明治安田生命の医療保険の中で、女性にオススメの保険商品とその特徴について調べてみた
目次
明治安田生命の女性向け医療保険商品
数ある生命保険会社の中でも国内大手生保と言われている明治安田生命ですが、いくつかある保険商品の中から今回は女性向けの商品内容について調べてみました。
調べていくうちにわかったことですが、明治安田生命にはよくある婦人科系疾病で給付金が上乗せになるような女性特約は存在しないようです。
それに代わった商品はどんなものがあるのでしょうか?
明治安田生命の医療保険ラインナップ
ベストスタイル・メディカルスタイル
こちらは明治安田生命が主力商品として売り出している、実額給付型の生命保険・医療保険です。
掛かった分の医療費が保障されるとあって保険料は割高となっている点には注意が必要ですが、充実した保障を準備したい方へは特にオススメできる商品です。
総合的な保障に備えたベストスタイルは今回のテーマである医療保険とは少しかけ離れていますので割愛して、メディカルスタイルを重点的に解説していきたいと思います。
50歳からの終身医療保険
12月に新しく発売されたばかりの、セカンドライフ世代へ向けた契約範囲年齢が50歳~90歳までとなっている商品です。
内容も定額一時金給付型でとてもシンプルでわかりやすくなっており、健康お祝い金も準備されているので掛け捨てへ抵抗がある方へもオススメできます。
かんたん告知医療保険
健康に不安がある方向けに販売されている商品で、5項目のかんたんな告知内容で医師による診査も無しで加入でき、基本的な医療保障を準備できる商品になっています。
一般的な医療保険での告知に不安を感じている、既往症・持病がある方向けの商品と言えるでしょう。
明治安田生命の医療保険、メディカルスタイルの特徴
メディカルスタイルの大きな特徴として、国内生保会社では珍しい実額給付型であることが挙げられます。
自分のライフサイクルに沿った特約を組み合わせて作る医療保険なので、その特約について詳しく書いていきます。
新・入院特約
一般的な日額給付型の特約で、入院1日あたり○千円が給付されます。
終身入院特約
新・入院特約と同じく日額給付型の特約で、違いは終身であるか定期であるかの部分のみです。
入院治療保障特約
入院の際掛かった診療報酬点数×自己負担分の金額が給付される特約で、明治安田生命が看板として掲げている実額給付型の特約です。
外来時手術保障特約
日帰りで行う手術や放射線治療に備えた特約で、定額の一時金が給付されます。
退院後通院治療保障特約
入院後に行う通院の際掛かった診療報酬点数×自己負担分の金額が給付される、これも実額給付型の特約です。
先進医療保障特約
厚生労働大臣が認める先進医療による療養を受けたときに発生する費用に備えた特約で、2000万円までの上限があります。
特定損傷給付特約
不慮の事故による特定のケガに備えた特約で、定額一時金給付です。
傷害特約
不慮の事故による死亡および所定の障害状態に備えた特約です。
がん保障特約
悪性新生物(がん)診断時一時金が給付され、再発も一定期間を経た後であれば同党の金額が給付される特約です。
がん・上皮内新生物保障特約
がんに加え上皮内悪性新生物にも備えられる特約になっています。
重度疾病継続保障特約
急性心筋梗塞・脳卒中・重度の糖尿病・重度の高血圧性疾患(高血圧性網膜症)・慢性腎不全・肝硬変・重度の慢性膵炎に備える特約で、それぞれ一度ずつ診断されるまで特約は消滅しません。
がん保険料払込免除特約
悪性新生物(がん)と診断された以降の保険料が払込免除されます。
終身保険特約
終身での死亡保障に備えた特約です。
メディカルスタイルの女性におすすめポイント
主な保障の特約は以上となっており、今の自分に必要な保障・特約を組み立てることによってオリジナリティのある医療保険商品となりますね。
結婚・出産・子育て等でライフサイクルが変わりやすい女性だからこそ、その時その時に合わせた必要な保障を選べるのは嬉しいポイントです。
また、公的医療保険制度による医療費負担割合が3割→2割・1割に代わる70~75歳以上の方になってきますと、50歳からの終身医療保険よりも保険料が低くなる場合が多いですので、総合的な保障内容では勝っているメディカルスタイルを選ぶという手もありますね。
10年更新型の医療保険商品ですので全体的に割高な保険料とはなっておりますが、組み合わせを変えて保険料を抑えたプランが作れるのもメディカルスタイルならではの特徴となっています。
明治安田生命の医療保険、50歳からの終身医療保険の特徴
契約年齢範囲が50歳~90歳のセカンドライフ世代対象で、メディカルスタイルとは違って定額一時金給付型、付加できる特約も先進医療保障特約のみのシンプルでわかりやすい内容の医療保険商品と言えます。
保険料も加入時の金額から一生涯変わらず、まとまった資金がある方はよりお得な前納制度を利用すると保険料を抑えられるのもポイントです。
入院時支援給付金
1日以上の1回の入院につき、30日ごと(30日・60日・90日・120日・150日・180日)に一時金10万円
入院時手術給付金・外来時手術給付金
入院の際の手術、日帰りでの手術ともに1回につき一時金5万円
入院時放射線治療給付金・外来時放射線治療給付金
入院の際の放射線治療、日帰りでの放射線治療ともに1回につき一時金10万円
健康支援給付金
保険料払い込み満了の95歳まで、上記に記載のある給付金(入院時支援給付金・入院時手術給付金・外来時手術給付金・入院時放射線治療給付金・外来時放射線治療給付金)を使用しない場合5年ごとに一時金5万円
死亡給付金
保険料払い込み満了の95歳以降、死亡時に一時金10万円
50歳からの終身医療保険の女性におすすめポイント
女性の中では特に保険料掛け捨てに抵抗がある方が多いとは思うのですが、こちらの保険は健康支援給付金として5年ごとに5万円が返ってくるので、保険料掛け捨てに抵抗がある方でも検討しやすい商品になっていると思います。
明治安田生命の医療保険、かんたん告知医療保険の特徴
持病があったり過去に大きな病気をした方ですと、一般的な保険商品に加入したくても告知の段階でお断りをされるケースがあります。
そんな方でも5つの告知項目に該当していなければ加入できる医療保険商品となっておりますので、他の保険商品で加入できなかった方向けの医療保険商品です。
告知内容としては
① 現在入院中ですか。または、最近3ヵ月以内に医師の診察・検査の結果、入院・手術をすすめられたことはありますか。
② 現在、がん(悪性しゅよう・肉腫・悪性リンパ腫・白血病を含む)で医師の診察・検査・治療・投薬をうけていますか。
③ 過去2年以内に、入院をしたこと、または手術をうけたことがありますか。
④ 過去5年以内に、がん(悪性しゅよう・肉腫・悪性リンパ腫・白血病を含む)・脳卒中(脳出血・脳こうそく・くも膜下出血)で入院したこと、または手術をうけたことがありますか。
⑤ 現在、妊娠していますか。
以上5項目です。
持病の悪化も対象内の入院日数に応じて給付される災害入院給付金、悪性新生物(がん)に罹患した際の入院日数に応じて給付される疾病入院給付金、集中治療室管理を受けた際に入院給付金とは別に給付される集中治療給付金、万が一死亡時に支払われる死亡給付金等保障も充実しています。
10年ごとに更新があるタイプの保険ですので保険料が変わってしまうのに抵抗がある方へはオススメできません。
かんたん告知医療保険の女性におすすめポイント
特に女性の場合ですと、妊娠中であるかどうかの告知がポイントになるかと思います。
ただ、持病があって保険に加入できなかった方でも上記5項目にさえ該当していなければ加入できますので、最低限の保障でも良いので準備したいという方は是非検討してみても良い商品だと思います。
明治安田生命の医療保険についてのまとめ
3つの違うタイプの医療保険の特徴について書いてきました。
これから結婚や出産を控えた若い世代の女性へはメディカルスタイル、セカンドライフ世代で持病もなく終身で医療保険を準備したい方へは50歳からの終身医療保険、持病があって今まで保険に加入できなかった方へはかんたん告知医療保険をオススメします。
メリットデメリットがある中でもそれぞれ自分に合った保険商品を見つけ、いつか訪れるかもしれない万が一の事態に備えて準備していきたいものですね。