全労済キッズ保険で剥離骨折は保障される?徹底解説します!
目次
全労済キッズ保険は剥離骨折を保障してくれるのか?特定損傷共済金は?
全労済キッズ保険には2種類あります。それが月掛金900円の全労済子供の総合保障キッズタイプと、月掛金1,600円のキッズワイドタイプです。
剥離骨折があった場合にはキッズタイプで50,000円の特定損傷共済金が支払われます。キッズワイドタイプは65,000円です。
また交通事故や不慮の事故が原因の場合には、通院保障(キッズタイプ日額2,000円、キッズワイドタイプ日額3,000円)も支払われます。
剥離骨折とはどんな症状なのか?他の骨折と何が違う?
剥離骨折とは「骨の一部が引っ張られて、その一部分が元の骨から剥がれてしまう症状」です。原因は様々ですが、特に多いのが不慮の事故などで受ける衝撃です。個人差がありますが、カルシウム不足や運動不足による骨の弱体化によっても引き起こされる症状と言われています。
骨が中心から折れるような骨折とは違い、すぐに骨折したと気づかないことが多いですが、時間が経つと徐々に痛みが出てきて、最終的には非常に強い痛みが発生します。
骨折したのに気づかず、剥がれた骨が筋肉などに刺さってしまう二次被害も起こる場合があります。
特定損傷共済金の対象にならない骨折の種類
特定損傷共済金は剥離骨折を含む骨折に対して共済金が支払われますが、軟骨の骨折や損傷は対象外になっています。軟骨の骨折や損傷とは、よくスポーツ選手などにみられる「膝半月板の損傷」などを指します。
骨折という名称ですが、全労済の特定損傷共済では対象外の症状ですので覚えておきましょう。
医療費助成があっても共済金は支払われるのか?
地方自治体を中心に、子供の医療費を全額無料にする「医療費助成制度」があります。住んでいる自治体ごとに制度が違いますが、0歳児から18歳くらい(自治体ごとに医療費助成上限年齢が違う)までの医療費が無料になる制度で、日本全国に広まりつつある制度です。
全労済のキッズ保険では、例え住んでいる自治体に医療費助成制度があったとしても、特定損傷共済金は支払われます。
剥離骨折を含む骨折という症状は、完治するまで長い期間を要します。ギプスなどで固定している骨をレントゲンでチェックしながら治療を行ったり、ギプスが取れてからは、本来の運動機能を回復させるためのリハビリなどで病院に何度も訪れたりしなくてはなりません。
そのため、病院までの交通費などの雑費が医療費以外の所で発生してきます。
特定損傷共済金は契約期間中に1回に限り、50,000円か、65,000円が支払われます。このお金があれば、交通費などの心配をせずに治療に専念できますね。
共済金の請求には骨折時の状況を証明する書類が必要
不慮の事故や交通事故が原因の場合、特定損傷共済金や通院治療費の請求をするためには、必要な書類を提出しなくてはなりません。例えば、デパートのエスカレーターで誤って転落して骨折をした場合には、そのエスカレーターを管理しているデパートや、管理会社の「事故証明書」が必要です。
交通事故の場合にも、交通事故証明書を警察から取得する必要がありますので、共済金請求時には、事前になんの書類や証明書が必要か確認しておくことが重要です。
全労済キッズ保険は剥離骨折の強い味方だった!
全労済キッズ保険は剥離骨折でも保障してくれることが分かりました。剥離骨折は、骨が発達しきっていない子供に多くみられる骨折です。部活動などスポーツ中の不慮の事故などで起こるケースが多いため、十分な注意が必要です。
剥離骨折を起こさないようにするのが一番ですが、万が一起こってしまった場合には、全労済のキッズ保険は強い味方ということを覚えておきましょう。