マニュライフ生命のこだわり個人年金保険のデメリットは回避できる
目次
マニュライフ生命のこだわり個人年金保険にデメリットはないの?
マニュライフ生命のこだわり個人年金保険(外貨建)は、保険料の減額や保険料払込の停止と再開もできる、長期継続しやすい個人年金であるところが魅力の商品ですが、ネットの口コミなどではデメリットばかりクローズアップされて悪い評判もそれなりに多く見られ、評価が分かれる商品のようです。
そこで今回は、こだわり個人年金保険のデメリットに注目しながら、専門家の視点で検証してみます。
マニュライフ生命のこだわり個人年金保険の特徴
マニュライフ生命のこだわり個人年金保険で運用する外貨は「米ドル」もしくは「豪ドル」で、積立利率は市場金利の動向に合わせて毎月見直されますが、どちらの通貨も1.5%の最低保証積立利率が設定されています。
また、こだわり個人年金保険は家庭の経済状況が厳しくなった場合にも対応できるよう、保険料の払込を停止することが可能で、停止後に間をおいて再開することもできます。
さらに一定の範囲内で保険料の減額が出来、もしも「子供も独立したから、保険料を少し減らしたいな」という要望が出てきた場合にも応えることが出来るなど、積立比率を変えてることができる柔軟性の高い商品です。
マニュライフ生命のこだわり個人年金保険のデメリット意見
運用通貨の選択は自己責任
このような外貨建ての保険は、どの通貨で運用していくかを自己責任で決めなければならず、開始時に選んだ通貨は後で変更することができません。
選んだ通貨によって資産形成の具合も変わってきてしまうので、選ぶ際はかなり迷ってしまいます。
将来の年金額が確定していない
ドルでの運用なので為替リスクがあり、毎月ドルコストで積立てていくので将来の年金額が確定しておらず、「将来いくら貰えるのかが確定していない」という意見を多く耳にします。
また、今後外貨の金利がとても低くなったり、年金受取り開始時期になってから急に円高が続く状況になってしまった場合もあまり得にはなりません。
10年未満の解約での解約控除
契約してから10年未満で解約したときには「解約控除」といって、積立金から所定の金額が差し引かれてしまうので積立金がかかり減ってしまいます。
マニュライフ生命のこだわり個人年金のデメリットを回避するには
マニュライフ生命のこだわり個人年金は、他の保険商品と比較しても類を見ないリスク回避方法があります。
運用通貨の選択は米ドルと豪ドルどっちが良い?
米ドルは世界の基軸通貨として流動性が高く、他の通貨と比べても急変が起きにくい為人気が高く、中長期の運用に向いている通貨です。
また、豪ドルは資源通貨とも呼ばれ鉱物・エネルギーの価格変動に影響を受けやすく、中国との貿易が盛んな為中国の景気にも影響を受けますが、国の信用度は抜群に高いので長期運用の通貨としては安心感があります。
長期継続することが前提であれば、どちらの通貨を選択してもそこまで大差はないと思います。
為替リスクの影響があるのは年金受取りのとき
為替レートは常に動きますので、保険料を払っている間よりも年金を受け取るときが一番重要です。
年金を受け取るときに円安か円高かはわかりませんが、マニュライフ生命のこだわり個人年金の受取方法はかなり幅広く用意されている為、契約者にとってかなり都合のいい選択ができます。(もちろん、受け取り方を考えないと元本割れをしてしまう可能性もあります。)
年金の受け取り方の種類
【円高のとき】年金原資はドルのままにし、受け取りもドルで受け取る(円安になったら円に換えることも可能)
【円安のとき】年金原資を全て円に換え、そのまま円で受け取る
【判断出来ないとき】年金原資はドルのまま、為替に関係なく毎年ドルを円に換えて受け取る(途中で一気に原資を円に換えることも可能)
【受け取る時期をずらしたいとき】保険料の支払いを最大5年延長することが出来、5年の間に円安がきたら受け取る
マニュライフ生命のこだわり個人年金保険の総評
マニュライフ生命のこだわり個人年金保険はデメリットの回避手段もあり、他の保険商品と比べても不安要素は少ないと思いませんか?
柔軟性が複雑すぎて難解だという意見はデメリットに捉えられがちですが、それだけ選択肢があるというメリット面と捉えることも出来ますし、解約控除もこの商品のルールであると理解していれば良いことで、過剰にデメリットだと思う必要はないように思います。
総合的に見ると、マニュライフ生命のこだわり個人年金保険はリスクの少ないとても優れた年金保険だと言えるのではないでしょうか。
興味のある方は是非、マニュライフ生命でシミュレーションをしてみて、ご自身のライフスタイルに合わせた個人年金保険を検討されてみてはいかがでしょうか。