明治安田生命虹色きっぷの評判が低下した理由・年金保険の注意点

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明治安田生命虹色きっぷの評判が低下した理由・年金保険の注意点

   

明治安田生命の虹色きっぷは以前よりも評判が落ちた理由を解説

明治安田生命の虹色きっぷは年金保険の一種で、年金保険自体は未だ人気の商品なのですが、虹色きっぷも含めて一般顧客からの評判は以前に比べて低下してしまいました。

なぜなら、金利が低下してしまっているこの状況では、年金保険は昔のような魅力的な商品でなくなっているためです。

今回は虹色きっぷに加入する際にどういった点に注意が必要なのかを中心に説明していきたいと思います。

なぜ明治安田生命は虹色きっぷなどの保険を銀行で販売しているのか?

明治安田生命の保険の販売手段は(販売チャネル)「個人営業」「法人営業」「代理店営業」の3種類あります。

簡単に説明すると

  • 個人営業=営業職員が直接顧客に保険を販売
  • 法人営業=企業に所属する従業員向けの団体保険を販売
  • 代理店営業=銀行などの代理店経由で保険を販売

となり、虹色きっぷなどは銀行経由で販売されているため、代理点営業チャネルに分類されます。

銀行などの代理店に保険を販売してもらうことにより、販売した商品に応じた手数料が保険会社から銀行に支払われる仕組みとなっており、この手数料が銀行の貴重な収益源となっています。

また、明治安田生命の社員や営業職員は代理店契約のある銀行の口座を開設したり、紹介をしたりなど持ちつ持たれつの親密な関係を長年に渡って継続しています。

虹色きっぷは、みずほ銀行やりそな銀行をはじめとしたこちらの金融機関で取り扱いがあります。

明治安田生命の虹色きっぷの評判が低下してしまった理由は?

明治安田生命の虹色きっぷの評判が低下してしまった理由は、2017年の4月に行われた予定利率の改定により、保険料が値上がりしてしまったことです。

これは明治安田生命だけでなく、他の保険会社も保険料を値上げしたり、貯蓄性の保険を販売停止したりしました。

つまり、虹色きっぷだけでなく、年金保険の自体の評判が低下してしまったともいえます。

虹色きっぷの受取率は他の年金保険と比べても悪くないのだが・・・

虹色きっぷは年金保険の中では比較的受取率の高い商品ではありますが、客観的に見るとそこまで受取率が高くありません。

例えば、パンフレットに記載されている、契約年齢30歳、年金開始65歳、据置期間5年、月払保険料30,000円の場合、年金受取の受取率は105.9%です。

5.9%増やすためにら35年費やしているため、実質の利率は約0.17%ですので、定期預金の利率が0.01%程度であることを考えれば確かに得かもしれません。

しかし、現在の金融政策は2%のインフレを目標としており、つまり毎年2%ずつ物価が高くなるような政策を日銀は進めているため、年金保険や定期預金では目減りしてしまう可能性が大です。

明治安田生命の虹色きっぷは顧客からの評判は以前は良かった

明治安田生命の虹色きっぷは、顧客からの評判は以前は良かったです。

評判が良かった理由は以下の通りです。

虹色きっぷは定期預金よりも金利が高い

虹色きっぷは、銀行の定期預金よりも金利が良いため、人気の商品です。

普通に銀行に定期預金で預けていても、昔に比べてあまり増えませんが、代わりに虹色きっぷなどの年金保険に加入することにより、より効率的に資産を増やすことが出来ます。

保険料が値上げになる前は、受取率が120%を超えていたため、まだ年金保険として魅力がある商品でした。

虹色きっぷは銀行で販売されているため安心できる

虹色きっぷは地方銀行や都市銀行などの銀行で販売されているため、銀行というお金の専門機関の職員が説明をし、勧誘をしてくるため、

生保会社の営業職員が勧誘するよりも、安心感や説得力を感じやすい傾向にあります。

生命保険料控除により税金の負担が減る

虹色きっぷは年金保険であるため、生命保険料控除の対象となら、所得税や住民税の負担が減ります。

更に、年金保険に加入していると、死亡保険や医療保険と別枠で生命保険料控除が適用できるため、死亡保険や医療保険にたくさん加入していても更に控除を受ける事が出来ます。

以上が虹色きっぷが評判が良かった理由です。

もちろん、銀行で販売されていることと、生命保険料控除が受けられることは、今も変わりませんが、保険料の値上がりの影響が大きいため、結果的に以前よりも評判が低下しています。

明治安田生命の虹色きっぷは銀行からの評判は悪くない

明治安田生命の虹色きっぷの評判は売り側である銀行からの評判は比較的良いです。

なぜなら前述の通り、虹色きっぷを販売すると手数料収入が入るため、銀行にとっての収益源となります。

以前は銀行の収益源といえば、個人や企業に融資をする、つまりお金を貸して、利息による収入を収益としていましたが、

現在は金利が低下したことにより、利息による収入だけでは収益を確保することが難しくなっています。

そこで、現在の銀行は投信や保険などを販売することにより、販売会社から手数料収入を得ることにより収益を確保しています。

更に虹色きっぷは年金保険のため、銀行が販売している商品の中でも、外貨建の保険などに比べて理解しやすくリスクも少ないため、顧客からの評判も良いため銀行からの評判も悪くありません。

明治安田生命の虹色きっぷに加入する際に注意したいこと

明治安田生命の虹色きっぷには加入する際に注意しなければいけない点が存在します。

保険だと気付かずに加入してしまったというクレームが多い

虹色きっぷは、銀行で加入の手続きをするため、保険だと知らずに加入してしてしまい「保険とは聞いていない!」と問い合わせをしてくる方が稀にいるため注意が必要です。

もちろん、銀行員も保険であることをしっかり説明するように、今は指導されていますし、パンフレットにも大きく「この商品は保険です」と表記されています。

説明を聞くときは、銀行だからといって安心しきるのではなく、しっかり最初から最後まで説明を聞くようにしましょう。

元本割れを起こす

虹色きっぷは、加入してから数年以内解約をしてしまうと、払い込んだ保険料よりも、解約により戻ってくるお金(解約返戻金)の方が少なくなってしまう元本割れを起こす可能性があります。

また、解約しても元本割れが発生しなかったとしても、解約返戻金の返戻率にはあまり期待できません。

自分は早期で解約しないと思っていても、生活環境の変化により、保険料が払えなくなって解約したいと思ったり、金利の上昇により、より魅力的な年金保険が発売され、乗り換えたくなる場合など、意外に解約のリスクや可能性は多く潜んでいます。

評判がいまいちな明治安田生命の虹色きっぷよりiDeCoも検討してみる

顧客からの評判が低下しつつある明治安田生命の虹色きっぷに加入するよりも、節税効果の高いiDeCoを検討する選択肢もあります。

iDeCoは個人型確定拠出年金の事で、簡単に言うと、年金を確保するために、自分で投資して運用してね!という制度です。

投資によって増加した運用益は全額非課税で、投資の掛け金は全額所得控除の対象となるため、節税効果は年金保険よりも数段優れています。

きちんとした運用先を指定すれば、年金保険とは比べ物にならないリターンを得ることができ、リスクなども最小限にすることが出来るので、調べてみてはいかがでしょうか?

明治安田生命の虹色きっぷの評判まとめ

明治安田生命の虹色きっぷの評判自体はあまり悪くありませんが、虹色きっぷで将来の年金がしっかり貯められるかは疑問が残ります。

現在は前述したようなiDeCoなど、保険以外でも年金を確保する手段もあるので、ご自身に合った方法を検討してみてはいかがでしょうか?

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