女性に高評価のコープ共済あいぷらすが最適な人とは?

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女性に高評価のコープ共済あいぷらすが最適な人とは?

   

意外と高評価?コープ共済のあいぷらすってどんな保障

コープ共済というと毎月決まった掛金で65歳まで保障されるたすけあいがメジャーですが、定期生命共済のあいぷらすも実は高い評価を得ているんです。

本記事ではコープ共済のあいぷらすの保障内容とメリット、デメリットを評価していきます。

あいぷらすの特徴

コープ共済のあいぷらすは主契約として生命保障、特約として入院保障とがん保障の2つの特約があり、主契約に特約を組み合わせて自分のニーズに合った保障を組み立てられる共済です。

主契約の生命保障に特約をプラスするというコンセプトから「あいぷらす」と名づけられました。

また、共済期間は終身ではなく10年間なので、10年ごとに保障内容を見直せるというのも、コープ共済が常に提唱しているライフステージごとに一番合った保障を選んでもらうという保障の考え方にマッチしたものとなっています。

あいぷらすの保障内容

それでは具体的にあいぷらすの保障内容を見てみましょう。

生命保障

  • 生命保障額は満18歳~満60歳までは最大3000万円、満60歳~満70歳までは最大1000万円の範囲内で選択できる。
  • 70歳で加入した場合共済期間が15年となり、満85歳まで保障される。

入院特約

入院特約には入院日額5000円と10000円のプランがあります。

病気・ケガ入院
(1日目から180日分)
日額5000円日額10000円
長期入院
(270日以上の入院)
30万円60万円
手術
(手術によって変わる)
5万円
10万円
20万円
10万円
20万円
40万円

1日目の入院から保障、長期入院共済金があるなど、比較的手厚い保障となっています。

がん特約

あいぷらすは2013年に商品改定を行ったことにより、がん特約の内容が大幅に改善されました。

具体的には

  • これまではがん診断共済金として一生に一度しかがんと診断された場合の給付金が出なかったが、商品改定により、2年に1度を限度として何度でもがんの一時金(100万円か200万円)が支払われるようになった。
  • これまでは診断されても10万円しか給付されなかった上皮内新生物ががんと同等に扱われるようになった。

コープ共済はがん保険では後発の部類に当てはまるため、さまざまな保障ニーズをくみ取ったがん保障となっています。

他にも、がんの入院・通院・手術についても保障されるため、がんの保障に関してはこれで万全と言えます。

コープ共済のあいぷらすのメリット・デメリットを評価

保障内容だけ見ると手厚そうにも見えるコープ共済のあいぷらすですが、メリットだけでなくデメリットもあります。

あいぷらすのメリット

あいぷらすのメリットは大きく3つあります。

がん保障が手厚い

先ほども紹介したように上皮内新生物であっても通常のがんと同じように扱われるのは他にはなかなかないポイントです。

多くの医療保険会社のがん保険では上皮内新生物は支払い対象外、もしくは通常のがんよりも削減して支払われることが多いので、そういった点でも他社より優れていると言えるでしょう。

ライフステージに応じて保障プランを変えられるため保険料の節約ができる

あいぷらすは10年満期の定期保険に分類される生命保険です。そのため10年ごとに保障プランの見直しをすることが出来ます。

必要な生命保障額はその時のライフステージに応じて変わっていくものですので、適切な保障プランを選択することで家計の節約にもつながります。

解約返戻金がある

解約返戻金というと終身生命保険に特有なものと思われがちですが、あいぷらすにも解約返戻金が存在します。加入期間や年齢、保障額などによってどれくらい戻ってくるかは変わりますが、掛け捨てではないというだけでも大きな魅力ですね。

あいぷらすのデメリット

一方のデメリットですが、これも3つあります。

終身保障ではない

先ほども説明したようにどんなに長くとも85歳で保障は終了してしまいます。そのため一生涯あいぷらすで安心とは言えません。

定期生命共済のため10年ごとに掛金が上がる

あいぷらすは定期生命共済であるため、10年ごとに月々の掛金が上がります。

例えば生命保障額500万円+がん特約100万円で掛金のシミュレーションをすると以下のようになります。

男性女性
20歳850円770円
30歳1070円1510円
40歳2320円2740円
50際6050円4310円
60歳15310円7080円

このように若いうちは非常に安い掛金ですががんのリスクが高まる中年期以降は非常に掛金が高くなります。

特に男性だと掛金が大幅に上がりますので老後の保障としてはあまりコストパフォーマンスが良くないと言えます。

先進医療特約は付帯できない

3点目のデメリットとして先進医療特約はあいぷらすに付帯できないということが挙げられます。

がんの治療において先進医療を希望される場合はコープ共済のたすけあいに加入して先進医療特約を付けるという形になりますので注意してください。

まとめ:コープ共済のあいぷらすには女性にはおすすめと評価できる!

ここまでコープ共済のあいぷらすの保障内容、メリットとデメリットを評価していきましたが、どういった人にこの保障はお勧めと言えるでしょうか?

結論から言うと、家族に脳卒中や心筋梗塞にかかった人がいない家系の女性には非常にお勧めできます。

理由としては以下の4つが挙げられます。

  • 女性の場合掛金額の上昇がゆるやか
  • 乳がんや子宮筋腫など女性特有のがんが気になりだす30代でも掛金が1000円台から2000円台と割安
  • 上皮内新生物であっても女性の場合、非湿潤性乳がんの治療では高額の治療費が必要となる場合があるため、通常のがんと同様に扱われるあいぷらすは安心
  • 脳卒中や心筋梗塞の保障はないがこれらの疾患は遺伝もしくは生活習慣で罹患するため家族にこれらの病気にかかったことがなく、生活習慣を気を付けている人なら過度に心配する必要はない

一方、心筋梗塞や脳卒中の家族歴がある人については三大疾病特約が付帯できる医療保険に加入しておいた方が無難です。

また、男性についても、病気のリスクが上がる40代までは掛金の面であいぷらすはおすすめといえますが、それ以降についてはがんや三大疾病特約などが付帯出来る手厚い医療保険に乗り換えたほうがいいでしょう。具体的にはオリックス生命の新CUREなどがおすすめです。

主婦が作った生協という組織の保障だけあって、女性に優しい保障ですが誰でもおすすめできるというわけではないのでその点は注意しましょう。

 

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