明治安田生命から新発売!『50歳からの終身医療保険』ってどんな保険?

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子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

明治安田生命から新発売!『50歳からの終身医療保険』ってどんな保険?

   

明治安田生命の『50歳からの終身医療保険』について

12月に明治安田生命より新しく発売された『50歳からの終身医療保険』は簡単に言うと今まで明治安田生命になかったタイプの終身医療保険で多くの方のアンケートを元に作成されている医療保険です。

今回は50歳からの終身医療保険の特徴を踏まえて一体どのようなメリット・デメリットがあるのかお話したいと思います。

明治安田生命の『50歳からの終身医療保険』の特徴

50歳からの終身医療保険の内容としては至ってシンプルな医療保険になっていて、以下のポイントが特徴として挙げられます。

  • ずっと変わらない保険料で一生涯の医療保障
  • 定額一時金給付タイプの保険なので、わかりやすいシンプルな受取額
  • 前納制度も充実しており、割引率が適用されて払込保険料が軽減

大きな特徴としての3点を見るととてもわかりやすい内容に思えますが、もっと詳しく保険金額などをまとめていきたいと思います。

『50歳からの終身医療保険』の保障内容はどうだろう?

ここでは、保障内容について詳しく見ていきましょう。

入院時支援給付金

日帰り入院を含んだ1日以上の1回の入院につき、30日ごと(30日・60日・90日・120日・150日・180日)に一時金10万円が給付されます。

退院より30日を経過した後の新しい入院には、再度入院支援給付金が給付対象となるようです。

入院時手術給付金・外来時手術給付金

入院の際の手術・日帰りでの手術、ともに1回につき一時金5万円が給付されます。

ただしこちらは手術を受けた日の診療報酬点数が2,000点を超えた場合のみの給付になり、いずれも公的医療保険制度内の保険適用範囲での手術を対象とした特約です。

60日を経過後に再度手術を行った場合は、同じく給付金が下りるようになっています。

入院時放射線治療給付金・外来時放射線治療給付金

入院の際の放射線治療・日帰りでの放射線治療、ともに1回につき一時金10万円が給付されます。

こちらも公的医療保険制度内の保険適用範囲での放射線治療を対象としており、60日経過後に再度放射線治療を行った場合は同じく給付金が給付されます。

健康支援給付金

保険料払い込み満了の95歳まで、上記に記載のある給付金(入院時支援給付金・入院時手術給付金・外来時手術給付金・入院時放射線治療給付金・外来時放射線治療給付金)を使用しなかった場合、5年ごとに一時金5万円が給付されます。

死亡給付金

保険料払い込み満了の95歳以降、死亡時に一時金10万円が給付されます。

『50歳からの終身医療保険』に付加できる特約や解約返戻金は?

入院費や手術費用の保障を一生涯で準備できる『50歳からの終身医療保険』ですが、付加できる特約と解約返戻金についてもまとめてみました。

先進医療保障特約

先進医療保障特約が付加でき、保険期間は10年間で90歳まで自動更新されますが、90歳以降の更新はできません。

被保険者が、厚生労働大臣が認める先進医療による療養を受けたとき、その先進医療の技術に係る費用と同額を先進医療給付金としてお支払いします。お支払いの上限は2000万円までとなっています。

代理請求特約

代理請求特約も付加でき、被保険者が受け取れる保険金などについて、被保険者本人が請求できない特別な事情(寝たきり状態であったり、ガンでの余命が告げられていない状態等)がある場合に、代理請求人が被保険者に代わって保険金などを請求できるようになっています。

50歳からの終身医療保険の解約返戻金

『50歳からの終身医療保険』では、保険料払い込み満了前の95歳までの解約返戻金はありません。

保険料払い込み満了後の95歳以降は、死亡給付金の10万円を上限に解約返戻金が支払われます。

また、特約として付加できる上記にもある先進医療保障特約ですが、解約した際の解約返戻金はありません。

『50歳からの終身医療保険』の気になる保険料!

保険料の観点から見ていきますと、終身型で更新がなく値上がりすることがない保険料はとても魅力的だと言えます。

参考例・50歳男性 月掛7,373円

先進医療特約を付加した50歳男性の保険料は、契約後10年間月掛7,373円となっています。

同じ明治安田生命から発売されている医療保険『メディカルスタイルF』は10年ごとの更新型となっており、どうしても年齢が上がっていくにつれて保険料も上がってしまうのが難点です。

保障内容としての違いもあるため一概にどちらが良いとは言い切れませんが、個人的意見として若くて保険料が安いうちは『メディカルスタイルF』の実額保障型医療保険、50歳を過ぎている方へは今回の『50歳からの終身医療保険』で一生涯の備えを準備するのが良いでしょう。

以下、50歳からの終身医療保険の年齢・性別別保険料の目安です。

50歳からの終身医療保険の保険料
年齢性別先進医療保障特約保険料(括弧内は先進医療保障特約の金額)
50歳男性あり7,373円(133円)
なし7,240円
女性あり6,999円(99円)
なし6,900円
55歳男性あり8,138円(208円)
なし7,930円
女性あり7,625円(125円)
なし7,500円
60歳男性あり9,045円(295円)
なし8,750円
女性あり8,370円(150円)
なし8,220円
65歳男性あり10,028円(368円)
なし9,660円
女性あり9,313円(163円)
なし9,150円
70歳男性あり11,202円(432円)
なし10,770円
女性あり10,500円(170円)
なし10,330円
75歳男性あり12,683円(493円)
なし12,190円
女性あり12,035円(185円)
なし11,850円
80歳男性あり14,695円(555円)
なし14,140円
女性あり14,285円(205円)
なし14,080円
85歳男性不可17,280円
女性不可17,940円
90歳男性不可24,880円
女性不可27,310円

80代に入ると少し現実的ではない金額になっていますが、60歳くらいまでなら検討の価値があるかと思います。

明治安田生命の『50歳からの終身医療保険』はこんな人にオススメ!

日帰り入院も含む一度の入院で、30日ごとに10万円が保険金として支払われるこの保険ですが、以下のような人にオススメできると言えます。

  • 一生涯変わらない保険料で医療保険を準備したい
  • 入院一日目からの保障に加え、手術や放射線治療への備えもしておきたい
  • 掛け捨てへ抵抗があり、お祝い金に魅力を感じる
  • 退職金や貯蓄等でまとまった資金があり、前納制度を使ってよりお得な保険料で医療保険を準備したい

シンプルで分かりやすい内容になっていますが解約返戻金を抑えた形の医療保険ですので、貯蓄としては向いていない商品だと思います。

それ以外にも日額給付や実額給付の方が安心できる・・・なんて人にも不向きな商品であると言えるでしょう。

それでも保険料が加入時より一生変わらないのは嬉しいポイントですね。

明治安田生命『50歳からの終身医療保険』についてのまとめ

明治安田生命になかった新しい形の保険として、12月に発売されたばかりの新商品『50歳からの終身医療保険』ですが、高齢化が進む時代に合わせて契約年齢範囲を50歳~90歳までのセカンドライフ世代へ向けたものとなっています。

アンケートを基に商品開発を行って販売されている背景があるようで、保険料やお祝い金など色々と嬉しいポイントも織り交ぜられていますね。

日額給付タイプの保険では1日の入院で○千円~のところ、この保険は一日の入院でも10万円が支払われるのもポイントとして重要だと思いますので、検討してみてはいかがでしょうか?

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