第一生命の学資保険、解約返戻金の具体的金額と払込免除がオススメな理由
目次
第一生命の学資保険で解約返戻金が良いのは「Mickey」
第一生命で解約返戻金(解約返還金)がある保険は貯蓄型(積立型)の保険になり、主に終身保険や学資保険、個人年金保険などになります。
学資保険といえば、子どもの大学資金の貯蓄の為に契約する方がほとんどだと思いますが、経済的な面や家庭の色々な事情で解約せざる得ない事もあるかと思います。
たしかに第一生命の学資保険では、Mickey(ミッキー)が一番解約返還金が高いですが、色々な事情を考え、3種類の学資保険のうち、どれがおすすめなのかご説明したいと思います。
※解約返戻金の金額がいくらなのかは営業員が持ってくる保険の設計書に全て記載されていますので契約する前にご確認ください。
学資保険は全部で3種類。その中で4種類の払済方法から選択する
第一生命で取り扱っている学資保険は「こども応援団(A型)」「Mickey(B型)」「Mickey(C型)」の3種類です。
払済方法は「15歳払済22歳満期」「18歳払済22歳満期」「5年払済22歳満期」「10年払済22歳満期」の4種類です。
一番返還率が良いのは「Mickey(C型)」の「5年払済22歳満期」です。
契約者 30歳男性 被保険者 0歳 毎月の保険料24,024円 5年間 満期の受取総額の割合 104.06%
経過年数 | 死亡給付金(被保険者死亡時) | 払込保険料累計額 | 解約返戻金+学資金受取累計額 | 返還率 |
1年 | 300,000円 | 288,288円 | 161,850円 | 56.1% |
4年 | 1,200,000円 | 1,153,152円 | 1,030,410円 | 89.3% |
5年 | 1,500,000円 | 1,441,440円 | 1,324,710円 | 91.9% |
16年 | 1,500,000円 | 1,441,440円 | 1,452,180円 | 100.7% |
19年 | 1,200,000円 | 1,441,440円 | 1,486,500円 | 103.1% |
22年 | 300,000円 | 1,441,440円 | 1,500,000円 | 104.0% |
上記の第一生命学資保険「Mickey(C型)」の解約返戻金シミュレーションは「5年払済22歳満期」です。
もしどうしても解約しなくてはならない事がおきたらせめて返還率が100%になるまで待ってはどうでしょうか。
Mickey(C型)は特に貯蓄だけ求める学資保険なので元本が割れてしまっては意味がないと思います。
ですが、営業員がすすめるのはたとえ返還率が悪くても「こども応援団(A型)」です。
払込免除を考えても解約返戻金より保障内容で「こども応援団」がおすすめ
ただ効率的に教育資金を貯めるなら「Mickey(C型)」でもいいのですが、契約者(ご両親)に何かあっては貯蓄ができるものもできなくなってしまいます。
もしも契約者の保障が十分でない時は、契約者が死亡時に保険料の払込免除になる「Mickey(B型)」もしくは、「こども応援団(A型)」をまずおすすめします。(契約者が①所定のがん②急性心筋梗塞③脳卒中④要介護⑤身体障害状態⑥死亡のいずれかに該当したときに保険料払込免除となる)
もちろん契約者(両親)も生命保険等に加入済みだとは思いますが、万が一の時は仕事はできないと思うので、そんな時に医療にかかるお金と生活にかかるお金、さらに貯蓄まで考えるのは厳しいと思われます。
なので契約者自身の保険の保険料免除特約も大事ですが、大切なお子さんの為に折角学資保険を考えるのであれば、学資保険にも払込免除特約が必要なのではないでしょうか?
そして死亡時よりは、がんや心筋梗塞など長患いになった時が一番大変なので「Mickey(B型)」よりは「こども応援団」がおすすめなんです。
もしどうしても解約をしなくてはならない事情ができたら・・・
年金や学資保険も含め貯蓄型の保険は解約をするとどうしても元本が割れてしまうことが殆どです。
もう少しで満期という時に解約しなくてはいけない事情ができてしまったのなら、一旦、契約者貸付を考えてみるのも良いかもしれません。
契約後数年は貸付はできませんが、満期近くでしたら貸付ができる事が多いです。(貸付が可能かどうかはコンタクトセンターへ電話でも問い合わせられます)
ただ、第一生命の貸付は利息が複利なので、毎年利息分だけでも返済することが必要になると思います。