格差社会に生まれた住友生命の『笑顔の約束』の評判は?収入の違いによって評価が変わる
目次
住友生命の『笑顔の約束』 の評判
住友生命の『笑顔の約束』の評判は、富裕層には住友生命というネームバリューによって安心感から一定の層には人気がありますが、一般的な収入の人には酷評になっている商品です。
住友生命の保険商品ですが窓販商品とも呼ばれ、多くの金融機関の窓口のみで販売する商品になり、金融機関のお得意様などをシェアできる点や代理店などよりもブランドバリューがあるので安心して加入できるという安心感で販売数は安定しているんですね。
しかし、安定した販売数の裏には格差と経済的余裕の温度差が垣間見えます。
今回はそんな住友生命の『笑顔の約束』の評判についてお話したいと思います。
住友生命の『笑顔の約束』とは
住友生命の『笑顔の保険』は一時払いの 5 年ごと利差配当付指定通貨建終身保険です。
金融機関での窓口のみの取り扱いであり、SMBC系の三井住友銀行とSMBC日興証券が販売をしています。
指定通貨は2種類で米ドルと豪ドルで、米ドルと豪ドルのどちらか指定した外貨で支払うことが可能です。
為替レートは支払いをするときの時価で円を米ドルと豪ドルのどちらか指定した外貨に換えて支払うことこともできるのが特徴です。
為替手数料が関わることに注意する必要があり、配当に関しても運用実績が為替や経済的な変動で著しくない場合などは配当が0円であることも留意するべき商品です。
『ふるはーとJロードグローバル』との違い
住友生命の別の外貨建て保険である『ふるはーとJロードグローバル』と『笑顔の約束』の基本的な違いはなく、基本的な保障内容や引き受け基準などは変わりありません。
取り扱う金融機関の数や特約に関して、『ふるはーとJロードグローバル』にしか付加することができない『目標到達時円建終身保険変更特約』があります。
目標到達時円建終身保険変更特約とは、簡単に説明すると円換算した解約返戻金の目標値を決めて、目標を超えたら円建てから自動的に終身保険に切り替わる特約です。
評判も格差、住友生命の『笑顔の約束』は本当に笑顔を約束してくれるのか
住友生命の『笑顔の約束』とは、前述通り外貨建て商品でリスクが生じる中、国内での運用だと金利が低すぎて商品としてメリットが少なすぎるため、営業に力を入れていると言えます。
『ネットなどの評判では2000万円くらいなら利用してみようと思う』などお金持ち感のある前向き意見もありますが、逆に思い切り酷評を出しているサイトのほうが多いのは当然でしょう。
ドル建て商品に関してはリスクも大きく配当も確約されるほどの経済市場の安定性もないのでパンフレットの売り文句を鵜呑みにはできないのは確かです。
私はリスクを背負って笑顔になりましょう!と約束されても約束を破られて泣くくらいなら良いですが、老後の資金がショートするので、増えずとも安定を優先したいと思います。
笑顔も引きつる平均的な所得層には恐れ多い『笑顔の約束』
日本の金利が低いからと一般的な年収の方が外貨へ移行するケースが多いようです。
私もごくごく一般的な年収であり貯蓄額ですが、老後への不安は拭いされません。
『リスクをとって多く増やす』などという、リスクを取れるほど余裕はありません。
しかし、富裕層の方には他の外貨建て商品でもお伝えしている通り相続対策で寝かせるお金であれば加入にメリットはあるでしょう。
解約返戻金を受け取って何十年後の趣味に使いましょう!とはとてもではないが魅力を感じません。
住友生命の『笑顔の約束』の評判は悪くて当然と言える
外貨建ての保険を語るといつも、着地点は同じようなことになってしまいますが、一般的な年収で退職金などを仮に笑顔の約束にして目減りした場合は老後難民です。
『笑顔の約束』の評判が良くなくて当たり前というのが私の見解であり、堅苦しい言葉で言えば『世論』なのではないでしょうか。
なぜなら、景気の改善は数字上であり、実感がないと答える人が多い中、増税が控え支出が増えると想像がつく中で、本当の意味で外貨建てにメリットを感じ、評判がよくなる日はまだまだ遠いと言える。
同じように住友生命の笑顔の約束も、一般的な所得の私には契約してから常に引きつった笑顔しか約束はされないでしょうね。