アクサ生命の法人契約の死亡保険はどんなメリットがある?
目次
アクサ生命のはじまりは商工会議所の共済制度
アクサ生命の前身は商工会議所直営の「日本団体生命」(通称:ニチダン)という保険会社でした。「ニチダン」時代から商工会議所会員向け共済(死亡保険・障害保険)を扱っており、月々わずか千円前後の割安さの割に、手厚い死亡・障害保障を用意しています。
保障は24時間365日起こった全ての怪我や病死にも対応しているため、従業員の福利厚生としてかけている法人事業所もあります。
経営者に有事の際、商工会議所の共済で保障は十分なの?
上述の共済制度、経営者にとって何より嬉しいのが、保険料を全額損金計上できる点です。損金を増やす事によって経理上、節税の利益を生み出すことができます。
共済制度は安価な割に手厚い保障ではあるものの、経営者の死亡保障としては、いささか金額に物足りなさを感じます。経営者は万が一の時、資金不足では従業員や取引先に迷惑をかけてしまう場合もあるからです。
法人経営者の賢い選択、解約返戻金のある死亡保険
アクサの死亡保険には解約返戻金があるものとないものあります。解約返戻金ありは、会社経費として繰り戻して使うことができます。死亡保障を用意しつつ、貯蓄もできるというわけです。
解約返戻金を経営者勇退時に解約し経営者自身の退職金として受け取ることも可能です。
解約返戻金のあるものは一般的に貯蓄とみなされ損金に計上できないのですが、中には1/2から1/3が損金に計上できる貯蓄型の死亡保険もあるのです。それが「LTTPフェアウインド」です。
法人経営者に美味しい「LTTPフェアウインド」
「LTTPフェアウインド」は「低払いもどし金型定期保険」といいます。定期と言っても「98歳まで」と、ほぼ終身とかわらない保険期間なので「定期」の仮面をかぶった「終身」と言っても良いかもしれません。
法人契約すると被保険者の契約時の年齢にもよるのですが、1/2から1/3の損金計上が認められます。保険料は在職中に会社経費で払い終え、勇退後は契約者を書き換え、個人のお守りとして所有する、ということが可能です。
法人だけでなく個人にも旨味のある「LTTPフェアウインド」
被保険者の年齢によるのですが、若い時期に契約した被保険者ですと、低払いもどし期間が終了後から解約返戻金がぐんぐん昇り始め、年金を受け取る頃には200%近い解約返戻金に増えることもあります。
その場合の法人契約ですと損金算入の割合が半分より低くなりますが、貯金をするよりもずっと高利率だということは間違いありません。
保険料支払い期間は短ければ短いほど、支払い完了後からの返戻金上昇率がすごい時期がありました。また、支払い期間を10年15年と設定し、子どもが大学へ入るための学資保険代わりにかけていた個人の方も多くいました。
ところが、事情により2013年から支払い期間10年や15年という短い期間に設定することが出来なくなってしまいました。とは言いつつも、「LTTPフェアウインド」はアクサ生命保険の死亡保険の中では一番バランスの取れたお勧めの死亡保険には変わりありません。
保障重視の割安保険、無解約払いもどし金型定期保険「ピュアライフ」
「LTTPフェアウインド」は長期定期ですからやはりそれなりの保険料がかかりますが、もう少し保険料を安く保険期間を短くしたいなら解約返戻金がない掛け捨てタイプの定期保険「ピュアライフ」がお勧めでしょう。
法人契約ですと全額損金になります。法人経営者が在職期間中だけ手厚い保障を準備したい場合、65歳や70歳まで、といった保険期間を選ぶことが出来ます。無解約払いもどし金型は貯蓄部分がない分月々の保険料は抑えめなので、経営努力をしている法人だけでのためではなく、個人的な契約にも向いています。
年齢がお若く月々のお給料に見合った保険をお探しのお父さん、数字に強く月々の支出をなるべくきっちりと抑えたいお母さんに向いている保険です。
商工会議所が前身のアクサ生命死亡保険のお勧め「LTTPフェアウインド」「ピュアライフ」法人契約なら損金計上も可能
まとめますと、アクサ生命の前身は商工会議所直属の保険会社「ニチダン」で、最初は中小企業や個人事業主のための共済制度を主に扱っていましたが、アクサ生命に変わったのち、より法人ニーズを叶える保険商品が取り揃えられました。
「LTTPフェアウインド」のような解約返戻金があるものは、短期払いにすると終身払いよりも解約返戻金の受け取り率が良くなります。
「ピュアライフ」のような死亡保障に特化した短期保険は、月々の支払保険料が安く抑えられたり、必要な期間だけ保険をかけることが可能なので、法人経営者が在職の間だけかけたり、個人の方が子どもの自立までの間だけかけたりと、ニーズに合わせてピンポイントで保険を掛けることができます。