ソニー生命の全期前納で総支払額が100万円安くなる!?メリット・デメリットとは?
目次
ソニー生命の保険を全期前納で契約する方法
保険を調べてていつも思うんですけど、保険会社が使う言葉って難しいですよね。保険料の支払い方法は一般的に「月払い」「年払い」が有名。なかには「全期前納」って支払い方法もあるのですが、皆さん聞いたことありますか?
「まとまったお金があるので保険料を一括で支払いたいのですが?」
・・・全期前納とは、こんな相談をすると提案してくれる支払い方法なんです。
まとまったお金とは、普通預金に手つかずの500万があるんだけど今すぐ使う予定がない・・・こんなお金です。こちらで事情を説明すると「全期前納」という方法を教えてくれるケースがあります。普通に保険検討するとき「前納」なんて言葉思い浮かばないと思いますが、ソニー生命は前納できる商品が多くありますので、全期前納するメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。
ソニー生命の全期前納契約のメリットは「総支払い保険料が安くなること」
さきほどご紹介したように「全期前納」とは、まとめて保険料を支払う方法になります。
例をみてみましょう。
【30歳男性60歳払込 死亡保障500万 有期払込終身】 に加入するとします。
月払い:5,020円 × 60歳まで 総支払:3,614,400円 となります。
全期前納で支払う場合、何年間でまとめて支払うか?という設定をします。ソニー生命では3年・5年・10年 やその他の期間も用意されています。
先ほどの30歳男性死亡保障500万の例で総支払額みてみます。
3年全期前納の場合 :総支払保険料 2,546,655円
5年全期前納の場合 :総支払保険料 2,580,683円
10年全期前納の場合:総支払保険料 2,752,089円
月払いの総額と3年前納の総額をみてみると歴然ですよね。
3年前納で契約すれば約106万、月払いより総支払いが少なくなるのです。
このように全期前納で保険を契約する事で、保険料の負担が少なくなる。というメリットがあります。
ソニー生命の全期前納契約で 3年・5年・10年 は何が違うの?
総支払が安くなるのはわかったけど、3年・5年・10年 って何を意味しているのか違いがわからないですよね?先ほどの例では3年の全期前納契約をすると、保険会社に全期前納保険料:2,546,655円支払います。
その後、保険会社では
1年目分保険料:848,885円 残り:1,697,770円 保険会社預かり
2年目分保険料:848,885円 残り:848,885円 保険会社預かり
3年目分保険料:848,885円 残り:0円
と、1年経過ごとに預かった保険料から1年分ずつを引き充てる処理をしていきます。イメージ的には年払いの保険料を通常3年に分けて支払うところを、先に預けておくことになります。この期間が3年・5年・10年・15年と設定することができるのです。この期間の設定がデメリットにもつながりますので注意が必要です。
ソニー生命の全期前納契約のデメリットは「早期死亡による負担額の差」
全期前納期間が短い3年が一番保険料安いのはわかりましたがデメリットもあるんです。先ほどの30歳男性が契約1年後に死亡してしまった。という例で見ていきましょう。
【月払い契約の場合:保険料 5,020円】
・1年後の死亡までに支払った保険料:60,240円
・遺族が受け取れる死亡保障額:5,000,000円
【全期前納3年契約の場合:保険料 2,546,655円】
・1年後の死亡までに支払った保険料:2,546,655円
・遺族が受け取れる死亡保障額 :5,000,000円
・全期前納未経過2年分 :1,696,770円
※全期前納未経過分848,885円×2年も戻ってきます。
月払いの場合:負担が60,240円のみですが、前納の場合848,885円の保険料を支払っていることになります。このように全期前納契約は保険料の総支払を安くする効果がありますが、早期に保険加入者が死亡した時には負担額が大きくなるというデメリットがあることも知っておきましょう。
ソニー生命前納契約を利用する時に注意したいこと
保険を安く購入できる!という点では、ソニー生命の全期前納契約は一つの選択肢だと思います。注意したいのは、まとまったお金の使い道として前納契約にして問題ないか?ということを考えた上で加入することが大切だと思います。
現在余裕資金があったとしても、子供や住居の環境で出費が予想されるのであれば、無理して全期前納契約はせずに月払い・年払いでの契約を選ぶ方が安心かもしれません。大切なお金ですからメリット・デメリット天秤にかけて検討してくださいね。