明治安田生命「ハッピーバルーン」のメリットとデメリットを紹介
目次
明治安田生命のハッピーバルーンのメリットは?
明治安田生命の「ハッピーバルーン」は、子供の保障や女性に人気のある保険の商品です。
保険というと「掛け捨て」というイメージが強いという人もいらっしゃいますが、この保険は万が一の保障を得ながら、満期金やお祝い金を受け取ることができるのがメリットといえます。
また、被保険者は6歳から加入することができるという点も特徴になりますね。
今回は、明治安田生命の定期保険の側面を持った養老保険である「ハッピーバルーン」について、仕組みや保険料を解説しながら、実は貯蓄性重視の人にはおすすめできない理由などについてお話したいと思います。
明治安田生命のハッピーバルーンの仕組み
明治安田生命の「ハッピーバルーン」は3つの種類の保障が組み合わさった保険です。
- 万が一死亡や高度障害が残ったたときの保障であり、掛捨てで保険料が割安な「定期保険」。
- 満期保険金がある「養老保険」。
- 契約から2・4・6・8・10年後及び満期時に生存しているときにバルーンボーナス(生存給付金)を受け取れる「生存給付金付定期保険特約」。
万が一のときの死亡・高度障害時の保険金は1.2.3.の合計金額となり、保険期間(満期)は15年と1パターンのみです。
明治安田生命のハッピーバルーンに付加できる特約は少ない
ただ、明治安田生命のハッピーバルーンに付加できる特約は少なく、入院保障などはありません。
付加できる特約としては、
- 傷害特約・・・不慮の事故による死亡または所定の障害状態になったときの備え
- 定期保険特約・・・死亡または高度障害状態の備え
- 新生存給付金付定期保険特約・・・死亡または高度障害状態への備えに加えて、生存時には祝い金を受け取ることができる
- 代理請求特約・・・被保険者が受け取る契約について、請求できない特別な事情がある場合、代理請求人がかわりに請求できる
入院保障などについては、医療保障「メディカルF」で備えることができます。
明治安田生命のハッピーバルーンの保険料例
それでは明治安田生命のハッピーバルーンの保険料についてみてみましょう。
たとえば、契約年齢30歳女性、15年満期の場合は以下のようになります。
保険料(月払) | ||
---|---|---|
定期保険(死亡保険金) | 750万円 | 死亡・高度障害のときの保険金額は1000万円 |
養老保険(死亡・満期保険金) | 50万円 | |
新生存給付金付定期保険特約(死亡保険金) | 200万円 |
3つの保障で、死亡・高度障害のときの保険金額は1000万円となります。
また、契約後15年間(満期まで)は保険料が一定なので、安心でしょう。
明治安田生命のハッピーバルーンのデメリット
明治安田生命のハッピーバルーンは定期保険も組み合わせるため、一般の養老保険よりも払い込んだ保険料に対して、受取金は少なくなるという点はデメリットになり得るでしょう。
先の例では、支払保険料総額が1万458円×12月×15年=188万2440円となり、生存祝金は2・4・6・8・10年後は死亡保険金(この場合200万円)の5%である10万円×5回+満期時は25%なので50万円=55万円が受け取れます。
これに養老保険の満期金50万円を足すと、55万円+50万円=105万円となるため、受け取れる保険金額は約83万円ほど払い込んだ保険料よりも少ないことになります。
明治安田生命のハッピーバルーンは貯蓄性重視の人にはおススメできない理由
一般的な養老保険では、払込んだ保険料より満期金が多くなりますので、貯蓄性を重視した保険商品を選ぶなら、「ハッピーバルーン」は適していないといえます。
ただし、その15年間の死亡保障を得られた分と考えられるので、保障を得ながら保障も兼ねたいという方(特に女性に多く選ばれています。)にオススメですね。
昨今、学資保険なども返戻率などに注目が集まっていますが、その返戻率を重視する貯蓄性が最優先の方にはハッピーバルーンはオススメできないという結論になります。
明治安田生命のハッピーバルーンについてのまとめ
明治安田生命のハッピーバルーンは、残された子供のために、万が一の保険金額を一定時期だけ増やしたいときなどにおススメです。
ただその反面、払い込んだ保険料と受け取れる保険金額を比較した時の返戻率でいくとお得になるわけではない点は十分に注意する必要があります。
また、ハッピーバルーンには医療保障がないので、合わせて医療保険に加入することをおススメします。