東京海上日動の法人向け包括保険 超ビジネス保険の全体像
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東京海上日動の法人向け包括保険 超ビジネス保険の全体像
個人が何かあった時の為に保険に加入するのと同じように、法人も保険に加入しなくては恐ろしくて商売ができないご時世です。
ただ個人と違い法人は業種によって仕事の内容も違うし、同じ業種でもその会社によって抱えているリスクが全く違いますよね。
個人よりも更にオーダーメイド性が問われると言ってもいいと思います。そして怖いのがその保険を担当する代理店が契約者の業種に詳しければいいのですが、あまりその業種の契約を受けたことがない担当者だと行き違いがあるかもしれませんので注意が必要です。
代理店担当者は保険の事はわかっているが契約者がどんな仕事をしているのかはあまりわかっていませんし、逆に契約者は自分の仕事の事はもちろんわかっていますがどんな保険商品があるのかはわかりにくいものです。
前置きが長くなりましたがそんな時にその様な行き違いの不安を解消してくれる包括保険が東京海上日動の超ビジネス保険です。
色々な種類の補償を一つの契約で包括してカバーする事ができ、「補償のモレやダブり」を無くす事ができるのです。
他にも色々な特徴がありますので次の章からお伝えしていきたいと思います。
東京海上日動の超ビジネス保険の特徴①
超ビジネス保険の一番のメリットはその「包括性」があげられます。まずは色々な保険種目をまとめられる包括性です。
- 火災保険
- 工事保険
- 休業保険
- 賠償保険
- 労災保険
などの保険をまとめる事が出来ます。
通常はバラバラに契約しなければいけませんが超ビジネス保険であれば手続きも一回で済みます。
ただ業種によって必要のない種目もありますので必要なところだけ選んで付ける事ができます。
更に補償をまとめる事によって割引がきくのも超ビジネス保険の特徴です。
選ぶ補償が2種類の場合3%割引、3種類以上の場合5%割引が適用されます。
自動車保険(10台以上のフリート契約)セット割3%、傷害保険セット割3%などもあわせると最大で合計11%の割引になります。
法人の保険は事業規模によって保険料が大きくなる可能性もありますし、通常保険料は値引きなどができるものではないのでこのようなセット割引があるのは貴重な事だと思います。
東京海上日動の超ビジネス保険の特徴②
次に同じ「包括性」ですが複数の支店や店舗をまとめられる包括性です。
会社によっては全国に出先が沢山あるケースがあります。
通常はそれぞれの支店で保険をかけなければいけませんが数が増えれば増えるほど管理が大変になっていくのは言うまでもありません。
超ビジネス保険には新しく出先が増えた場合に自動的に補償対象とする機能があり、「保険がかかっていると思ったら実は漏れていた」と言うリスクを解消する事ができます。
契約手続きに関しても契約の満期時期が支店によって違う場合は、その満期が来るたびに1年の間に何度も更新の手続きをしなければいけません。
数が増えれば増えるほどまとめる事のメリットが大きくなってきます。
東京海上日動の超ビジネス保険の特徴③
最後に超ビジネス保険の特徴としてお伝えしたいのは「独自性」です。
もちろん東京海上日動には超ビジネス保険のような包括保険ではなく単品の火災保険や休業保険、賠償保険などがあります。
ただそれらには無い独自の特約や補償があり中には他社の競合商品にも無い特徴がありますのでそれを一部ご紹介したいと思います。
火災保険分野:持出した際の事故でも補償
まずは火災保険の分野でいうと設備・什器や商品・製品などを建物の外や輸送中など場所を問わず補償する事ができる点です。
国内にあるすべての設備・什器を補償対象にする事ができるので建物の中にあるときはもちろん、外に持ち出した時に事故があった場合でも補償がきく事になり安心です。
ただ建設業など一部の業種や測量機や業務用カメラなど一部の設備・什器は建物外の補償がつけられないケースがありますので注意が必要です。
ベルフォア社との連携:特殊機器の復旧
もう一つ例を挙げるとベルフォア社との連携があり、これは特約保険料がかかるわけではないので超ビジネス保険を契約すると自動的についてくる補償です。
あまり聞かない社名かもしれませんがスゴイ会社です。
ドイツの会社ですが日本にもベルフォアジャパンを立ち上げていて、災害復旧や汚染除去を専門に行っている会社になります。
例えば火災が起こり建物や設備・什器に損害が出ている場合、今までの保険では保険金を支払い修理や買い替えをしてもらうという選択肢しかありませんでした。
ただこの場合すぐに修理や買い替えができるものならいいのですが特殊な機械など納品まで何か月もかかってしまうものの場合、到底早期復旧は望めません。
業務がストップし最悪倒産に追い込まれたり、取引先離れで売り上げに大きな影響が出たりしてしまうかもしれません。
そんな時こそベルフォアの出番で事故が発生した場合、早期に現場に急行して状況を確認します。
直接燃えていない場合は煙やスス、さびや腐食による損害が出ているケースが多いのでそれらの被害が拡大しないように処置を施します。
そして特殊な薬品を使い「精密洗浄」を施し使える状態まで復旧する事ができるのです。
火災の場合、匂いもかなり残ってしまいますが除臭だったり、火災だけでなく水災による水没からの復旧も得意分野のようです。
この「精密洗浄」によって復旧までの期間が大幅に短期化できるケースがあるので契約者の状況によって、今までの「保険金による修理、買い替え」なのか「精密洗浄による早期復旧」なのか選択肢が増えたという事なのです。
東京海上日動の法人向け包括保険 超ビジネス保険のまとめ
このページをご覧になっているという事は法人の保険について検討している状況だと思いますが、どの法人でもこの超ビジネス保険に加入するメリットがあるわけではありません。
業種と売上高で保険料を計算する仕組みの保険なので、例えば少ない人数で売上規模が大きい会社の場合は思ったよりも保険料が高くなってしまうかもしれません。
逆に支店などがなく小さい規模で商売をしているケースもあまりこの保険のメリットを感じられないかもしれません。
他社の競合商品としては三井住友海上のビジネスキーパーや損保ジャパン日本興亜のビジネスマスター・プラス、AIU保険のスマートプロテクト等があげられます。
どの商品もパッと見ると同じような包括保険に見えますが細かいところを見ていくと色々と違いがありますので気をつけなくてはいけません。
いずれにしても担当者とよく会話をして入念に打合せしなければいけないという事はどの商品でもどの会社でも共通して言えることだと思います。
是非これから事業を始める場合やすでに加入している保険の更新のタイミングに一度詳しい話を東京海上日動の代理店に聞いてみる事をお勧めします。