評判が悪すぎる住友生命の『ライブワン』とは
目次
評判が悪すぎる理由はどこにあるのか?
住友生命と言えば生命保険業界でだけでなく誰でも知っているほどの国内大手生命保険会社です。
そんな国内の大手生命保険会社には、ネットの口コミなどで非常に評判の悪い『ライブワン』という商品があります。何がそこまで厳しい評価にさせるのを徹底的に調べてみました。
住友生命のアカウント型保険『ライブワン』
住友生命の『ライブワン』は、引き出すことができる貯蓄保険に死亡保障と医療保険が付いている総合保障保険です。
貯蓄部分を自由に引き出すことができることを『アカウント』といいます。このアカウント型の保険は『利率変動型積立終身保険』とも呼ばれ、住友生命以外でも取り扱いがある商品です。
住友生命のアカウント型保険の『ライブワン』は非常に多くの特約などがあり、保険業をしている私も目が回るほどあります。
全期型と更新型、セールスが売りやすいのは更新型
住友生命の『ライブワン』は総合保障保険なので万能な商品には違いありません。しかし住友生命の『ライブワン』は『全期型と更新型』に分かれているため、選び際には注意が必要です。
全期型は保険期間中の保険料の変動はありません。しかし保険料は高額となります。
一方、更新型については保険料が変動し、加入年齢が若いと割安感があります。セールスは保険料が安く様々な補償が付いていることを売りにできるため、更新型を勧める傾向にあります。
将来のための更新型の貯蓄、しかし見えない貯蓄成果
貯蓄ができて、補償もたくさん付いているのですが、この更新型の保険は必ず『更新』する必要があります。
自分の年齢が上がるにつれて医療保障なども更新のたびに保険料が上がり、アカウントの貯蓄部分を保険料の上がり幅と相殺することになってくる方が多いようです。
積立金は年齢に応じて上がった保険料へ消えて行き、次の更新の保険料すらわからないという不安が生じます。
住友生命の『ライブワン』はメリットもある。
万能性に長けている部分はメリットを強く感じるので、保険業をしている私は住友生命の『ライブワン』を決して悪い商品だとは思いません。
保険を複数加入されている方は、補償内容の重複なども起こりやすいため住友生命の『ライブワン』は不向きかと思います。
しかし、初めて生命保険を検討している方は、住友生命の『ライブワン』の万能性を活かすことができるため非常にメリットが多いと言えます。
住友生命の『ライブワン』は万能保険だからこそ評判が悪い
総評すると、万能さが補償内容を複雑にして住友生命の『ライブワン』の評判が悪くなったといえます。
販売しているセールスも、メリットやデメリットを理解できないまま、「売り込みしやすい」という単純な理由で勧めているかもしれません。
そんなセールスから運悪く加入してしまうと、アカウント部分は保険料の上がった分の相殺で貯蓄ができていないかもしれません。
毎年のように住友生命は新商品を出しています。販売中の商品も改定を加え、外資系や通販型の保険商品を意識し対抗をしています。
そんな競争の激しい保険業界で、対抗を企業努力として続けている住友生命が加入者にとってデメリットばかりの商品を売り続けるということ有り得ないといえます。
パンフレットやセールストークを鵜呑みにせずに、しっかり自分の人生設計を考えて加入すれば、住友生命の『ライブワン』は悪評など跳ね除けるだけの『万能』という強いポテンシャルを持った保険商品と言えるでしょう。