がん保障もJA共済と考えている方へ!がん共済をオススメしない理由

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子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

がん保障もJA共済と考えている方へ!がん共済をオススメしない理由

   

JA共済での「ガン」への備えはがん共済

自動車共済が有名なJA共済ですが、生命保険分野の生命共済もラインナップされています。

商品名だけ見ると「終身共済」や「医療共済」など生命保険会社の商品と同じような商品に見えます。

「がん」への備えは「がん共済」が用意されていますが、商品内容を紐解いてみるとオススメしにくい点が多いので、加入を検討する場合は注意した方が良いと思います。

今回はがん共済の内容を解説しながら、その理由をご紹介していきます。

がん共済の主契約は「がん」での入院日額

がん共済で下りる共済金の種類と算出方法をご紹介すると、

  • 診断共済金:入院日額×100
  • 入院共済金:入院日額×日数
  • 手術:入院日額×5or20
  • 放射線治療共済金:入院日額×10
  • 治療共済金:入院日額×50
  • がん先進医療特約:通算1,000万までの技術費相当額
  • がん先進医療一時金:先進医療共済金×10%又は30万円のどちらか低い方

となっています。

つまりがん共済で下りる共済金は入院日額に影響される、「主契約」=入院日額であることがわかります。

基本型と共済金の多く下りる充実型が選べる

JA共済のがん共済は基本型と充実型の2種類から選択できます。

先ほどご紹介した内容は基本型のもので充実型になると、

 

  • 診断共済金:入院日額×200
  • 入院共済金:入院日額×日数
  • 手術:入院日額×10or40
  • 放射線治療共済金:入院日額×20
  • 治療共済金:入院日額×100
  • がん先進医療特約:通算1,000万までの技術費相当額
  • がん先進医療一時金:先進医療共済金×10%又は30万円のどちらか低い方

太字にした部分が充実型では下りる共済金が基本型の2倍になる部分です。

手厚くしたい方は充実型、基本的な保障を用意したい場合は基本型といった使い分けになると思いますが、共済掛け金は基本型と充実型では年間17,000円程度変わります。

予算とのバランスも十分に注意しないと「保険貧乏」に陥る可能性もあります。

がん共済と他社がん保険が同じなのは「がん90日免責」が存在する点

がん保険では死亡保障などには無い特殊な規定が存在します。

それは「責任開始日より90日以内に診断確定した”がん”は免責として保険金を支払わない」というものです。

責任開始日とは「告知もしくは申込日のどちらか遅い方の日にち」を指します。

これはJA共済のがん共済でも同様の規定が存在しています。

背景としては「がん」の疑いがある人が、先にがん保険へ加入した直後に保険金請求する事での保険金支払いを防ぎ、保険契約者の健全性を維持する狙いがあります。

「なってしまった場合に備えて、健康なうちに準備する」これが生命保険の原理原則です。

診断共済金の下りる条件が変則的

先ほど見た限りだと他社のがん保険と大差が無いように見えますが、診断共済金は実は初回の診断確定のみです。

2回目以降は治療共済金が下りるのですが、治療共済金の支払い条件は診断確定ではなく「がん」での入院となっています。

さらに診断共済金と治療共済金では治療共済金の方が低くなっています。

最近の他社のがん保険では、診断一時金でも前回から2年間の期間が空けば、何回でも保険金が下りるタイプが主流です。

それを踏まえると診断共済金の面から特にJA共済のがん共済が優れているという部分は有りません。

診断での掛け金払込免除規定が無い

がんは治療期間の長くなる可能性がある疾病です。

つまり治療期間は治療費が発生する為、経済的負担が大きくなっている状況が想定されますがその期間に掛け金の払い込みを免除する規定がありません。

他社がん保険では「がん」と診断確定された場合は以降の保険料払込を免除する特約・特則が用意されていますが、JA共済のがん共済には無いのです。

これは万が一の時に保険料の心配をせずに治療に専念できるようにとの判断から最近のがん保険や医療保険では一般的に付帯されているものなので、この面からもがん共済をおススメするだけの根拠がありません。

抗がん剤の保障が無い

現在のがん治療における3大治療は手術、放射線、抗がん剤です。

JA共済のがん共済は手術、放射線に対しては共済金が下りる設計になっていますが、抗がん剤に対する保障がありません。

抗がん剤治療は30年後に今と同じように主力の治療なのか?という点は議論の余地がありますが、現状の主力治療法である抗がん剤治療に備える治療は必要と考えます。

通院への保障も用意されていない

近年のがん治療は入院治療が短期化し、通院治療がメインになりつつあります。

ですのでがん保険の主契約は「入院日額」から「診断一時金」にシフトしてきています。

個人的意見としてこれからの「がん」への備えとして通院保障はチェックしておくべき項目と考えます。

JA共済のがん共済はオススメできる層がほぼいない

今回はJA共済のがん共済について補償内容から、筆者がオススメできない理由をご紹介してきました。

医療共済との組み合わせで考えても、積極的にがん共済をオススメできる方の層がないというのが、正直な感想です。

今回ご紹介したポイントは他社のがん保険を検討する際にも応用できます。

ご自身が必要な備えはどこまでなのか?を念頭に置きながらそれぞれもベストな保険に加入できればと思います。

 

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