日本生命の個人年金保険の利率が高いって本当?他社との比較分析をしてみた!
目次
日本生命の個人年金の利率って高いの?の前に知っておいてほしい利率の事
日本生命の個人年金の利率が高いという評判がよく聞かれますが、その前に年金の利率についてご説明します。
生命保険会社が個人年金の説明の際によく出てくる「予定利率」という言葉は知っていますか?
ちなみに、日本生命は2017年4月以降に予定利率を1.35%から0.85%に下げているという直近の変更がありますし、
今までもたくさんの予定利率の変更を行っています。
予定利率とは?
保険会社が定める予定利率というのは簡単に言うと、保険会社が保険契約者に約束する運用利回りの事です。
- 予定利率が高ければ、月々の保険料が安くなる
- 予定利率が低ければ、月々の保険料が高くなる
といったもので、一般的に定期預金等で言われている「金利」とは違っています。
例:同じ500万円をもらうと仮定すると
予定利率が高ければ、運用で増えて簡単に500万円お返しできるので保険料が安く300万円程度で済みます。
低ければ、運用で増える金額も少ないので保険料を契約者様から多くもらわなければならないという構造で450万円支払い500万円の受取です。
金額は、あくまでの例ですが、予定利率の仕組みをわかっていただけたでしょうか?
日本生命の個人年金保険の利率は高いの?
では結局、日本生命の個人年金保険の利率は高いのでしょうか?
まず結論を言いますと、「普通」です。
昔は率を良くしようと一括払いの一時払い年金もありましたが今はありません。
現在の日本生命の返戻率は、年齢、性別によっても変わってきますが、単純受取額だけを見ると、約103%~105%です。
日本生命の年金受取繰延(受け取る年齢を引き延ばす方法で最長5年のばせる)をすれば1や2%上がりますが、他社も同じです。
日本生命の個人年金保険の利率は他社と比べると高いのか?
日本生命の個人年金保険の利率が高いのかどうかを他社を交えて見てみましょう。
他社の個人年金は一体どれほどの返戻率なのでしょうか?
2018年度の利率で何社か参考にして参ります。
マニュライフ生命の「こだわり個人年金(外貨建て)」の場合
マニュライフ生命の「こだわり個人年金(外貨建て)」はあくまで外貨建ての商品で、
為替リスクがあるので一概に1番いいとは言えませんが、返戻率は非常に高い商品です。
約108%〜160%の間で変動し、108%は20歳加入で最低利率で回った場合の返戻率です。
住友生命の「たのしみワンダフル」の場合
住友生命の「たのしみワンダフル」は、大手保険会社の中で純粋に返戻率が高いのでご紹介します。
20歳の加入で、約108%の返戻率を誇ります。
明治安田生命の「虹色きっぷ」の場合
明治安田生命の「虹色きっぷ」は 25歳加入で約106%の返戻率を誇ります。
日本の大手保険会社の中で住友生命に次いで2番目の返戻率を誇っています。
日本生命の個人年金保険の利率は他社と比べて高いとは言えない
日本生命の個人年金保険の利率は、最終の返戻率が105%とする中で大して高くありません「普通」なのです。
現在は上記に紹介下以外の保険会社にも年金保険を準備している会社がありますが、どこも100%〜108%がいいところです。
ご加入される年齢によっては逆転する事もありえますが、利率は高くもなく、特別低くもない「普通」なのです。
どうしても年齢等で正確な返戻率を知りたい場合は、ニッセイ営業職員に個人年金の返戻率をシュミレーションしてもらってみてください。
日本生命の個人年金保険の利率高いのかまとめ
日本生命の個人年金保険の利率は、はっきり言うと高くありませんが、低くもありません。
至って普通の個人年金保険で、悪いとも言えず、良いとも言えません。
日本生命の個人年金はいくらから加入できるのかというと1万円からです。
安定的な将来の年金の為に入られるならば大手保険会社の年金をお勧め致しますが、
どうしても利率が気になる方は、マニュライフ生命の個人年金保険を見てみてはいかがでしょうか?