ソニー生命の5年ごと利差配当付学資保険は配当金がもらえてる?
目次
ソニー生命の配当金付きの学資保険はお宝保険?
銀行に預けてもお金が殖えない中、「配当金」という言葉があると「お小遣いもらえるの?」なんて少しワクワクしますよね。
ソニー生命の代名詞と呼ばれる「学資保険」には5年ごと利差配当付学資保険という商品がありました。
今は「無配当」になっているので、「配当金」がでるタイプではないのですが、5年ごと利差配当付学資保険に加入している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ソニー生命の「配当金」についてご紹介します。
「配当金」とは?
ソニー生命の学資保険には配当金があるタイプと配当金がないタイプがありました。
当時は返戻率が120%を超えていた上、別途配当金がもらえる可能性もあったので、大人気の保険商品でしたが、現在は「無配当(配当金無し)」の学資保険のみ販売されています。
配当金とは、保険会社が預かったお金の運用がうまくいった場合に、その利益の一部を加入者に還元するというものです。
配当タイプの保険は一般的に、配当部分があるために、無配当タイプの保険と比較して保険料が高くなっていると言えます。
ソニー生命の5年ごと利差配当付学資保険の「配当金」の特徴
現在は販売されていませんが、5年ごと利差配当付学資保険の「配当金」の特徴についてみてみましょう。
- 5年ごとに配当金が積み立てられる
- 満期や解約時に配当金が上乗せして支払われる
- 途中で配当金のみを引き出すことが可能
- 保険料が無配当の保険より多少高くなる
- 景気が悪いと配当はほとんど期待できない
- 配当金は約束されていない
配当金は途中で引き出すこともできますが、満期まで積み立ているケースが多いようです。
以前はソニー生命に限らず、他の保険会社でも配当金タイプの保険が多くありましたが、最近は景気の影響もあり、販売している保険会社も少なくなりました。
実際「配当金」はもらえているの?
5年ごと利差配当付学資保険加入の方には、5年ごとの年単位契約日に配当金のお知らせがハガキで届きます。
ハガキには配当金の項目があり、配当金がある場合は金額が記載されているのですが、ここ10年以上景気低迷の影響を受け配当金は「0(ゼロ)」です。
「配当金」という言葉があると期待してしまいますが、残念ながら配当金でていないのが現状です。
ソニー生命の5年ごと利差配当付学資保険はダメな保険だったのか?
配当金の期待もできず残念な印象はありますが、当時の学資保険は返戻率が120%を超える商品もあり銀行に預けるよりお金も殖えていたので、今の状況と比較すれば加入したい商品だったと言えます。
現在販売している学資保険は返戻率が110%超えることはありませんので、配当金がでないからといってがっかりせず、払込時期までしっかり継続して満期金を受け取ってくださいね。
ソニー生命の5年ごと利差配当付学資保険で「配当金」がもらえる可能性は?
ソニー生命の5年ごと利差配当付学資保険は、今まで配当金はでていませんでしたが、今後はどうなのでしょう?
ソニー生命に限らず保険会社は、契約者から預かった保険料を「債券」や「株式」で運用をしています。
この運用が当初の保険会社の想定より良ければ「配当金」を受け取ることができます。
10年前に比べれば株式市場も景気がいい状況ですし、国としてインフレ(物価上昇)に誘導していますので、配当金がでやすい環境が整いつつある印象ですが、配当金がでるという状況まで、保険会社の業績が好調に見えないというのが感想です。
過度な期待はせず「もらえたらラッキー」という程度で考えておきましょう。