住友生命の学資保険の祝い金の受け取り方とは?こどもすくすく保険&たのしみキャンバス解説
目次
住友生命の学資保険は、祝い金の受け取り方が2種類
住友生命の学資保険は、祝い金の受け取り方が全く異なる2種類の商品があります。
- 「こどもすくすく保険」・・・中学・高校・大学の入学時に、祝い金を受け取りますので、入学資金を重視した積立てです。
- 「たのしみキャンバス」・・・大学入学時と以後毎年祝い金を受け取り、大学進学を前提とした積立てとなっています。
両方加入すれば完璧!ではなく、子供1人につき1本は学資保険で教育資金を積立て、幼稚園入園と小学校入学は祝い金の受け取りが無い為(他社含む)、自助努力で計画的に、安全・確実で換金性のある積み立てを並行して貯めましょう。
学資保険で教育資金を準備する本来の理由と、商品の特徴を説明します。
住友生命の学資保険「こどもすくすく保険」
一般的な学資保険で、契約者である親が死亡すると以後の保険料は免除され、祝い金や満期保険金はそのまま受け取ります。またオプションで子供の入院特約を付ける事が出来ます。
子供の入院給付金付ける?付けない?
未就学児の入院は、付き添い入院をしなくてはならない医療機関がほとんどですので、子供の入院費用は不要ですが、付き添い者の食事代、仕事を休む事による収入減少分、見舞い客のお礼など、見えない費用がかかります。
付き添い者は治療を目的とした入院ではない為、自分の生命保険から入院給付金は出ません。
医療機関によっては10歳まで付き添いが必要であったり、契約途中で特約を不要だと思えば外したり、スポーツをするなら傷害保険で病気にも対応しているタイプにするなど、健康であれば選べますよ。
払込期間
12歳or15歳or18歳の中から選べます。
払込期間は短く12歳にすると、途中解約で元本割れするリスクが減るメリットがありますが、仮に毎月1万円の積立で、18歳払込にすると積立期間が長いので、15歳払込より36万円、12歳払込より72万円、多く貯まります。
12歳払込満了でリスクを減らし、以後は給料天引きか給料口座の銀行で、積立てはいかがでしょうか?
満期
18歳or22歳の中から選べます。
18歳満期は大学入学資金はもちろんですが、就職であっても初任給をもらうまで最大2ヶ月分の通勤費・食事代・交際費など、引っ越しを伴う場合は家具家電や生活用品の準備に使えますね。
22歳満期は1番期間が長いですので親の死亡時の保障も22歳までとなるメリットがありますが、満期保険金の使い道が限られ大学院か就職もしくは結婚となるでしょう。
住友生命の学資保険「たのしみキャンバス」
5年確定の個人年金ですので「こどもすくすく保険」より利回りが良く貯蓄性はありますが、契約者/被保険者は子供ですので、親の死亡時の保障は無く、入院特約も付けられません。
受け取り方は、例えば契約年金額50万円ですと、18歳時100万円、19歳/20歳/21歳/22歳時50万円ずつ受け取り、総額は300万円、大学進学にピッタリな内容です。
「たのしみキャンバス」は、1人目の子供で加入していれば、もし大学進学しなくても、2人目3人目の子供用として使う事で、据置期間が長くなるので返戻率がより良くなり、使い道も大学進学にこだわらない為、メリットが大きくなります。
大学の授業料は半年払いか年払いで納めますので、ボーナスが無い又は残らないのであれば、今から積立てを始め、月5千円でも大学入学時には100万円、貯まりますよ。
住友生命の学資保険の祝い金の受け取り方・まとめ
住友生命の学資保険の祝い金の受け取り方は、それぞれの商品にメリット・デメリットがあります。
「こどもすくすく保険」は、初回保険料1万円を払った後、すぐに契約者である父親が死亡しても教育資金150万円を受け取り、保険料の支払いもゼロとなりますが、「たのしみキャンバス」は、母子家庭になっても毎月の保険料は変わらず払い続けなくてはいけませんし、そうなると解約の可能性が高まりそうですね。
18歳時に、「こどもすくすく保険」と「たのしみキャンバス」を一時金で受け取った場合は、どちらも元本割れはしませんが「たのしみキャンバス」は保障が無いので受け取りが多いです。
学資保険は、教育資金を準備する目的で、子供1人につき1本契約がある事で、大黒柱の死亡により、子供が進路を妥協せず、悲しみのあとに貧しさが訪れないよう自立までを見守る、「お守り」であり、また「愛情」です。