住友生命の『ドクターok』と『ドクターgo』何が違う?
目次
住友生命の『ドクターok』とは
『ドクターok』とは、住友生命が販売する医療保険で、元々住友生命が販売している「特Q隊OK」を小分けした商品です。
様々な保険会社が販売する医療保険と元々商品化するプロセスが「特Q隊OK」を小分けした商品ということもあり、他の損保系保険会社などでは取扱いのない保障で構成されているのが特徴です。
そんな住友生命の『ドクターok』は、販売が中止され現行後発商品は『ドクターgo』として販売されています。
『OK』と『GO』。英単語だけでは良くなったのか、それとも悪くなったのか分かりにくいので、その部分の比較も交えながら説明していきます。
住友生命の「ドクターok」と「ドクターgo」の特徴とは
① どちらも解約返戻金や死亡保険金がない
②どちらも通院保障がない
③「ドクターok」より「ドクターgo」の方が多くの手術保障がある
④「ドクターok」は男女の保険料が同じだったのに対し、現行「ドクターgo」は男女の保険料に差がある
入院に伴う保障に特化したというべき保険
死亡保障がないのは驚きだと感じる方も多いとは思いますが、損保系生命保険会社も含め、近年の医療保険は死亡に対して保障される商品は少ないと言えます。
住友生命の「ドクターok」と「ドクターgo」は共通して医療保障の部分に手厚く、現行商品の「ドクターgo」では1,000種類以上の公的医療保険対象の手術で保障が受けられるというのも魅力的です。
しかし、入院を伴わない通院治療は「ドクターgo」の補償対象外なので注意が必要です。
「ドクターok」は男性に得だった
この住友生命の「ドクターok」は、男女の保険料が一緒であることが保険業をしている私からすると当時かなりの驚きであり特徴的だと言えました。
損保系生命保険会社ではこのようなことはなく、最近販売されたばかりの三井住友海上あいおい生命の『&LIFE 新医療保険Aプレミア』などの新商品ほど男女の保険料の差は大きくなっています。平均寿命や疾病発生率を係数化すると男性の方が保険料が高くなるのが保険業界の常識となっています。
男女保険料差額なしという特徴は「ドクターgo」には残念ながらありませんのでご注意ください。
保険料が高いと言われる理由
住友生命の「ドクターok」や「ドクターgo」は健康祝金が受け取り易いことでも知られています。しかし、その健康祝金があるため保険料を高くなっているとも言えるでしょう。
健康祝金制度を売りにしている保険商品も多くあります。しかし、健康祝金という呼び名でなくと、支払った保険金額の一部が返金される商品は多くあります。
そして健康祝金に魅力を感じても、今まで少しずつ多く払った保険料が返ってきていると思うと健康祝金が無くて手頃のものを探したいという気持ちになる方もいるでしょう。
住友生命の「ドクターgo」は単独契約ではやはり不安。
健康祝金制度の仕組みなどを考えると保険料が多少高くても納得できますが、やはり通院の保障は欲しいところです。
特に今の医療は入院日数が減って通院治療でガンなども治療するトレンドになっているので「通院での投薬治療」と言われた場合を考えると不安要因になるでしょう。
住友生命の「ドクターok」の後発「ドクターgo」は有効活用可能
様々な医療保険がある中で「とりあえず若いときに医療保険入っているんだけど・・・・内容は古い」というよくあるパターンの方に魅力的なのが住友生命の「ドクターok」であり「ドクターgo」です。
若い時に入った医療保険は一部の商品を除いて、今加入するより割安で加入できています。なので、安易にやめてしまうのは勿体無いで有効的に見直しをしてみましょう。
加入中の医療保険の保障の期間や特約など細かい部分まで見直ししてから、住友生命の「ドクターgo」に加入することをお勧めします。特約の豊富さを味方に新たな不安への対策もしっかり備えることのできる保険商品だと言えます。