ひまわり生命の無選択型終身保険「新・誰でも終身」と他社の保険を比較検証!
ひまわり生命の無選択型終身保険とは?
無選択型とは、「選択が無い」つまり健康状態に関わらず誰でも加入できる保険のことを指します。
健康状態に関する審査がないので、告知項目が少ない限定告知型よりも更に加入しやすい保険です。
告知なしで入れる保険な分、当然デメリットも多い保険なので注意しなければならない点が多々あります。
この記事では、ひまわり生命が販売している無選択型終身保険「新・誰でも終身」の商品概要と他社の無選択型終身保険と比較してどうなのかを解説していきます。
ひまわり生命が販売している無選択型終身保険の商品概要は?
まず、ひまわり生命が販売している無選択型終身保険「新・誰でも終身」の保障内容は、亡くなったときに死亡保険金が受けとれる保障のみで、付加できるオプションなどもない非常にシンプルな保険になります。
保険期間は一生涯ですが、加入できる年齢は40~75歳と決められています。
健康状態に関する審査がないので、大病を患っている方でも加入できますが、その分普通の終身保険と比べると保険料はかなり高くなっています。
また、加入してから病気で2年間以内に亡くなった場合は、加入時に設定した死亡保険金額ではなく、支払った分の保険料相当額のみが死亡保険金として支払われます。
<試算条件>被保険者:男性・50歳/保険金:500万円/終身払い/月払い・無選択型終身保険⇒20,405円
・終身保険⇒13,625円
誰でも加入できるのか?告知が不要?
ひまわり生命の無選択型終身保険は告知書を保険会社に提出しないので、健康状態による審査はありませんが、実は全員が加入できるわけではありません。
申込み時に注意しなければならないことは主に3つあります。
1つ目は年齢で、契約できる年齢が40~75歳までとなっているため、若い人は加入することができません。
2つ目は被保険者が申込日に入院中である場合は、たとえ無選択型でも保険の申込みをすることができません。
3つ目は他の保険の加入状況で、生命保険は収入などに対して保険金額が適切であるかがチェックされますので、他に保険金額が大きい死亡保障を持っていると加入を断られる場合があります。
他社の無選択型と比較するとどう見える?
無選択型終身保険は販売している生命保険会社自体があまりないのですが、各会社の保険料は下記の通りです。
<試算条件>被保険者:50歳・男性/終身払い/月払い
保険会社 | 保障内容 | 保険料 |
【ひまわり生命】新・誰でも終身 | 病気・ケガで死亡:100万円 | 4,081円 |
【FWD富士生命】持病があっても!終身保険 | 病気・ケガで死亡:100万円 | 4,438円 |
【アフラック】終身保険どなたでも | 病気で死亡:83万8千円 ケガで死亡:335万2千円 | 4,000円 |
アフラックの保険金額は死因により金額がことなり、災害で死亡した場合は病気で死亡した場合の4倍が受け取れるため、ひまわり生命と単純比較はできませんが、
同じ保障内容のFWD富士生命と比べると、ひまわり生命の方が保険料が安いので、無選択型終身保険のジャンルではおすすめ度が高い商品と言えます。
※今回紹介した保険会社の他にも、ソニー生命の無選択型「米ドル建一時払い終身保険」や、メットライフ生命(メットライフアリコ)の限定告知型「終身保険 ずっとスマイル」などもあります。
新・誰でも終身のまとめ
ひまわり生命が販売している無選択型終身保険(新・誰でも終身)は健康に関する告知なしで申込みができますが、年齢は40~75歳の方に限られており、保険料は通常の終身保険と比べて割高になっています。
無選択型終身保険は取り扱っている保険会社が少なく、ひまわり生命の「新・誰でも終身」はおすすめ商品ですが、検討する際には必ず、
通常の終身保険が加入できないか? → 限定告知型で加入できないか? → 無選択型
の順番で検討しましょう。
最後の手段として加入する無選択型終身保険に加入する意義ですが、ひまわり生命の場合、保険金額の上限も500万円と少なめなので、自身の葬儀費用の準備として活用するには良いかもしれません。
入院中の場合は無選択型終身保険にも加入できないので、いずれにせよ保険は健康なうちに検討して、加入せずともどういう状態だと保険に加入できないかは把握しておきましょう。