あんしん生命のマーケットリンクの評判をユニットリンクと比較し検証!
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東京海上日動あんしん生命より発売されたマーケットリンクの評判は運用先が手堅い!
最近、人気が急上昇している評判な保険として紹介されることが多い変額保険ですが、つい最近(2017年8月)東京海上日動あんしん生命保保険より変額保険「マーケットリンク」が販売されました。
マーケットリンクは運用先が手堅いことで話題となっていますが、似た商品として比較検証されるアクサ生命の「ユニットリンク」との違いについて紹介していきたいと思います。
マーケットリンクとは?
マーケットリンクは「万一の際の保障」と「計画的な資産形成」のニーズに応える有期型の変額保険です。
契約者が指定した特別勘定(ファンド)で運用し、運用実績に応じて受け取る満期保険金や解約返戻金が増減しますが、満期保険金や解約返戻金に最低保証はありません。
マーケットリンクの特徴
運用先の特別勘定(ファンド)は8種類あり、組入れ割合も1%単位で選択でき、運用レポートを参考に年12回まで変更可能です。
契約途中で死亡や高度障害状態になった場合には、基本保険金額と積立金額のいずれか大きい金額を受け取ることができます。
契約途中に「終身保険」や「払い済み」に変更することができ、満期保険金を年金受け取りにすることも可能です。
マーケットリンクとユニットリンクの違い
基本的な仕組みはほとんど同じですが、2つの商品の大きな違いは運用手法にあります。
ユニットリンクは運用実績を重視した「アクティブ運用」を取り入れており、その分運用コスト(手数料)が高くなる傾向があります。
一方、マーケットリンクは目標とする指標(ベンチマーク)と同じ動きを目指すタイプで、「パッシブ運用」と呼ばれており、手数料が安いのが特徴です。
パッシブ運用の利点は、投資対象がほぼ同じファンドの場合、アクティブ運用よりも手数料が安いので結果的にリターンが高くなるので、マーケットリンクの方が手数料が安いという点でメリットといえるでしょう。
マーケットリンクとユニットリンクの予定利率
マーケットリンクの予定利率は2.75%となっており、アクサ生命の3.0%と比べると低く設定されています。
数字だけを見るとユニットリンクのほうが劣っているように思えますが、違います。
マーケットリンクは変額タイプの養老保険なので、運用成果によって満期の時の保険金が変わります。
予定利率が最初から低く設定されているということは、2.75%という低い運用実績であっても予定通りの満期保険金額を契約者に還元することが出来るのです。
一般的には、保険商品の予定利率は高ければ高いほど契約者にとって有利なのですが、有期型の変額保険ではその逆になります。
マーケットリンク加入時の注意点
契約者が選んだ特別勘定の運用実績によって、受け取るお金が増えたり減ったりする商品であり、解約返戻金や満期保険金への最低保証もないので、場合によっては払い込んだ額よりも、受取金額が少なくなってしまう可能性があります。
契約してから10年未満で解約や払済をすると、解約控除がある為早期であればあるほど、積立金から一定の比率で差し引かれてしまうので、10年以上は続けないと損をしてしまいます。
運用実績によって積立金が増減する商品なので、保険期間を長め(65才とか80才)に設定しておき、運用成果がいいタイミングで解約することを前提に加入すると良いかと思います。
マーケットリンクについてまとめ
マーケットリンクは10年以上の長期で運用を考える保険商品です。
運用実績が高ければ高いほど、長期になればなるほど解約返戻金が高くなります。
マイナス金利の現在において、「少しでもお金を増やせる可能性がある、貯蓄性のある保険」を選ぶのであれば、手堅い運用を行っているマーケットリンクは選択の価値があると思います。
ただし、変額保険は運用次第で増減し、もしかしたら払い込んだ保険料を下回る可能性があるというデメリット部分を忘れてはいけませんので、検討の際はその点もしっかり考慮しておきましょう。