第一生命のシールドUは見直す必要があるか?
第一生命のシールドUは「定期型」と「終身型」があった
第一生命のシールドUは何回か改定があり、少しずつ変わっています。
特定疾病保障終身保険(シールド終身型)<1996年5月までご加入>
特定疾病保障終身保険<H8>シールド(終身型)
特定疾病保障終身保険<1997年4月以降ご加入>シールドU(終身型)
と分かれてはいますが、中身の違いについては約款を細かくみないとわからないほどなので、省略させて頂きます。
そして終身型が変わっていったように定期型も同じ年数で変わっています。
特定疾病保障定期保険<1996年5月までご加入>シールド(定期型)
特定疾病保障定期保険<1996年5月までご加入>シールド(定期型)
特定疾病保障定期保険<1997年4月以降ご加入>シールドU(定期型)
過去の何回かの改定がシールドUですが、見直す必要はあるのでしょうか?
この記事ではシールドUの保障内容や、どういった方が利用すべき商品なのかを説明していきます。
第一生命のシールドUの内容
年に1回第一生命本社から送られてくる「ご契約内容説明書」に書かれている説明は、3大疾病で約款所定の状態に該当、死亡時、約款所定の高度障害状態に該当した時に支払い。約款所定の身体障害状態に該当時には保険料払込免除と書かれています。
要するに、3大疾病になったときは一時金として、3大疾病以外での死亡時にも死亡保障として支払われるという事です。
ちなみに、第一生命の堂々人生などには「5年ごと利差配当付特定疾病保障定期保険特約(シールド特約)」として、一時金としてだけの内容がついていることが多いです。
第一生命のシールドUで支払に該当する時とは
約款所定の状態
お支払いする保険金 | お支払いする場合 | |
特定疾病保険金 | 悪性新生物(がん) | 責任開始期以後、保険期間中に、生まれて初めて悪性新生物に罹患し、かつ、医師により病理組織学的所見(生検)によって診断確定されたとき ●上皮内がんおよび皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんを除きます。 ●責任開始期から起算して90日以内に罹患した乳房の悪性新生物(乳がん)については、お支払いしません。 |
急性心筋梗塞 | 責任開始期以後の疾病を原因として、保険期間中に、急性心筋梗塞を発病し、その急性心筋梗塞の初診日から60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき ●急性心筋梗塞には再発性心筋梗塞を含みます。狭心症などは含まれません。 ●「労働の制限を必要とする状態」とは、「軽い家事等の軽労働や事務等の座業はできるが、それ以上の活動では制限を必要とする状態」をいいます。 | |
脳卒中 | 責任開始期以後の疾病を原因として、保険期間中に、脳卒中を発病し、その脳卒中の初診日から60日以上、言語障害、運動失調、麻痺などの他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断されたとき ●くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞が対象となります。 |
そして、約款に書かれている対象となる悪性新生物はおよそ97種類ですが、営業員は全て覚えているわけではないので営業員が支払対象か答えられなくてもそこは大目に見てあげてください。
第一生命のシールドUの見直しの必要性について
シールドUは3大疾病と死亡保障だけの保険ですが、正直な所「終身型」であればシールドU自体は見直す必要はないかと思います。保険料的にも内容的にも他社にも劣りません。
ただ上記でも説明しましたが、死亡保障として受け取るか、一時金として受け取るかの保険なので、3大疾病になって一時金として受け取ってしまうとその後死亡保障はありません。
なので生命保険としては不十分なので、シールドUを加入済みの場合はそれとは別に、死亡保障と医療保障の保険を加入する必要があると思われます。
ちなみに今の第一生命のジャストでは必要な特約だけを組み合わせられるので、「定期保険」と「医療保障」の組み合わせのパッケージ保険に加入すればより充実した保障を受けられるでしょう。