コープ共済たすけあいの対象手術にはどんなものがある?どう確認すればいい?
目次
コープ共済たすけあいは対象手術じゃないと共済金がもらえない!
支払いが迅速で審査基準も比較的優しいと言われているコープ共済のたすけあいですが、手術共済金が支払われるためにはコープ共済連が定める対象手術に該当しなくてはいけません。
せっかく手術共済金が支払われると思って高い診断書を発行してもらったのに、なにも支払われなかったでは意味がありませんよね。
そこで本記事ではコープ共済たすけあいの対象手術にはどんな手術があるか、そして医療知識がない人でも対象手術かそうでないか確認する方法について解説します。
コープ共済たすけあいの対象手術にはどんなものがあるの?
コープ共済のパンフレットによればたすけあいの対象手術は以下のようなものとされています。
つまり、対象手術に当てはまるためには
- 病気やケガの治療のために受ける手術であること
- 『ご契約のしおり』に記載の手術
であることが必要条件となります。
ただ、これだけでは少しわかりにくいのでもう少しかみ砕いてみましょう。
「病気やケガの治療のために受ける手術」って?
盲腸の切除術や、骨折のボルト固定術などは病気やケガの治療のために医師が必要と判断したからおこなわれるものですよね。
つまりこれらは対象手術の条件を満たしていると言えます。
それでは病気やケガの治療を目的としない手術ってどんなものがあるでしょう?
わかりやすいのがレーシックや美容整形などの手術です。
これらが支払われないのは当然と言えますよね。
検査目的の手術も出ない!
ただ注意してほしいのは病気の検査目的の手術も対象にならないということです。
例えば、膝のケガの程度を知るために行われる膝関節鏡検査というものがあります。この検査は膝に穴をあけて内視鏡で膝の中を観察する検査です。
検査とはいえメスを体を切りますし、場合によっては入院もするわけですからもちろん共済金は給付されるはずだと思いがちですが、病気やケガの治療を目的としているわけではないので対象手術に該当しません。
仮に、検査の中で何らかの異常が見つかり、その場で処置を行ったのであれば支払い対象にはなりますが、検査で異常なしもしくは処置の必要なしと判断されれば共済金がもらえないので注意してください。
「『ご契約のしおり』に記載のある所定の手術」って?
コープ共済では共済加入時にコープ共済連より「ご契約のしおり」と呼ばれるパンフレットが送られます。
ご契約のしおりには共済金支払の条件などが詳しく書いてあるのですが、手術についても対象手術やそうでない手術について記載があります。
コープ共済たすけあいの対象手術には以下のようなものがあります。
- 乳房切断術(乳がん)
- 白内障観血手術(白内障)
- 動脈間バイパス造成術(心筋梗塞、狭心症など)
一方、病気やケガの治療を目的としたものであっても以下の手術は対象となりません。
- 創傷処置(傷を縫う)
- 抜歯
- デブリードマン(傷口の切除と洗浄)
受けた手術がコープ共済たすけあいの対象手術かどうか確認する方法はあるの?
ここまでコープ共済たすけあいの対象手術と対象外手術にはどんなものがあるか紹介しましたが、医療の専門家でない私たちにはじぶんの受けた手術が共済金支払いの対象となるかどうか判断するのは難しいですよね。
そこで最後に対象手術かどうか確認する方法をお伝えします。
病院に受けた手術の「Kコード」を確認する
「Kコード」とは厚生労働省が手術の点数を計算するために設けた手術のコード番号のことです。
コープ共済に限らず多くの医療保険会社では医療機関が診療報酬を算定する際に用いた「Kコード」をもとに手術給付金を支払うかどうか決めています。
そのため、自分が受けた手術のKコードを聞き、コープ共済のコールセンターにこのKコードの手術を受けたが共済金の支払い対象になるかどうか質問すれば、明らかに対象外の手術については請求できないと教えてくれます。
こうすることでわざわざムダな診断書を発行してもら時間とお金が省けます。
医療機関に聞けばKコードは必ず教えてくれますので心配な方はまず確認してみましょう。
まとめ:コープ共済たすけあいにも支払い対象手術とそうでない手術があることを留意しよう
このように支払いが優しいコープ共済であっても支払い対象手術と対象外手術があります。
知らずに共済金請求をしたら対象外でショックを受けたなんてことにもなりかねません。
ですので診断書を発行してもらう前にまずは以下の2点
- 医療機関へKコードを確認
- コープ共済のコールセンターへKコードを申告し対象手術か否かを確認
この2つを忘れないようにしましょう。