住友生命の『特定疾病保障定期保険特約』とは

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

住友生命の『特定疾病保障定期保険特約』とは

   

住友生命の『特定疾病保障定期保険特約』

住友生命の『特定疾病保障定期保険特約』は類似した名前の特約も多く、非常に紛らわしく誤解を招きやすい特約です。

しかし、『特定疾病保障定期保険特約』の中身は非常に充実した内容で住友生命では医療保険の『ライブワン』などで付帯が可能です。

簡単にいうと『死亡する』或いは『高度障害』状態になるか住友生命が決める状態に一定期間なると『脳卒中・ガン・急性心筋梗塞』になっても同じように保険金を支払うという特約です。

特定疾病保障定期保険特約『疾病』とは何か

特定疾病保障というのは聞きなれた言葉でいうと三大疾病ということです。三大疾病とは脳卒中・ガン・急性心筋梗塞をまとめての総称です。よって特定疾病保障というのは三大疾病にしか保障されないので「心疾患」や『脳血管疾患』などは対象外です。

日本人が死亡する原因三大柱で日本人の半分以上がこの三大疾病で命を落とします。しかし現在の医療保険のトレンドは七大疾病(七大生活習慣病)への保障範囲の拡大です。メガバンクの住宅ローンなどの団体信用保険にも七大疾病よりも多い八大疾病の保障特約ができています。

特定疾病の病名が自分の希望する疾病と実は一致していなかったという方が増えているので注意が必要です。

住友生命の『特定疾病保障定期保険特約』はリガード特約

住友生命が販売する商品の特約として『特定疾病保障定期保険特約』と紹介しましたが、リガード特約定期タイプと住友生命のパンフレットなどでは呼ばれており、セールスも「リガード」と呼ぶので設計書の説明時に理解しきれないので予め知識を持っておくべきでしょう。

『特定疾病保障』のメリットは一時金の使い道が自由であること

特定疾病保障は一時金で受け取ることができるのが特徴です。損保系生命保険会社の『三大疾病診断給付一時金』と似ている部分があり、それは一時金で支払われた保険金の使用用途や領収書の提出など一切不要だということです。

例えば別の保険で手術給付金などがある保険に入っていた場合、特定疾病保障での一時金はそのまま口座に残り使い切らなければならないなどという制約もありません。

特定疾病保障の一時金を有効活用方法

入院日額を5000円にしていた場合に大部屋の6人部屋などは入院費の手出しはほぼありませんが、女性などはやはりプライバシーを気にしたり、男性の方も隣のいびきが気になるなどが理由で個室に自己負担で移る方も多いです。そこで入院日額を低くしたり入院日数を増やたりして保険料の調整を行い万が一のことが起こった際に差額を一時金で補填するなどというコンビネーションで保険を組み立てることも可能です。

リガード特約の保険金支払いの注意点

リガード特約の保険金支払いは死亡保障が支払い限度額になるというのが誤解を招きやすい部分です。なので死亡保障3000万円でリガード特約で500万円の保険金を受け取った場合、死亡時は2500万円の保険金支払いとなります。通常特約は主契約の保険金額と別なので損保系生命保険会社などのパンフレットでは『(入院日額×入院日数)+三代疾病診断給付一時金』と書かれている医療保険とは大きく違います。

死亡時の葬儀費用なども想定して保険に加入を検討している場合、保険金の受け取り額の設定には注意が必要です。

約款やパンフレットの『所定の状態』が気になる

一昔前の生命保険のCMでは「保険に入ればガンになっても安心です」とよく言っていたのですが今は画面の端に「*所定の状態に該当した場合に険金が支払われます。」などと出ています。所定の状態とは早期発見されたガンは対象外であることや一定期間日常生活ができないことなど保険金支払いの基準が保険会社で商品ごとに定められています。

全て保険金支払いの適応になるというわけではないので誤解しないようにしておきましょう。

住友生命の『特定疾病保障定期保険特約』は検討は慎重に

住友生命の『特定疾病保障定期保険特約』は総評とすると、加入した時の『死亡保障が支払い額』が保障(補償)限度額になるということ点などは誤解を招きやすいといえます。

住友生命で『特定疾病保障定期保険特約』を付帯した場合、他社で加入した定期保険や、とりあえず入っていた医療保険もまだ加入したままだ、という方は『保険内容の見直し』で保険料の総額をグッと抑えることが可能だと言えます。

一時金の受け取りに関しては、やはり使用用途が自由ということもあり付帯しておく価値は大いにあると言えます。

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