けて人工流産させた場合には、手術給付金の支払対象とはなりません。
一方で、妊娠継続を希望していたものの、健康上の問題から母体を守るために医師の判断で中絶手術を受けた場合には、手術給付金の支払対象となる場合もあります。
このように流産が給付金の支払対象となるかについては、手術名だけでなく、手術を受けた経緯なども含めて総合的に判断されるため、審査が終了するまでは支払可否について断定することができません。
そのため、フェミニーヌをはじめとする医療保険に加入されている方に何かしらの保険事故(流産による手術など)が起こった場合は、必ず営業担当者に連絡し、給付金の支払対象となる可能性があるのか、給付金請求手続はどうすれば良いのかについて相談することが大切です。
ひまわり生命フェミニーヌの給付金受取額シミュレーション
ここで、フェミニーヌのプラン1にしている人が流産で3日間入院し、入院期間中に子宮内容除去術を受けた場合の給付金受取額をシミュレーションしてみましょう。
- 入院給付金 10,000円×3日間=30,000円
- 女性疾病入院給付金(流産は女性特定疾病に該当) 5,000円×3日間=15,000円
- 入院一時金 100,000円
- 手術給付金 100,000円
これらを合計した245,000円が、受取額の目安となります。
ひまわり生命は保険商品によって入院日数の規定が変わる
ひまわり生命の医療保険は、契約年によって商品名が異なっており、各商品ごとに入院時の保障内容が規定されています。
そのため流産で入院した場合には、まずご自身がどの医療保険に入っているかを確認する必要があります。
加入している医療保険のタイプについては、保険証券の「保険金・年金・給付金等の種類」欄で簡単に確認することができますので、あらかじめ1度見ておくと安心です。
ひまわり生命で規定されている病気で入院した場合の保障内容は、商品別に以下の通りとなっています。
医療保険、医療保険(01)
ひまわり生命の「医療保険」は、継続して8日以上入院した場合に入院1日目から給付金が支払われるため、8日未満の短期入院については保障の対象となりません。
「医療保険(01)」は、型によって「継続して2日以上入院した場合に入院1日目から支払」「継続して5日以上入院した場合に入院1日目から支払」「継続して5日以上入院した場合に入院5日目から支払」「継続して8日以上入院した場合に入院1日目から支払」と、保障内容が分かれています。
医療保険(08)、医療保険(2014)
「医療保険(08)」と「医療保険(2014)」はどちらも、1日以上入院した場合に入院1日目から給付金が支払われる医療保険であり、日帰り入院も保障の対象となっています。
ちなみに、現在ひまわり生命で販売されている「新・健康のお守り」は、「医療保険(2014)」にオプションとして必要な保障を付加できるタイプの商品です。
またフェミニーヌについても、この「医療保険(2014)」にあらかじめ女性入院特約などが付加されている商品になっています。
新終身医療保険、新終身医療保険(01)
「新終身医療保険」は継続して8日以上入院した場合に、入院1日目から給付金が支払われます。
また「新終身医療保険(01)」は、継続して2日以上入院した場合に、入院1日目から給付金が支払われます。
女性疾病保険、疾病入院特約(87)
「女性疾病保険」については、女性特有疾病で継続して8日以上入院した場合に、入院1日目から給付金が支払われます。
流産も女性特有疾病に該当しますが、フェミニーヌと同様に自己都合による中絶などは対象とならないこともありますので注意しましょう。
また「疾病入院特約(87)」については、継続して5日以上入院した場合に、5日目から給付金が支払われるため、4日未満の短期入院は保障されません。
結局、ひまわり生命は流産で給付金が支払われるのか
ここまで、流産した場合に、ひまわり生命のフェミニーヌをはじめとする医療保険で給付金が支払われるのかについて解説しました。
上記で解説した通り、流産で給付金が支払われるかについては、流産に至った経緯、手術名、どのタイプの医療保険に加入しているかなどから総合的に判断されるため、一概には言うことができません。
そのため保険事故が起こった場合には、自分一人で判断せずに必ず営業担当者に連絡し、今後どう手続きすればいいのかについて適切な指示を仰ぐことが大切です。