ソニー生命のグローバルギフトの評判とソニーライフ・エイゴン生命との関係性について
目次
評判の高いグローバルギフトを販売しているソニー生命とソニーライフ・エイゴン生命はどういう関係?
グローバルギフトはソニー生命が販売していますが、商品は「ソニーライフ・エイゴン生命」社が開発したものです。
この保険は公的年金に不安を持つ人たちの「受け皿」として機能しており、リスクを最小限にして好調なときは恩恵をしっかり受け取れる保険として、特に保険の専門家には評判が高い商品となっています。
ソニーライフ・エイゴン生命は、個人年金保険専業の保険会社として、ソニー生命とオランダのエイゴングループとの折半出資により設立された会社で、ソニーファイナンシャルグループ傘下の会社になります。
エイゴングループは、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジアの20ヶ国以上で事業を展開する、世界を代表する保険会社の1つです。
2つの大企業の出資により誕生したソニーライフ・エイゴン生命は「個人年金を人生年金へ」を企業スローガンとしており、年金保険の質はかなり高いと思います。
今回はそんなグローバルギフトの商品性やメリット・デメリット、この商品の保有目的など私の意見を交えてお話していきます。
ソニー生命のグローバルギフトとはどんな商品なのか
ソニー生命で販売しているグローバルギフトは、一時払いの外貨建変額個人年金保険です。
変額年金保険とは、払い込んだ保険料を保険会社が特別勘定で運用を行い、その運用実績により受け取れる年金額が変動する個人年金保険のことです。
グローバルギフトのコースは2種類あり、判定期間中に積立金額が基本給付金額(一時払保険料)の105%に到達するたびに、運用成果額として受け取れる「運用成果受取コース(I型)」と、より高い収益性を目指した別の特別勘定で運用することができる「積極運用コース(II型)」のいずれかを契約時に選択します。
また、年金原資額と死亡給付金額は、基本給付金額(一時払保険料)が契約通貨で最低保証されている為、安心して預けることができます。
ソニーライフ・エイゴン生命のグローバルギフトの特徴は?
グローバルギフトの商品の特徴は、
1.申込時に契約通貨(米ドル、豪ドル)を選択するが、払込通貨は円でも可能です。
2.運用成果額は、契約通貨だけでなく「円」でも受け取れます。
3.特別勘定の基本部分(ベースアカウント)は、運用対象資産の組入比率を毎月見直し、価格変動リスクのある資産の割合を毎営業日調整する仕組みを備え、大切な資産を安定的にふやすことを目指すグローバルアクティブファンドです。
ソニー生命のグローバルギフトのメリットとデメリット
グローバルギフトは外貨建てで、ドルは円よりも利率がよく高い運用益が期待できますが、換金時の為替リスクがあります。
ただし、ドルは世界の主軸通貨なので換金にこだわらず、ドルで保有しておくという選択肢もあり、複数の通貨を保有することは資産分散という点ではメリットがあります。
また、アクティブファンドは収益を上げるために多く売買を繰り返すので、売買手数料が運用コストに上乗せされ、インデックスファンドに比べてコストが高いというデメリットがあります。
ソニー生命のグローバルギフトのまとめ
もともと、個人年金の商品を選ぶ基準は「利率」が大きなウエイトを占めるものなので、利率の高い外貨建ては人気が高いですし、日本円だけでなく外貨や変額年金のような投資性商品にも自分の資産を分散させる目的として、グローバルギフトを選択するのは賛成です。
最大のデメリットは、途中解約時の元本割れですから、そこを注意すれば、円建ての変額保険よりもリスクは低いと感じますので、老後の資金を増やす目的としては決して悪くない商品だと思います。