全労済の医療保障はシニア移行可能?シニア共済の内容解説!

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

全労済の医療保障はシニア移行可能?シニア共済の内容解説!

   

全労済の医療保障はシニア移行ができる?

全労済の医療保障は月掛金1,800円で入院保障や通院保障が付いた手軽に加入できる医療保険です。満59歳まで加入でき、60歳からは、シニア移行タイプに移行できます。移行したとしても、保険料は1,800円のままの据え置きです。

しかし保障内容に関しては59歳までの保障内容と比べると、徐々に保障内容が低くなっていきます。

全労済の医療保障はシニアに移行した場合保障内容はこうなる!

シニア移行した医療保障を例にしてどのように変化していくか確認してみましょう。

ちなみに移行先での保障は85歳までが上限です。終身ではありません。

【内容→59歳までの保障内容→①60歳~65歳→②65歳~70歳→③70歳~80歳→④80歳~85歳】

・交通事故、不慮の事故での死亡保障:1千万円→①300万円→②200万円→③120万円→④60万円

・病気での死亡保障:500万円→①150万円→②100万円→60万円→④30万円

・交通事故での重度の障がい保障:1千万円→①300万円→②200万円→120万円→④60万円

・病気での重度の障がい保障:500万円→①150万円→②100万円→60万円→④30万円

・交通事故での入院日額保障:2,500円→①1,500円→②1,250円→1,000円→④1,000円

・病気での入院日額保障:2,500円→①1,500円→②1,250円→なし→④なし

60歳からの保障内容は59歳までの保障内容と比べると大きく下がっています。もともとの共済掛金が安いこともあり、他の終身医療保険と比べると、支払われる金額に大きな差が発生します。

全労済のシニア移行のメリット

全労済シニア移行プランのメリットを解説していきます。

・掛金が安い・・・やはり掛金がそのまま1,800円のまま変わらないというのは魅力です。60歳以降に加入できる保険商品はほとんどが3,000円以上のものが多い中で、2,000円を切る掛金の安さは魅力です。

・後期高齢者医療制度までの繋ぎとして優秀な保険・・・75歳以上から自動的に適用になる後期高齢者医療制度ですが、それまでの通院費用などは一般と同じ3割負担です。75歳からは1割負担になるため、かなり医療費を抑えることができますが、それまでの期間は万が一に備えた入院保障が欲しい所。そんなときに移行プランに入っていれば、入院は70歳まで病気での入院保障が発生しますし、交通事故の場合には85歳まで入院保障が発生します。

全労済のシニア移行のデメリット

全労済シニア移行プランのデメリットは何でしょうか?

・終身ではない・・・一般の保険会社が扱っている高齢者の医療保険は終身タイプがメインです。85歳までの払込みで85歳以降は支払わなくても保障が続くものもあります。全労済は、85歳を過ぎると自動的に保障の対象外になってしまうため、終身医療保険に比べると見劣りする部分が多いです。

・保障額が安い・・・保障があると言っても、金額的にはかなり少ないです。終身保険では最低でも入院日額5,000円が支払われる中で、1,500円以下の入院保障しかないのはネックです。

全労済のシニア移行はするべき?しないべき?

人によって状況は違います。掛金の安さや老後の収入を考えると、年金メインで暮らしていくのであれば掛金が安い全労済のシニア移行タイプは最低限の保障内容で「あり」だと思います。

しかし、保障内容が85歳までという事を考えれば、60歳前に一般の終身保険に切り替えた方が、保障内容が充実しているため、お得です。

現在の自分の健康状態で他の保険に加入できるのかというポイントも考慮しなくてはならないため、持病があって他の保険に加入することができないという場合には、全労済移行タイプを最低限の保障として考えるべきなのかもしれませんね。

老後のことを考えてシニア移行するべきなのか、他の保険商品に切り替えるべきなのかを検討してみてはいかがでしょうか?

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