住友生命のたのしみワンダフルを解約すると損!その理由とは?

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

住友生命のたのしみワンダフルを解約すると損!その理由とは?

   

住友生命のたのしみワンダフルの保険料が払えない≠解約

住友生命のたのしみワンダフルは、個人年金保険ですので、保険料払込期間を長いため、契約の途中で保険料の支払いが負担になる事もあるでしょう。

そんな時、すぐに「解約」と思いがちですが、解約せずに続ける方法をご存知でしょうか?

住友生命のたのしみワンダフルを解約せずに、継続できる可能性の高い方法を紹介します。

住友生命のたのしみワンダフルに加入して1年以内の解約

住友生命のたのしみワンダフルは、加入して1年以内に解約すると、解約返戻金が少なくゼロの場合もありますが、死亡保障を抑えて貯蓄を重視した商品ですので、加入して半年以内でも、1ヶ月分の保険料以上が貯まっているケースもあります。

どちらの場合も「保険料猶予期間」がありますので、今月の保険料引落が出来なくても、すぐに失効とはなりません。

翌月に1ヶ月分でも支払えば契約は継続しますが、解約返戻金が1ヶ月分の保険料以下の場合は、2ヶ月引落出来ないと翌月1日に失効となり、保障が無くなります。

解約返戻金が1ヶ月分の保険料以上ある場合は「自動立替制度」と言って、解約返戻金の中から保険料が立替られます。

住友生命のたのしみワンダフルの1年以内の解約返戻金は、0円~約1ヶ月分の保険料ですが、解約すると「復活」が出来ません。

住友生命のたのしみワンダフルは解約すると「復活」できない

住友生命のたのしみワンダフルは、失効しても解約しなければ「復活」という手続きで、契約を続ける事が出来ます。

復活の手続きは、未払い分の保険料+翌月の保険料をまとめて支払う必要があり、失効した月に手続きすれば、最小限の3ヶ月分の保険料支払いで、復活する事が出来ます。

通常、加入時期が早い契約ほど、将来受け取れる年金が多くなりますので、解約せずに失効のままおいておく事も検討しましょう。

ただし復活は、失効して3年以内しか出来ませんので、それ以降は解約して解約返戻金を受け取り、住友生命のたのしみワンダフルに新規で加入となります。

住友生命のたのしみワンダフルを解約せずに、復活か新規加入かを選ぶ

住友生命のたのしみワンダフルは解約をしなければ、3年間は復活するか、もしくは新規で加入するか、有利な方を選べます。

例えば、失効して1年後に復活手続きをすると、13ヶ月分の保険料を支払えば復活は出来ますが、新規で加入すると未払い保険料の支払いは不要で、1ヶ月分の保険料のみとなります。

新規で加入するデメリットは、年齢が上がり将来受け取る年金が少なくなる事です。

しかし、予定利率の変更があった場合は、復活に必要な13ヶ月分の保険料を支払った方がより受け取り額が多くなるかもしれませんし、復活するよりも新規加入の方が受け取り額が多くなる可能性もあります。

解約してしまうと、新規加入のみとなりますので、復活も選べるようにしておく方が、損失は最低限に抑える事が出来るでしょう。

住友生命のたのしみワンダフルを解約せずに、立替か払い済み保険かを選ぶ

住友生命のたのしみワンダフルに加入している期間が長い場合は、解約せずに「自動立替制度」や「払い済み保険」を選ぶ事が出来ます。

払い済み保険

払い済み保険は、それ以降の保険料支払いをストップし、解約返戻金を使って終身保険へ変更しますが、解約返戻金が少ない場合は出来ません。

終身保険ですので、解約返戻金は増えていきますし、お金が必要な時は、解約か貸付で使う事が出来ます。

自動立替制度

自動立替制度は、解約返戻金で毎月の保険料を支払いますので、解約返戻金が減っていきますが、毎月保険料を支払っている事になります。

払込期間満了まで立替出来る場合は、解約して解約返戻金を受け取るよりも、立替して年金を受け取る方が多くなるケースがあります。

反対に、払込期間の途中で自動立替が終わると、解約返戻金はほぼ無くなっており、それ以降は毎月の保険料と立替保険料とその利息の支払いが発生します。

自動立替制度は申し出ない限り、保険が失効しないよう立替する為、立替を希望しない場合も希望する場合も、必ず確認しましょう。

住友生命のたのしみワンダフルを解約したいなら…

住友生命のたのしみワンダフルをどうしても解約したい場合はどのような手続きが必要なのか、また手続きがスムーズにいくか不安を感じてしまうこともあるでしょう。

手続き自体は非常に簡単。

担当のスミセイライフデザイナーに連絡をするか、スミセイコールセンターへ連絡するだけです。

いずれの場合も継続について提案される可能性が高いですし、スミセイコールセンターへ連絡しても担当のスミセイライフデザイナーから連絡が入る場合もあります。

提案される内容については下記をご参考ください。

資金が必要になったとき

契約者貸付制度

契約者貸付のご利用
解約返戻金の一定範囲内で必要資金をご用立てする制度をご利用いただけます。

保険ファンドの一部引出し制度(ライブワン・Qパックにご加入のとき)

保険ファンドのお引出し
当社の定める範囲内で積立金の引出しを行うことができます(全額の引出しはできません)。

保険料の
お払込みが
困難なとき

減額手続き

保険金額・給付日額等を減額し、以降の保険料を少なくすることができます。

継続保険料振替制度(ライブワン・Qパックにご加入のとき)

保険ファンドを活用して保障部分の保険料のお払込みを行うことができます。

払済保険

その時点の解約返戻金を保険料として充当し、保険金額を新たに定めてご契約を有効に継続させることができます。

保障を見直し
たいとき
  • 転換(保障見直し)制度
  • 特約の中途付加
  • 追加契約
  • それぞれの制度のご利用には、現在の種類や内容により、所定の条件を満たすことが必要になります。

  • ご利用いただく制度によっては、あらためて診査(または告知)が必要になります。健康状態等によっては、ご利用できないことがあります。

    (引用:住友生命保険公式ホームページ

 

解約の話がまとまると、解約に必要な書類を用意してもらえ、確認・提出することで解約手続きが完了となります。

住友生命のたのしみワンダフルは安易に解約しないほうが得策

住友生命のたのしみワンダフルに加入する時は、「解約は損する」と理解して契約している人が多く、解約は考えていなかったことでしょう。

解約せずに続ける方法は、契約期間が短くても一時的に保険料の支払いをストップしたり、契約期間が長いほど選択肢が増え、元本割れリスクが軽減されます。

大切な財産ですので、保険料の支払いが困難な時やお金が必要な時は、慌てて解約せず、まず相談してみると良いでしょう。

 

 

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