損保ジャパンの評判が悪い理由は『対応力』
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損保ジャパンの評判が悪い理由
損保ジャパン日本興亜は『損ジャ』と保険業界では呼ばれている大手損害保険会社ですが、損保ジャパンはの評判は悪いと耳にする方も多いと思います。
実際、損保ジャパン日本興亜は不当な保険金支払いや合併による営業員の対応力の差などから代理店からも個人からもあまり評判が良くありません。
今回は損保ジャパンと呼ばれるようになった流れや、社風、保険業界の評判も含めて記事にしてみようと思います。
損保ジャパンの母体前身
損保ジャパンン日本興亜は計4つの損害保険会社が母体となっています。
- 安田火災海上保険
- 第一ライフ損害保険
- 日産火災海上保険
- 大成火災海上保険
財閥系損害保険会社も合併されており、現在の損保ジャパン日本興亜になったのは2014年で、まだまだ設立してからの年数は浅い保険会社です。
合併が重なり、様々な血が入っている損保ジャパン日本興亜は、対応にまだまだレベル差が生まれるのも納得です。
損保ジャパン日本興亜の酷評は不祥事が重なってできた
損保ジャパン日本興亜は、不当な保険金支払いが複数回あり自動車関係(板金や修理工場)などは特に損保ジャパンの代理店をしたがらない傾向にあります。
そして、損保ジャパン日本興亜は個人情報の漏洩・紛失が多く直近では2015年に個人情報の紛失が起こっており新聞やニュースでも取り上げられました。
そのため個人からの信用や良い評判も中々得られていないのが現状です。
損保ジャパンの事故対応
損保ジャパンの事故対応に関して、交通事故後の保険金請求・未払いでトラブルが多いようです。
損保ジャパン自体は、保険金の不払いで裁判があった過去があるので、現在では保険金自体はしっかり払っているようですが、事故対応の電話対応やアジャスター(事故鑑定)で高圧的な態度を取る社員が多いと評判が悪いですね。
保険の代理店店主曰く、『親身な対応とは程遠い』という理由で他社の損害保険会社へ保険期間中にも関わらず、解約をして保険に加入し直したというケースも多々あるそうです。
事故して慌てて電話をしても、「保険金は保険会社が払うもので、代理店は契約が仕事だ」と事故受付の電話番号を言われて心配の一言もなかった。という話も聞きました。
HP上で損保ジャパンは交通事故の示談交渉を行ってくれると言っていてもこのような高慢な態度だと評判も悪くなってしまいますよね。
他社の保険代理店からの評判の悪さ
損保ジャパン日本興亜の代理店をしている会社は、保険会社の『親身な対応が欠けている』という声と同じように「できない・わからない・知らない・保険会社に言ってくれ」という不親切な対応をする代理店もあるようです。
『乗合代理店をしたい』という、保険代理店が複数の保険会社を取り扱いたいというときに提出する要望書(乗合承認書)を出すことが保険業界の決まりとしてあるようなのです。
しかし、大手の損保会社よりも損保ジャパンは返答が遅く『承認しない』という返事が返ってくることが多いという部分で保険代理店の経営者からも不満の声が上がっていると、財閥系損害保険会社の支社長は教えてくれました。
損保ジャパン評判が悪いのは抜本的な社風にあるのか
損保ジャパン自体対応の評判が悪いのは、多くの合併に伴う合併会社同士のマニュアルや社風がぶつかるため、対応する人によって、育てられた上司の母体会社によって差が生まれていると言えるでしょう。
保険内容ではなく『人』への評判の悪さを解決しなければ、抜本的な損保ジャパンの飛躍は難しいと言えます。
そして、今後も保険料の引き下げが損害保険業界では行われるそうですが、不祥事があれば不祥事を払拭する『契約者への満足や安心』を提供しなければなりません。
それにも関わらず損保ジャパンのグループ会社のセゾン自動車保険は通販型自動車保険業を行っています。
保険料の安さは感じますが、『万が一の時に親身に対応してもらいたい』という『保険契約者の根本的なニーズ』に不安に感じるのは言うまでもありません。